資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

ほぼ完成

2025-01-15 17:30:42 | 投資日記
色々腹落ち。死ぬまでに1000億は見えた。

ちょっと前にETF最強といってたけど、そりゃそうだよ。
普通の事業、投資タイミングじゃETFにかなわない。
逆に言えばぶっ飛んでるやつを、ベストな価格帯でのみ買えばいい。

滅茶苦茶少ない機会だけど、実際にある。でも本当に少ない。
これから死ぬまでに買う銘柄も20銘柄もないだろうな。
次の20年で、6-8銘柄も買えれば十分。

結局、資本の拡大再生産。資本主義理論のど真ん中。それ以上でもそれ以下でもない。
後は市場の捉え方。理論は非常にシンプル。ただ例外が多い。
例外もパターンがある程度決まってるのでそれを丁寧に避ける。これで完了。

事業投資の研究。楽しかった。これからも楽しみたいけど、たいしてやる事ないな。
あるとすれば、例外探しを虱潰しにしていくこと。

株チェックも年1程度でいいかな。実際、本当は年一もいらないだろうな。

~完~

長期投資の考え方まとめ

2024-12-28 10:04:49 | 投資日記
長期投資をする上での骨子。出来るだけ簡潔に。

※短期的なEPS変動狙い(営業利益率変動)には当てはまらない。
片山氏が日本ライフラインでとったような利益率変動ベースの投資は除外。あれは別物。


- 長期投資の利益はPERとROEで出来ている。具体的には1/PER*還元性向+ROE*(1-還元性向)
 - 1/PER*還元性向=配当&自社株買い
 - ROE*(1-還元率)≒売上成長率
  - 企業の長期の成長力はほぼ上記で決まる。
  - 借入、新株発行、今までため込んだ手元資本を活用して成長する場合もあるが、あくまでも例外。
 - PERは低い方が良い。営業利益率低下した時に保険として使える。
 - 高PERは決して手を出さない。
  - ただし営業利益率が極端に低くなってる場合は除く。
 - ROEは高い方が良い。
  - ただし極端なレバレッジをかけている場合は死亡リスクが上がるので投資しない方が無難。
- 今後も利益率を棄損せず売上成長率を維持して拡大できるだけの成長余地がある事業に投資する(現実的なSOM)。
 - 手持ちのビジネスモデルを改変することなく、横展開するだけで拡大できるレベルのSOMが10倍以上ある事。
 - 手持ちのビジネスが既存業者に対して上位互換性を持っていて、ほぼ確実に客を奪える事が条件。
  - 例えば"商店街"に対する"イオン"の上位互換性を定量的・定性的に明示するような感じ。
 - SOMがない場合は以下のシナリオとなる。
  - 追加投資が過剰となり飽和し利益率急減する(売上伸びないのにコスト積み重なる)。
  - M&Aを始める。ただ微妙な結果になる場合が大半。多少は利益詰み上がるが、ROEでいえば5%とかその程度が精々。汚い雪だるま。効率の悪い再投資。
  - 借入返済
  - 内部留保(自己資本比率増強)
- ビジネス構造が固まっている事
 - PL:原価率、販管費率が一定で売上拡大している事。決め打ちのモデルが存在する事。
 - BS:固定資本が少なく、借金が少ない事。
  - 固定資本は事業縮退時に減損対象となる。規模のリサイズの足かせ。
  - 借入は返さなければならない。借金返済に利益を充てる必要がある。重債務の場合は返済に利益10年分以上必要な場合もある。これは懲役10年と同等。
- 売上営業利益率は安定している事が望ましい。そして、それ以上の意味はない。
 - 安定している=稼働率が高い。安定していない=稼働率が低い。
 - 例えば営業利益率が10%と0%を行き来する場合、平均利益率は5%。これを基準に考える。営業利益率10%を基準にしない。
 - 営業利益率5%で引き直したPER、ROEで検討をする。
 - 売上営業利益率を推定しようとしない事。するとしても「悪くなる要素が少ない」事を確かめた上で保守的に推定する事
  - 悪くなる要素
   - 社長が売上至上主義で算数弱い。KPIで売上とEBITDAを重視している。EBITDA使ってる時点でアウト。隠しきれない拡大路線の我慢汁出てる感じ。
   - 会社が細かいKPIベースで計数管理していない
   - 斜陽産業
   - トレンドベースの事業(アパレル系とか、移り変わり激しいビジネス)
   - 特定技術ベースの高利益率
   - 何故高い利益率が確保できているのかよくわからない物
   - 10年前に存在してなかった事業(≒10年後に消えてる可能性高い事業)
- 社長がKPIで縛って堅実に経営している事。
 - リターンの半分は社長由来。ビジネスを良い状態で維持するのも壊すのも社長。
  - ビジネス伸ばせる社長:各種KPIベース(最良は一人、1店舗当たり営業利益や固定コストの稼働率ベース)で事業を監視運営、保守的な布石打ち、リソース配分の巧みさ。
  - ビジネスの壊す社長:売上至上主義。先行投資すれば利益がついてくると思ってるお花畑。株主より従業員大事経営。計数管理できない経営。下手なリソース配分(例えばPER5倍で自社株等買いせずにROE2%の事業に投資をする等)。
  -ただし、社長が良くても外部環境や事業のポジショニングが悪いとどうにもできない。なので社長の評価は減点方式。社長の能力は事業のポテンシャルを最大限引き出せるかどうかがキモ。
   -事業の最大ポテンシャル×社長係数とか、そんなイメージ
  -真に優秀な社長は成長する食える事業を狙って取りに来る。孫正義みたいな感じ。



長期投資で超過リターンを取るための骨子は上記の通り。
コアの部分はマルクスの資本論の資本再生産のプロセス。資本再生産をマルクスが体系化してバフェットが実践してきた感じ。

例えば長期で年率20%リターンが欲しいならPER5倍以下(益回り20%以上)で100%還元かROE20%以上で100%再投資のどちらかが必須。
更にそれが継続する条件が別途必須。この継続条件というのが多岐に渡っていて実地でケースを拾って積み上げる必要がある。


グロース株で突如大幅減益が発生する理屈

2024-12-27 11:37:26 | 投資日記
端的に言えば、社長が悪い。

今期の売上成長はこれです!とかいうでしょ。10%成長とか20%成長とか。
あれ、直近のトレンドをそのまま投射しているだけ。実際のところ今期の数字がどうなるかなんて誰にもわからない。

自分は経営してるから良く分かる。まじで、知らんという感じ。来年の俺に聞いてくれという感じ。
で、まぁ社長の按配で多少味付けして保守的に出したり楽観的に出す。これはこれでいい。というかしょうがない。

じゃあ問題は何か。厄災は何か。
それは「計画重視」。

例えば中計とか出すじゃん。あれ。あれって結構な割合で死亡フラグなんだよね。

中計出したらそれに対して先行投資が必要でしょ。で、投資しました。でも予定通り売上取れませんでしたダメでした。
結果、先行投資は固定費用・固定負債になりました。これで利益が吹っ飛ぶ。
プチ大躍進やっちゃうやつ。毛沢東かよって話。

売上想定と実績値がかけ離れていればいるほど利益が蒸発する。
売上営業利益率5%程度の企業であれば売上想定と売上実績が10%も離れていれば赤字転落まで行ける。
例えば売上成長25%想定で先行投資して、売上成長15%で終わればそれで赤字。

つづく

リターンの構成要素とか計算式とか考え方とか

2024-12-27 11:02:40 | 投資日記
株式投資のリターンって計測できるよね。

計測できるなら逆算もできる。数式にするとこんな感じ。

((1+PER変化率)*((1+EPS変化率)^対象期間))^(1/対象期間)-1+年間株主還元
これを細かくすると、((1+PER変化率)*((1+売上変化*売上経常利益率変化)^対象期間))^(1/対象期間)-1+(1/PER*還元性向)
さらに細かくすると、((1+PER変化率)*((1+(ROE*(1-還元性向))*売上経常利益率変化)^対象期間))^(1/対象期間)-1+(1/PER*還元性向)

これでリターンの推定が可能。前提条件さえ守られていればね。

前提条件↓
※利益は全て再投資(死蔵、退蔵、借入金返済は想定せず)とする
※自己資本比率は一定とする
※売上変化に上限値はないものとする
※還元性向は自社株買い及び配当分

という事で、推定で大きくリターンが取れ、尚且つ前提条件が守られ得る事業に投資をすればいい。
じゃあそういう事業って何なのか?という事。

百聞は一見に如かず。
全上場企業分を自分の目で見てやればいい。
そしてほとんどが失敗ケース。ただ失敗ケースの方が学びが断然ある。
何故うまくいかなかったのか。という点が大きい。
だってうまくいかなかった理由が分かればそれを避ければいいのだから。

3200本ノック

2024-12-26 14:37:21 | 投資日記
引用:"テレビのマーケット番組に出演した際、投資マネージャーにどんなアドバイスをするのかを質問されたバフェットは、「私が40年前にやったのと、全く同じようにすることを勧めます。つまり、アメリカの全ての公開企業を調査するのです」と答えた"


なんだかんだ言って全部見るのは大事だよなと思う。質の良いアウトプットは質の良いインプットを大量にしたとき、的な感じ?

が、今年中に全銘柄見るのは間に合わないな、という感じ。ただまぁ、結構慣れてきた。100銘柄分みるのにも5-6時間程度で行けるようになってきた。そして7回くらい全体をチェックすれば細かい所まで気づきが得られるだろうなと思う。まずは1回目のチェックを済ませてから、再チェック用にシステム手直しして再度読み込みを行う。結局どれだけかかったのか?10月ごろ始めたのでまる3か月か。長いなぁ。

とは言っても1回目のチェック終わったら次は半分くらいで行けるから、2回目は1.5か月、3回目は1か月、4回~7回目はそれぞれ3週間という感じかな。半年もあればちゃんと網羅はできそう。とはいっても、自分が見てるのは精々今上場している3600社、最長でも25年分のみ。本当は上場廃止会社含めて50年分は見たほうがいいだろうなと思う。いずれそこもやりたいな。

ただま、見たところで多分得られる見地ってそこまで増えないと思うんだよね。結局のところ、本質は単純で、「今後も長く成長する企業を安く買いましょう。買えないなら待ちましょう」という事。で、殆どの企業はこれに該当しない。ごく一部、全体の5%にも満たない企業が投資対象。しかも成長余地が残っていて尚且つ割安になっている5%の時期に買い入れる必要がある。そこを狙いましょう、という事。投資の教科書に書いてあることまんまなんだけど、まぁ結局、それだけの話なんだよね。。

まぁ、ごく一部の企業の選別方法と、買えるタイミングが来るまで待てる忍耐力を養いましょうって感じかな。

M&A総研

2024-12-26 14:10:26 | 投資日記
M&A総研。PF6割まで買い込み。残りは現金。


買付理由をつらつら書いてみる。

・ぶっ壊れ性能の業績(例えば売上営利率45%、ROA57%)
⇒M&A仲介自体、滅茶苦茶な利益率なんだけど、総研は競合に対して売上営利で10%以上差をつけている。ROAに至ってはダブルスコア。仮に他社とガチンコで価格競争しても相手を赤字に追いやってでも利益出せる。まぁ現状、客引きが直か士業銀行由来かでバッティングしにくいけど。ROEは驚異の75%。事業拡張には十分な資金がある。レバレッジで死ぬこともない。今後は成長率もかなり落ちてくるだろうけど、いうても25%程度は行けるだろって感じ。

・ビジネスモデル
⇒売上営業利益率が高いってのは様々なバフ効果がある。とにかく死ににくい。リソースアロケ多少ミスっても死なない。利益薄い会社はすぐ死ぬ。さらに、売上原価が営業のインセンティブ主体。これがいい。景気後退等の理由で売上減となっても営業要員と痛みわけができる。対想定売上で実績値‐35%程度くらっても利益半減で済む。これはでかい。ついでに事業継承ベースのM&Aなので耐不況は多少ある。リーマンショック時のM&Aセンタの業績変動の少しきつめ程度想定しておけば良い。

・まだまだあるSOM
⇒全体で5000億~1兆程度。まだまだ余地はある。自分は基準として10倍は余地がないと投資したくないんだけど、目算20-50倍あるので良しとする。特にこの会社は他社に対して上位互換的位置づけになりえる(業績数値では既にそうなっている)状態なので、このパイを一番多く取れるでしょう。

⇒競合も結局のところ上位4-5社程度。沢山仲介業者はあるけど小粒すぎ。M&A仲介業って結局のところマッチング業なので、ネットワーク効果がモノをいう。他の業界と同じく上位の会社に収斂していくと考えるのが妥当。その中でもここが一番のセンター。

・運営するのはKPIの鬼のような社長。
⇒で、最後に社長。この社長だよね。成長株で死ぬのって大体社長マター。リソース配分の失敗。この社長はどうかというと、まぁ全然大丈夫。ゲームでいうと、AC6のSランク上位ランカーみたいな感じ。自分は中堅Bランク。普通の社長はCとかD。いやほんとにね。上場してるとか会社規模とかじゃない。センスの問題。この人はまじ、安心できるというか…やばそうになったらすぐロールバックする。微調整噛ます。後、保守目。ユーチューブで出演してて笑ったのが会議室増設の必要性が出てきて社長自らシミュレーション立てていつ頃どのくらいの会議室が必要か検討してた所ね。こりゃ大丈夫だわって思ってしまった。いやほんと、そういう風に思って信用するのはいけないんだけど、でも、まぁ俺よりレベル高いのは確実でこの人がミスったら俺もミスるだろうなって感じ。イメージではSHIFTの社長みたいな感じ。多分本人も意識してるんだろうね。資料見てて思った。あの周辺ビジネス狙います的な資料ね。青と赤のやつ。

ただねー若干日和って8月に自社株買いなんかしてるんだよね。PER30倍とかでそれやらないでほしいよね。日和らないでほしい。

・PER16倍。
⇒ほぼ無成長前提のPER。何でこんな値段になってるのかマジでわからん。とはいっても自分は割増料金で成長株に乗る気はないので無成長前提のPERになったからこそ、買い入れたというのも事実だけどね。PERだけだったら同業のストライクの方が2-3割安いんだけど、事業の質を見たら総研一択だなって感じ。


何かを見逃しているのか疑心暗鬼になって点検してみるが、大きな問題はなし。意味不明。
が、何かある可能性も十分あるのでCP4割はキープ。

バフェット=パチンコで甘い台に延々と張り付くおじさん

2024-11-26 16:28:56 | 投資日記
バフェット=パチンコで甘い台に延々と張り付くおじさん

パチンコやったことないけど。多分そんな感じだろうな。

NPU・クラウド専任AIの可能性

2024-11-25 09:01:23 | 投資日記
現状のnpuは非力なので大したデータ処理には使えない。しかしながら、10年後とかを考えればおそらく余裕。もっと前倒しで実現するならクラウド上でカスタムAIをスポットで借りてくるようなサービスもたぶんできるだろうなと思う。今だとGPUサーバレンタルして構築プラットフォーム上で色々しなくちゃいけないらしくて俺には手が届かない。が、多分これ、専門学校卒レベルでそこそこできそうだなと思う。

具体的な用法として、例えば上場企業の四半期報告書を全社分集めてAIに読み込ませる。その上で特定の支持を飛ばさせる。例えば「強烈に受注が伸びている企業をピックアップ」して、とか。人力でやってることが自動化される。そういうものが全部自動化されて効率化される。それも数年以内。

東洋経済とかミンカブはもっとこのあたりを深堀してほしい所。データセットはあるし人材も集められる資金があるし。ま、そんなサービス出来たら効率化がより進んで出し抜けなくなっちゃうけど。そもそも出し抜けるほど技能も根性のない僕ちゃんには関係ない事。

追記
ミンカブ辺りはもっと関連情報を増やして、それらをオプション販売すればいいのにね。月次情報とか直近中計とか。受注動向とかね。一切合切バンドルして月額500円-1000円くらいなら払う人多いんじゃね。

業績は株価に織り込まれるかどうか、についての考察

2024-11-19 11:24:44 | 投資日記
色んな会社の業績推移とそれに伴うPERの変動を見ていて思う事。

PER固定で業績増益率・減益率分、株価が動くというのは稀な方なのではないかなという事。
例えば、+30%の増益したとしても株価は+30%にはならない。
そりゃそうだろう。織り込み済みって概念があるから。
で、ここで思うんだけどそもそも織り込み済みってなんなんだろうね。って所。

今の株価はこの増益を織り込んでいる…といえるのか?
そういう考えでいいのか?

なんか違う気がするんだよね。
ある程度、軸足となる基準利益率みたいなものがあって、その前提でPERが組まれているケースの方が多い感じ。
なので増益、減益してもPER側で調整されて株価は動かずじまいとなる。みたいな。
シクリカル銘柄で顕著なやつね。大幅増益してもより低いPER水準になるだけで株価変わらない。みたいな。
で、こういう現象が起こるのはシクリカル銘柄だけではなくて、いろんな業種、銘柄で起こっている。
より長期で、例えば10年前20年前の利益率を基準にしてて、現行利益率が当時の利益率の1/2とか1/3とかになってる場合、PER水準も2倍―3倍になってるみたいな感じ。
なのでそういう銘柄が増益しても大したインパクトないよね。という感じ?

本当に、利益率の水準が変わりましたよ!ってレベルで市場参加者の物差しが変わらない限り、あんまり反映されないんだろうなと思う。
で、この物差しの切り替えも即時に切り替わるというより、数か月~2年くらいかけて徐々に切り替わるって感じかな。と。

なんだろうね。基本的に株価って、一切合切織り込んでいる場合が殆どじゃないかなと思う。
自動車保険みたいなものか。契約者が明日事故るかどうかは知らんけど、それも含めてのこの保険料ですよ。みたいな。
増益減益も保険の範囲内。みたいな。

なのでそこから逆算して、投資するのはありなのかもね。というか、そうしなきゃダメともいえるかもね。超過リターン狙いたいなら。

★追記
その銘柄のPER水準が何を織り込んでいるのか。これをベースにするのはいいだろうね。
明らかにサプライズになりえる水準とかね。

後、その企業の評価軸を数値で表すと、売上経常利益率×PERで大まかに測れる。
10年~20年スパンで凡そのレンジを見る事ができる。半数以上は±√2程度で収まる感じかな。

何?そんなの知ってるって?
そりゃそうだわな。

1300本ノック

2024-11-13 21:18:26 | 投資日記
ここ1か月で600社分消化。1社ずつ、財務諸表を、最大四半世紀分、分析…。
分析なんてかっこいいものじゃないな。チラ見だな。チラ見。。財務諸表といっても主要科目だけだし。
しかも変化のあったところだけ重点的に探っていく感じ。それでも結構きつい。それだけなのに結構重い。

財務分析はかなり好きな方だけど、死んだ目を作業している状態。まぁ、好きでやってることだからしょうがないのか。
分析したというか、何か大きな変化があったところはメモ書きをリスト化して蓄積してるので、次見た時に概要を秒で理解できるようになるのはいい。
インデックス化というのかな。本来はこういうメモもさらに細分化してタグ付けして逆引きできるようにするといいんだけど、まぁそれは2週目でやればいいかなと思っている。

で、学びがあった事。んーなんだろうね、需要がほぼ全て。結局はそこ。という感じか。
需要=数量変化&価格変化。仕入れと販売、両端のね。結局企業って、需要の奴隷といってもいいかも。受け皿。

ある需要の受け皿として業界があり、その中でもポジショニングがある。有利なポジショニングついてる所は利率が良い(例えば利益率10%)。そうでなければ利率が悪い(例えば2%)。
で、需要変化があると凡そ同程度の利益率変化が各企業で起こる。例えば振れ幅は1-5%程度。で、有利な企業は利益率は5~15%で行き来する所、不利な企業は-3%~7%とか。

後は、長期投資においては売上成長と株主還元がリターンの基礎。利益率変化とPER変化はサブ要素。って感じかな。

それと経営者版敗者のゲームの存在。ミスしたほうが負けるってあれね。経営がミスるかどうかって結構大事。特に成長企業ね。
リソースアロケーションのミスとかね。結局社長のやる事って商品の値付けと競争力管理、それとリソース管理。
で、凡ミスしやすいのがこのリソース管理。売上成長計画立ててそれに沿った予算配賦する。。。
するのはいいけど売上未達で予算がそのまま固定費になって利益急落とか。まじ典型。成長企業の5-7割がたこれで脱落していく感じじゃないかな。
売上成長停止とともに利益率急落、みたいな。で、そのまま業績は沈んだまま。

まぁなんだかんだ結構気づきとか学びが多い。多いけど、企業の業績変動のパターンってそんなに多くないだろうなとも思う。
そう、なんだろう、沢山見てると、またこれか…っていう感じになるんだよね。そういうのを何十回とみていると、新鮮味がなくなって目が死んでくる。

逆に言えば、パターンが読めてくるから、どういう銘柄をどういうタイミングで買えばいいのかも、おのずと見えてくる、ともいえるのかもね。
とにかく実地でデータ取ってパターン見つけてフレームワークに落とし込んでっていうのをやってる状態。今は骨格はできてるので肉付け段階、かな。

別にこんな虱潰しの財務分析しなくても、頭ではわかってたんだけどね。というか、いろんな本に書いてあるし。
でも、やっぱ実地検分して腑に落さないと身にならないんだろうな。
特に時間軸、かな。四半世紀ベースでみてると、最低でも数年単位の枠で投資するものの見方がついてくるので、その意味ではいいのかもね。



上はとある企業の情報。こういうのを、ポチポチと、永遠と眺めてる感じ。
あぁ、まだ2000社も残ってるのか。気持ち悪いなぁ。。年内には終わらんな。。

億り人~自由億クラスの凄腕投資家VSインデックス投資

2024-10-20 14:01:07 | 投資日記
ちょっと気になったのでブログで資産推移出してる凄腕投資家の方々のリターンと、インデックス投資した場合のリターンを比べてみた。

結果、インデックス投資とほぼ変わらない。

んーインデックスでいいか。。ここ10年は凡そインデックス並。年率10-13%程度。
地合いがほぼ全て、って感じかな。多少持ち株で跳ねる事もあるけど、長期で見ると大きな差にはならない。

後、ポイントはリーマンショックでどれだけダメコンできたかって所かな。
ほぼ無傷~1割損失程度で済ましている割合が高い。いやほんとかよって思っちゃうけどね。

後はスタートラインか。どの時点で投資をスタートさせたのかってのは、当たり前だけど重要だよね。
特に、ITバブル直後の日経平均1万割れの時点でそこそこの額を投資に回してた場合は強い。
あの時点でちゃんと投資してリーマン無傷で切り抜けてここまでくれば、まぁそりゃ行くよねーって感じか。


■要点
・地合いがほぼ全て。
・下落相場始まる前に逃げましょう。
・早めに投資始めましょう。長く投資しましょう。

おしまい。

700本ノック

2024-10-14 13:40:34 | 投資日記

あの銘柄に20年前に投資していたらいくらになっていた…。そんな記事を読んだことがあるのではないだろうか。
2000年にマイクロソフトに100万投資してたら2億になってたとか。そういうネタ記事。

似たようなことを日本の上場企業でやっている。年率リターンベースで算出。
リターンの要因は四つに分解して検証。こんな感じ。


売上成長率
利益変動率
PER変動率
株主還元率

で、例えば高いリターンが出ている銘柄があるとするじゃない?

何でそんな数字が出たのかってのを逆引きして要因をとらえて勝ち筋を取っていこう、という事をやっている。
というか、勝ち筋自体は明確で、利益率安定&上昇する成長する銘柄を低PERで安く買いましょう。
というだけなんだけどね。今やってるのは"肉付け"のケーススタディ。

リターン数値見るだけじゃなくて、なぜそれがそうなったのか、
その要因を業績変遷とともに当時の資料を併読して記録していくという考古学的な事も並行して行ってる。

これをずっとやっていると見えてくるものがあるんだよね。ほんと。本質的な所。

それは『インデックス投資強い』という事。

ほんとこれね。普通にやっててインデックスを継続して超える事ってかなり難しいだろうな、という印象。

個別銘柄に集中投資して10年ー20年で2-3%程度、インデックスを上回る事というのはできなくはないんだけど、100%の確率でそれ出来るかというとかなり微妙。
そして普通は個別銘柄集中投資なんてせずに分散投資するのでさらに超えるのは難しくなる。何というか、無理ゲ―。自分にとっては無理ゲ―だなと思う。

一番手軽なのはタイミングを見てインデックスを乗り降りする方法のが現実的かなと思う。
なんていうのかな、株価高い時はインデックス降りちゃっていい。安くなったらまた乗ればいい、みたいな。インデックスでバリュー投資するみたいな感じ?
前の記事で乗せたけど、インデックスのESP成長率とかBPS蓄積率とか滅茶苦茶安定してるでしょ。後はPER変化のところで行き過ぎた所で降りるだけでいい。
個別銘柄だとこうはいかないからなぁ…。

まぁ、個別で乗るにしても、僕のようなパンピーでも確実に乗れそうな案件が出てきた時にのみ、投資すればいいのかなと思う。
勝ち確定状態にのる、みたいな。博打要素入ると途端にあほな張り方しちゃうからなぁ。。まぁそんな感じ。



金利高止まり常態化⇒低PER化、株式冬の時代?

2024-10-14 13:35:33 | 投資日記
https://www.youtube.com/watch?v=4n_Inzk4_ps
市場に「潮目の変化」が起きている?これからの投資戦略は?ハワード・マークス氏単独インタビュー【モーサテプレミアム】(2023年11月21日)

1年くらい前の動画だけど、マークスが、楽して稼げる時代は終わった、といっている。

高インフレ⇒低インフレだと低PERから高PERとなる。実際に、最近は高PERが常態化している。
1980年以前はPER15倍で割高、PER10倍が普通といった具合だった。ピーターリンチの本でもそんな感じ。
まぁ当時から凡そ、2倍くらい水準が上がっているという感じかな?

仮にインフレが常態化した場合(高金利が常態化した場合)、現在の高PER水準は低PER水準に割り引かれることを意味する。
特に今はPER30倍とかいう水準。ここからPER15倍水準に落されるみたいな感じ。
1年で落とされるとかではなくて、10年単位で落とされる感じか。低速で切り下げが進行していく。
が、年率5%とか10%とかで切り下げられるのでEPS成長がまるまる食われて株価はイーブン状態。
10年前の株価が今の株価、みたいな状態になる。1970年-1990年代の米国市場みたいな感じ。

さらにWACC引上げになるのでWACC以上の収益率のプロジェクトに絞られるので企業の成長率も落ちる。という感じか?

敗者のゲームでも同じこと言ってるね。以下抜粋。

株式市場は何千という企業の動向だけでなく、経済全体を反映する、きわめて複雑なものだ。しかし、投資家にとって重要なことは次の二点である。
1. 企業収益(そして配当) 水準。
2. 株式が1株当たり利益の何倍まで買われるかという倍率、すなわちPERである。
1. PERは金利によって決まり、そして金利は主として収益予想と期待インフレ率を反映し、「株式リスク・プレミアム」と投資家心理を反映して動く。

1970年代のようなインフレにはならないとしても、インフレ3%(≒10年国債4%?)が常態となった場合、PER水準は切下げ不可避となるだろうな。具体的にはリスクプレミアム4%相当だったものに+4%で8%。即ちPER20倍からPER12倍への水準切り下げ。これだけで40%の切り下げ。さらに今の株価はPER30倍水準。30倍から12倍だと60%の下げ、逆に言えば株価維持にはEPSで2.5倍。インフレなしで15年かかる。10年間、実質リターンゼロ…ありえるなぁ。。インフレなければ7年で戻せるけどインフレ定着だと15年。闇の時代か。すぐに落ちるというか徐々に落ちるって感じかもな。もしくは10年横横状態とか

インフレかぁ。。日本でもインフレ来るんかなぁ。現金で持ち続けるの嫌だけど、まぁしょうがないか。。

どうなるか分からないけど

2024-09-29 23:19:25 | 投資日記


ここにS&Pの各種データがあったのマッピング。
今はPER30倍とか。直近株高の水準的には2021年12月より高め。

2023年末時点ではS&P500は財務指標的には好調でも不調でもない普通の状態。
が、今はPERが高い。30倍は高い。今のEPS水準がどの程度かによるけど、仮に上記の23年末と同水準なら高い。

この水準はソフトランディングでは正当化できない。
仮に利下げで経済復活して好況になって2021年状態(ROE22%、売上利益率14%水準)になってもPER23倍水準。
実数値の下支えがないのに株価水準だけキープしてきたという感じ。実数値の代わりに期待で支えてる株価。
言ってみれば、好況になる前提の株価。そして好況になっても割高感が多少残る株価。
勿論、BPSが年々積み重なってEPSは増える。還元もある。とはいってもすぐに割高感を埋める事はできない。
年率7-9%程度。

勿論、ソフトランディングしないで飛翔していくこともありえる。その場合は1998年からITバブルまでの道のりのようになる。より高い株高。
でも、2001年にはじけて2003年に底値付ける。1998年から2003年。5年もかけた。5年分のBPS底上げされて1998年から持ち続けたのと大差ないリターン。
勿論、株高でうまく売り逃げれればいいのだろうけど、そんなスキルは持ち合わせていないし。そもそも株高状態だしねぇ。。

なのでパターン的には、ハードランディングでも、ソフトランディングからの飛翔でも、どっちにしろ買わんほうがいい。
一番マシなパターンでもトントン。下手すると大やけど。

後、1980年以降、ソフトランディングを達成できたのは1990年代半ばの一度だけ。確率にして25%。
根拠なき熱狂という言葉があるけど、まぁそれに近いんじゃないかなと思っている。

ハードランディングする可能性も、結構あるんじゃないのかな。半分くらい。
すると極端な利下げが来る。するとこれまた極端な円高が来る。株もそれなりに安くなる。

という事で、静観しておいた方がいい時期なんだろうなと思う。というか、怖いので持ちたくない。
多分、10年に1-2年くらいある、株もってない方がいい時期なのかなと思う。株価高いし、不景気来そうだし。

まぁ、待ちだなぁ。

全くハードランディングとか、織り込んでいる風に見えないけどね。株価。
だからこそ、警戒したほうがいいなぁと。


似たような状況として思い出すのはコロナの時かな、クルーズ船の乗客が下船した時。
ほぼ確実にコロナ患者混ざってるのはわかってたけど、株価は無反応だった。
で、数日して国内で感染がちらほら確認され広がっていってから株価も反応。
下船した時点でこうなるのはわかってたと思うんだけどなぁ。。今更ながら。
今回はあの時ほどの確度というか、蓋然性はないと思うけどね。

キャッシュポジション98%

2024-09-19 18:23:29 | 投資日記
■まだ持ち株あるけどもう売っちゃう。
キャッシュポジション98%。以下に書いた株安の話が理由…の半分。もう半分は自信が喪失したから。

過去四半世紀のデータを持ってるので、じっくり企業分析をしながら追体験をしようってことで、
2006年ないしは2009年時点で手に入る情報をもとにしてその企業に投資した場合、どういう結果になったのか、というゲームを一人でやってる。
で、結構これ、時間がかかってやっと250社程度終わったんだけど、まぁなんていうか、全然だめだなと。財務データだけだと予想は大外れ。

ぴっかぴかな高利益率&高成長銘柄&素晴らしい、絶対これ儲かるよね?という、未来を感じさせるビジネスモデル…があっという間にゴミになる。
ゴミになって帰ってこない。リーマンショック明けても帰らない。なんだこれは…という感じ。

まぁ、とにかく、そういう検証をやってて、個別銘柄、本当に難しいなと思うに至る。
自分には手に余るとしかいいようがない。ETFに入れておくのが一番という判断。という事で個別銘柄はいったん撤退。
本当に素晴らしい、自信のあるカチカクな話が出てきたとき以外、個別は触らんほうがいいなと。
じゃあETFでも買うか?というとこれまた微妙な時期だったりして、、現金で当分いいかなと。下に続く

■FRBの金利に沿って投資するだけでいいのでは?
ある意味指標として使えるな~と思って。というかこの人たちが制御棒になって株価いじってるともいえるんで、
それに沿って動くのは理にかなってる、そりゃそうか。それでいいのか?

1. 金利が低金利&利上げしてる間は保有
2. 利下げ開始したら売却
3. 利下げで金利が底になったら購入

基本はこんな感じ。

その他の指標として価格に対する割高感、一部でバブルの発生、市場の陶酔感等々。
まぁ本当に不況になって株価下がるかは知らんけどね。
2019年みたいになる可能性もあるし(あの時はすぐコロナ来ちゃったけど)。



PERも高めだし、バフェットも売っちゃってるし、利下げも来ちゃってるし、なんかシグナル来てるから逃げ時かなと。
不況来ると大体EPSが2割減程度、PERは10倍前半ー15倍って感じになるので、株価は半分くらいかな。アメリカ。
日本はどうなるんだろうね。アメリカ風邪ひいて肺炎になっちゃうポジションだからね。
円高も来たら日経2万割れじゃ利かないかもね。知らんけど。

まぁ、どうなるかは妄想でしかないけど、準備できることは準備しておいた方がいいよねって感じか。
地震の後の津波警報みたいなもの。逃げておいて損はない。津波が来たら九死に一生、津波がなければそれでよし。みたいな。



因みにこんな感じの利下げを想定しているらしい。

こんなソフトな感じ、今までなかったよなぁ。。

いつもこんな感じのを想定して、想像以上に悪化してて慌てて追加利下げして、
でも追いつかなくてリセッションみたいな感じなのかね。

でも、以前みたいな速度で利下げされたら1ドル100円とかなりそうだな。
日本株、波乱だなぁ。

NISA勢が半分くらい積立投資やめた頃が投資には良い時期なのかもね。