要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

ROAの遷移

2011-10-31 23:24:33 | 投資日記
ROAの遷移



5年前のROAが5%から10%の連中の平均してROA6.6%。5年後にそれらのROAの平均値はが4.8%にまで下がっていた。
10%-15%レンジのものは、5年で12.3%が10.8%まで下がっていた。3-5%のそれは3.8%、5年後に3.5%。

減少率は大体こんな感じ。微妙な利益率の高さは後々裏目に出る可能性が高い(利益率が低下していく)。
勝負するなら普通の利益率の会社か飛びぬけて利益率のいい会社のどちらかに絞るべきなのかもしれない。


資本は簡単に死ぬ。

2011-10-30 23:50:25 | 投資日記
経済とは違って資本は簡単に死ぬ。

例えがおかしいか、牛の中の細菌の総量は常に一定で減少してもすぐに戻るんだけど、細菌一個体自体は結構な頻度で死んでいく。われわれの投資はこの細菌一個体への投資に似ている。特に株式投資で投じた資本は比較的レバレッジのかかったリスクの高い資本に属する。属するというかまさに一等級にリスクの高い資本である。最劣後級の資本であるということは何かあったときに一番最初に人身御供になって処理される、とても恐ろしい部分。

さわかみファンドの人が経済は死なない、いつだって人がいるところには経済はある。なんてことを言ってて感心した事を覚えているけど、よくよく考えるけど、資本そのものは使い捨てカイロ何にポイチョされてるんだよね、皮膚の垢みたいに新陳代謝されてる。赤字になれば損失を全額資本から切り崩され、すぐ増資で希薄化され、最悪の場合は倒産して何も戻ってこないって事もざらにある。経済が生きてても特定の資本が死んでしまうことは、まぁ、普通なんだなぁと。。

そういう意味でもできる限り良い条件の投資に資金を分散させることが望まれると思う。良い条件の投資とは、バリュー投資家が大好きな事をパッケージにしたような投資かな。解散価値が自己資本以上、PERで5倍以下、PCFRでで3倍以下とかで業績安定みたいなのを30銘柄以上・15業種以上を国際分散投資できたらきっと幸せになれそうな予感。


あぁ、まとまらんが、眠いのでここでお開きとします。おやすみんちょ。
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経済はそんなに簡単に死なない。

2011-10-30 23:31:39 | 投資日記
経済はそんなに簡単にしなない。なぜか、それは人がそこにいるから、そして人は手に入るあらゆるリソースを使い生産し、消費を行うから。人が消えない限り生産と消費の活動(=経済活動)は続く。そして人はそう簡単に消えない。世界大戦があっても人口は対して減らなかった。大昔には流行病や動乱で局所的(欧州や中国、アメリカ大陸というレベル)に人口が数分の一になったりしていたけど、それでも全体でみれば精々全体の1-2割程度だろう。

投資というのはこの経済活動に助力を与えて対価を得るものだと考える。
例えは悪いが、牛と胃の中にいる消化を助ける細菌の関係に似ているのではないだろうか。

牛(人類)は細菌(資本)に消化(生産&消費)を助けられ、細菌は心地よい居場所(安定的なキャッシュフローを得られる投資先)と安定的なエネルギー源(利益)を供給されるような関係。
ここで大事なのは、このポジションをいかに安定的に維持する事ではないかと考える。いなことに牛は死なない。細菌も死なない。ただ、関係はこじれる。


どうにか牛を騙してとにかく草を食わせて、われわれ細菌のエネルギー貯蓄を増大させ、牛が弱らない程度の少量のエネルギーを還元してやることが大事ではないかと思う。

割高銘柄も空売りと現実。

2011-10-29 23:10:23 | 投資日記
割高銘柄を空売りしてポートフォリオに入れておくと何かのお守りになるかもしれない。目的?それはヘッジ。嘘、お遊び。アルファを空売りに求めるこの矛盾。

ということで何か面白い銘柄はないかなぁと思いいろいろ探してみた。ただどうしても、眉唾にすらならない状況。確かに割高銘柄はあるんだけど、今の業績と今後の利益成長をチェックするとまぁ、妥当な水準。各銘柄ともに業績予想は課題っぽく見えるので、未達成の可能性は大いにあるが、目標超過の可能性もかなりある。その場合、株価がさらに上がり、空売り野郎は割を食う可能性が高い。空売りは退場ありの恐ろしいところ。そこに足を突っ込むのには相当の覚悟が必要で、生半可な想定では動きたくない。で、今の市場は退場リスクを取ってまでやることじゃない。ちょっと前のシナジーはなかなか空売りには適格だったけど、今ではちょっと微妙な感じ。値段も下がって、昔ほど割安ではない。

俺が空売りしたい銘柄は、たとえば、PER1000倍、PBR100倍、利益率10%、成長率予想15%、みたいな銘柄。別に業績に大きな影響を与えるサプライズがあるわけでもない。ただ投資家がなぜかその銘柄にエクスタシーを感じ、高値を付けているだけならばなお可。中身のない空虚な時価総額は大歓迎。残念ながら今はそんなのない(私の知る限り)。どこもそれなりの値段。高値だけど、まぁ、このくらいで買う人もいるよね、と理解ができるレベル。

ダイハツの軽車に2000万の値が付いているような状況で空売り投資をしたい。今は、ベンツのグレードの低い一番安い新車に600万の値段が付いている程度の割高な感じ。まぁ、度肝を抜くほどではない。


首切られるかどうか。

2011-10-29 14:30:56 | 投資日記
当方、外資企業に努めているのですが、なんだか不穏な空気を最近感じる。

新任の社長が8月に着任したんだけど、今までの会社方針を転換して、なんていうかその、俺の職種がいらないスタイルの会社を目指しているようで、来季は俺の仕事がなくなる可能性が高い。だから、結構危機的状況にあるな、とヒシヒシと感じている。過去に数々のレイオフをしてきた会社であり、業績も不安定(投資家としては確実に投資対象から外す類)なので、結構不安。

自分はただできる限りの事をしていけばいいと感じるものの、そろそろ転職活動も視野に入れないといけないのかなぁとも感じる。まぁ若いし、首切られたらまた海外逃避高のたびにでも出ようかな。

超過リターンの源泉。

2011-10-29 09:56:45 | 投資日記
最近、そこそこお金を持っている人と投資の話をする。しかし、その投資理由があまりにも稚拙すぎて、「そんな装備で大丈夫か」と言いたくなる。

あなたの周りにも目も当てられないような理由で株を買っている人が周りにいるのではないだろうか。優待がどうの、成長がどうの、円高が、災害が、とか。年収以上の金額を投資している人も本当にちょっとしたことで投資決断をしている。もちろんそういう視点で投資を行うことは大事だと思うが、それしか軸のない投資というのは、いただけないように思う。

そして、家電製品を買うよりも手軽に大金を投資している。これはまぎれもない事実だと思う。展示品もみずに、カタログスペックすら見ずに、オーダーする姿は異常と見える。そんな人々の集団を見ていると、あぁ、こういう人から超過リターンというのは間接的に舞い込んでくるんだなぁと思う。

まぁ、自分の投資が正しいことが前提なんですけどね。
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企業とは一体何か。何だっけ?

2011-10-15 12:19:26 | 投資日記
企業とは一体何か。
非常に思い悩む。企業とは一体何なのだろうか。

「企業の存在意義を知る」という事は、投資家として別に知っておくべき必修科目ではなく、リターンに影響を与えるとも思えないんだけど、とてもひっかかる。
一体全体、俺は何に投資をしているのだろうか。この得体のしれない組織はいったい何なのだろうか。

投資家的解釈をすれば、企業とは、生産を担当する分野。生産を行う箱。金のなる木。これが自分の解釈。しかしこの解釈は一側面しかとらえていない。
では、全体を見渡した時、企業とは、それはなんなのか。なぜ人はそこに集まり生産を行うのかがピンとこない。

労働者的解釈からいえば、自分の社会人の一員として企業に勤めているが、それは生活を維持するため、そして今後のキャリアを形成し、
基礎を磨くためにやっている側面が大きいんだけど、一体何なのかさっぱりわからない。

投資家、労働者以外にも様々な利権者が会社に関与している。その様々なステークホルダの中間にあり、そこで発生する摩擦を調整しつつ各々のステークホルダに便益を提供し、社会に貢献する。
何だそれは。意味が分からん。実体のない、いわゆる神様だとか、人にやさしい精霊の類みたいなものじゃないか。なんとスピリチュアルな!

企業の本質とは物質的な所にはないのではないかと最近思い始めた。リソースは何かよくわからない引力に吸い寄せられて組織されているのであって、
実態はそのリソース(人・物・金・技術)の奥底にあるのではないかと。財務諸表上に企業の本質は見えないのではないかと(特性はわかるけどね)。

企業にとってリソースはただの表現帯にすぎないのかもしれない。実際、企業は比較的簡単に事業を売却したり購入したりする。
GEや富士フィルムがよい例だろうか。では、業種が違っても同じ看板を担いでいる彼らはいったい何者なのだろうか?
明らかに、以前の彼らとは異質な存在であり、別物であり、単に別企業に会社名を張り替えただけとも取れる。


閑話休題


では企業のコアってなんだろう。そこで一つ強烈な意志がそれではないのかとサジェストしたい。

強烈な意志というコアがそこにあり、それを源泉にリソースが引き寄せられ、成果物をアウトプットしていく存在。それが企業。
最初はその意志は創業者等にあったのだけど、それがいつの間にか企業というものに”憑依”し、創業者が消えても生き続ける。
しかしその憑依体には実態がない。どのリソースに紐づいているのか厳密には言えない。

強烈な意志がなくなった企業は惰性で駆動する。
それが悪いとは言わないし、惰性とはいえ駆動している事に変わりはない。

操縦者不在でも企業は駆動する。ただ、いずれは社会の中に埋没して他のステークホルダ(投資家を含む)にとって食われていくんだろうなと思う。


あぁ、それと、一番この強烈な意志とリンクしているのは紛れもなく最初に投資された資本金であるといえるんじゃないかな。

値下がりとそれに伴う投資リターンの増加はトレードオフしえるのではないか。

2011-10-15 11:58:50 | 投資日記
株価が高いときは値段が下がっても絶対的なリターンはあまり上がらない。
例:PER100倍、配当性向100%の銘柄があったとして、その時価総額が半額になってもリターンは1%から2%になるだけ。

株価が安い時は値段が下がると絶対的なリターンがかなり上がる。
例:PER2倍、配当性向100%の銘柄があったとして、その時価総額が半額になったらリターンは50%から100%になる。

上記は極端な価格の想定をしているが、投資をしていると大なり小なりこれに出くわす。
だから株を購入するときにまず考えておくのは、今の株価がいくら下がったらどれだけ、増分として、リターンが得られるようになるのか。
株価が下がった分、おいしい投資を享受できるよう、ちゃんと"同一銘柄の中で"リスクヘッジが出来ているかというのは一つのポイントになると思う。

これさえ押さえておけば、株価下落は怖くはない。
30%も株価が落ちても涼しい顔して「そろそろ買い増ししておこうかな。より魅力的なリターンを求めてな!」みたいな事が言える。


後は、企業の収益性が落ちないのを祈るばかり…ちゃんちゃん。

何故投資してるんだっけ?

2011-10-10 23:13:50 | 投資日記
最近よく思うのはなぜ自分は投資してるんだっけ?という事。

別に投資で大儲けしようとか思っているわけではない。大儲けしたところで生活の質が上がるわけでもない。
多分金があっても、やっていることは今と大して変わらない。せいぜい海外旅行に年数回行く程度。

フィナンシャルフリーを目指して会社に縛られない生き方をする為?
これも違う。別に仕事は嫌じゃないし、これからも仕事していきたい。

投資から何か結果を得ようとしているのだろうか?
もちろん、リターンを上げるというのは一つの目標ではある。
ただ、では仮に金を得てどうするのだ?

高級外車を数台保有して、一等地にマンション買って、毎日高級レストランで外食?
毎日キャバクラ?つまんねー。つまんねつまんね。少なくとも俺にとってはツマンネ。


んーそうか、俺にとって投資とは、投資するその行為自体に意味があるのかもしれない。
投資は趣味・娯楽だったという事か。なーるほどね。

結婚すると投資資金が一気に減る。

2011-10-10 22:59:40 | 投資日記
現在、投資資金を貯めるにはすこぶるいい状況で年間300-400万くらいはコンスタントに新規投資出来そう。この調子でいけば10年以内に投資のみある程度食いつなげるようになる。そうするつもりはないけど。

ただ、そうは問屋が卸さない。結婚したらそんな金を貯める事はもうできなくなる。そろそろ結婚しようかなと思うと、やっぱり金の事が頭をよぎる。子供を作るとなると嫁さんは数年間無給状態になるだろうし、子供そのものにも少なからず金がかかる。さらに子供を二人目、三人目と生んでいくとあっという間に生活コストは倍増。投資ドコロではなくなってしまう。

いったいどうしたらいいものか。。どうするべきかなぁ。

結婚を先延ばしにする。これは手としては一つあり。ただし色々リスクも出てくる。
子供の数を絞ってしまう。これも手としてはあり、ただ、子供は最強の投資である為、可能な限り作っておきたい。
と考えると、ただ単に投資先を証券から子供に移しただけってことになるか。ならば何の問題もないか、ふむ。
ただ子供への投資は親に帰ってくる実質リターンがかなり低いからその点が不安。
子供への投資ではフィナンシャルフリーにはなれんし。