salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

ちょっと真面目に考えてみた。

2009-06-14 00:39:01 | ママ生活
先日、ぴよぴよが1歳の誕生日を迎えました。
パチパチパチ!
うちに来てくれて、ありがとう!!
改めてそんな気持ちです。

二人目だから、余裕?
そんな声も聞かれるけど、いえいえ、それはどうでしょう。
同じように接しているつもりでも
0歳から個性は違うので。

ただ、ひよこを育てているときと明らかに違うのは
「夢見がちではなくなった」こと。

子育てを楽しまなくっちゃ! と浮き足立って
子供のためのオシャレ服、楽しいベビーグッズ、
離乳食とは思えない、見た目もおしゃれな離乳食メニュー、
0歳からのお教室、遊び場、子連れのおでかけetc.…

どれも悪いことではないです。
私もひよこのときは、ヘンに
ママ・ハイになってた時期もあった。

有名人ママの、楽しく優雅な子育ても
育児エッセイも、嘘ではないでしょう。

けど、そういう“キレイな部分”ばかりが強調されて
追い詰められてしまうこともある。
ひよこを育てていて、思いました。

なんで自分はこうできないんだろう。
みんな、こんなに楽しんでいるのに。
うちだけなんで大変なんだろう。

頭では、うちだけが大変なわけじゃない、とわかってる。
優雅じゃない、ドタバタ育児エッセイがあることも知ってる。

けど、自分だけダメに思えてしまうことが多々あった。

現在4歳のひよこは、0歳のときから激しい性質の持ち主で
散々泣かされ、ずいぶん鍛えられました。

子育ては修行だし、自分が試される。

そういう思いを持った上で、そのキツさを上回る
子どもの尊さを知ったから
今、ぴよぴよに対し、ゆったり接することは
できているかも。

子供がいなかった頃の私は、それなりに勉強してきて
仕事もしてきて、好きなこともやってきて
うまくいったことも、うまくいかなかったことも
自分を責めるようなこともあったけど
いいことも悪いことも
どれも自分の中で完結するものだった。
狭かったと思う。

子供を持つことは、自由が奪われて
社会から隔離される。
その恐怖感は、ずいぶん見当ハズレだったと思う。

子供を持って、初めて見えること。
人や社会の温かさや冷たさ。
子供たちが生きる未来へつながる問題意識。
働く母、働きたい母、専業ママ、それぞれの思い。
子どもと接することで知る、自分自身のこと。

自己中心的で、一人っ子の私が
(一人っ子が自己中だという意味じゃなく、あくまでも私)
ふたりの娘を持ったことは
何か意味がある、使命があるんだろうなと思う。

「もっと感じなさい、もっと見つめなさい、もっと考えなさい。
自分以外の誰かを、本気で大切にしなさい」というメッセージ。

以前に憧れていた優雅な、夢見がちな子育てではないけれど
ものすごく心が活性化する経験をしています。

そんなチャンスを与えてくれた
ちっちゃな姉妹に改めて感謝です。