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埼玉県狭山市のマンホール蓋(その1)公共下水道関係

2024-06-27 22:50:23 | マンホール蓋

※2024.06.27更新 市制施行70周年を記念したカラーデザインマンホール蓋6枚を追加しました。
※2023.11.14更新 久しぶりに耐圧式のスリップ防止タイプの雨水蓋1枚を追加しました。
※2023.08.25更新 西口・ロータリーの歩道に設置のデザイン蓋(AR蓋)2枚の撤去情報、JIS規格模様の蓋2枚を追加しました。
※2023.01.19更新 久しぶりにコンクリート製の汚水蓋1枚を見つけました。
※2021.10.01更新 マンホール蓋15枚、小型マンホール蓋4枚を追加しました。
※2020.05.09更新 以前の掲載内容を現在の文章構成に合わせ、蓋の子細な違いも多く取り込み、全面的にバージョンアップしました。上水道関係他の蓋は、その2.で整理します。

狭山市の経緯は、明治22年市制・町村制が施行され、狭山市域には入間川、入間、堀兼、奥富、柏原、水富の6か村が誕生、入間川村は明治24年8月に町制をしき入間川町なります。その後、昭和29年7月1日に入間郡入間川町、入間村、堀兼村、奥富村、柏原村、水富村が合併し、埼玉県内15番目の市として狭山市が誕生し、今日に至っています。

狭山市は、東京都心から40キロメートル圏の県南西部に位置し、武蔵野台地の豊かな緑と入間川の恵みを受けて、住みよい住宅都市として、また県下有数の工業都市として着実に歩み続け、大きく発展して来ました。地形はおおよそ菱形をなし、東は川越市、西は入間市・飯能市、南は所沢市に、北は日高市と接しています。面積は48.99平方キロメートル、人口は令和2年4月1日時点で15.0万人強、世帯数は6.9万世帯強です。

市章は、中央にカタカナの「サ」を置き、周囲に山を配して狭山を象徴します。中央の「サ」は常に中心の安定を保持し、山をもって丸く囲んだのは、市民が共同一致して円満な発展をすることを意味しています。(昭和 29年12 月 18 日制定)

市の花は「ツツジ」、市の木は「茶の木」、市の鳥は「オナガ」です。(以上は、狭山市HPより)

狭山市の下水処理は、雨水と汚水を分けて処理する分流方式が採用されているようです。市公共下水道は埼玉県の荒川右岸流域下水道に接続し、汚水は和光市にある新河岸川水循環センターで最終処理をして新河岸川に放流しています。

私の住む狭山市と言えば、8月第1週の土・日に開催する関東三大七夕祭りに数えられる「入間川七夕まつり」と航空自衛隊入間基地で毎年11月3日に開催される航空祭でしょうか。


前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
狭山市は、平成30年4月28日に第7弾としてマンホールカードの配布を始めました。
 
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
市の鳥「おなが」、木「茶ノ木」、花「つつじ」を描いたマンホール蓋です。 おながは、長い尾羽を持つ優美な鳥で、民家の立木にも姿を現す身近な存在です。 つつじは市内で多く見かける花で、色鮮やかで美しく、稲荷山公園に接する斜面緑地では、4月下旬から5月にかけて見頃を迎えます。
 また、厳しい冬を乗り越えて収穫される狭山茶は深い味わいで、さらに、仕上げの最終段階で狭山茶独自の技術である「狭山火入れ」によりうま味とコクを生み出します。 本デザインは狭山茶の色合いをイメージして、緑を基調とした配色になっています。

当該カラーマンホール蓋はこちらです。
西武池袋線・狭山市駅西口・ロータリーの歩道に設置されています。

こちらは、以前から設置されているデザイン蓋ですが、上記と色合いが違っています。
狭山市駅から少し歩いた「七夕通り商店街」に数枚設置されています。

以降は、上記のノンカラー蓋です。
開閉穴の形状や配置等の違いで、蓋には何種類かのタイプがありますので、そのタイプごとに整理する事にします。
タイプ1.
こちらの蓋には、市章の下に用途表示がありません。
最初の蓋は、左上に耐荷重量の表示が無し、次は「T-14」、その次は「T-25」と書かれています。
  
こちらの蓋には、市章の下に「うすい」の表示があります。
最初の蓋は、左上に耐荷重量の表示が無し、次は「T-25」と書かれています。
 
こちらは親子蓋です。
耐荷重量の表示はありません。

こちらの蓋には、市章の下に「おすい」の表示があります。
最初の蓋は、左上に耐荷重量の表示が無し、次は「T-14」、その次は「T-25」と書かれています。
  
タイプ2.
左蓋は下部に用途記載なし、右蓋は「うすい」と書かれています。
 
こちらの左蓋は下部に「おすい」、右蓋は「しんとうい」と書かれています。
 (2021.10.01追加)
タイプ3.
最初の蓋には、市章の右下に「うすい」、次は「おすい」、その次は「浸透井」と書かれています。  
   
こちらは親子蓋です。
左蓋には「うすい」、右蓋には「おすい」と書かれています。
 
タイプ4.
こちらの蓋には、下部に用途記載がありません。
左蓋と右蓋では、下部の横線の入り方に違いがあります。
 
こちらは、左蓋の下部に「うすい」、右蓋には「おすい」とあります。 
  
こちらは、左蓋の下部に「浸透井」、右蓋は親子蓋で「おすい」とあります。 
 
タイプ5.
左蓋は下部に用途記載なし、右蓋は「うすい」と書かれています。
 
こちらは、左蓋の下部に「おすい」、右蓋は「浸透井」と書かれています。
 
こちらは、左蓋、右蓋共にΦ900の親子の汚水蓋です。
 
こちらは、左蓋、右蓋共にΦ1200の親子の汚水蓋です。
 
タイプ6.
最初の蓋には、右下部に用途記載なし、次は「うすい」、その次は「おすい」と書かれています。 
  
タイプ7.
最初の蓋には、右下部には「うすい」、次は「おすい」、その次は「浸透井」と書かれています。 
  
こちらは、左蓋が径Φ900、右蓋は径Φ1200の親子の汚水蓋です。
 
タイプ8.
左蓋は下部に用途記載なし、右蓋は「うすい」と書かれています。
  
こちらは、左蓋の下部に「おすい」、右蓋は「しんとうい」と書かれています。
 
タイプ9.
最初の蓋には、市章の右下部に用途記載なし、次は「うすい」、その次は「おすい」と書かれています。
  
以上で、ノンカラーのデザイン蓋の整理は終了です。

こちらは、市制施行70周年を記念した、カラーデザインのマンホール蓋です。
デザインは、市制施行70周年のシンボルとして作成されたロゴマークと、狭山市公式イメージキャラクター「七夕の妖精おりぴぃ」が楽しそうにしている様子が表現されています。

ロゴマークは、「70」の数字の中に狭山市を象徴するアイコンを散りばめ、市全体で70周年をお祝いするイメージをデザインしたものです。各アイコンは、右上から時計回りに急須、七夕飾り、薔薇(智光山公園都市緑化植物園)、ツツジ(市の花)、茶の木(市の木)、おなが(市の鳥)、里芋、ペンギン(智光山公園こども動物園)、サイクリング(入間川サイクリングロード)、湯飲みです。
狭山市駅西口ロータリーの歩道部分に5か所、東口ロータリーの歩道部分に1か所設置されています。(2016年に設置された既に撤去済みとなった同型式の蓋の位置に設置されました)
こちらは、西口・ロータリーの歩道に設置されている蓋です。
 
 
 
 
 (2024.06.27追加5)
こちらは、東口・ロータリーの歩道に設置されている蓋です。
 (2024.06.27追加)

こちらは、狭山市駅の東口と西口のローターリーの歩道に設置されているデザイン蓋です。
市HPの案内では、こちらの蓋は「ベースプレート式蓋」と呼ばれ、2016年の設置当時は全国初の仕様だったようです。耐久期間は約5年程で、その間に観光PRなどに役立てばとの事です。
こちらは、西口・ロータリーの歩道に設置されている蓋です。(こちらの蓋は撤去されています。(2023.08.25追加))
狭山市公式イメージキャラクター「おりぴぃ」と市内在住の童絵作家・池原昭治さんによる「七夕まつり」のイラストが描かれています。
 
こちらの蓋は、AR(拡張現実感(Augumented Reality))に対応しています。
市が提供する専用アプリ「狭山スマートナビ」がインストールされたスマホなどを蓋にかざすと、画面に市内の智光山公園こども動物園や「七夕まつり」の様子が映し出されます。

こちらは、東口・ロータリーの歩道に設置されている蓋です。
こちらの蓋も、狭山市公式イメージキャラクター「おりぴぃ」と市内在住の童絵作家・池原昭治さんによる「七夕まつり」と市の特産「狭山茶」の茶摘み風景のイラストが描かれています。
 

上記以外に、市内には次のようなデザイン蓋も設置されています。
茶葉の緑色を地色に黄色の対のイチョウの葉がたくさん描かれていますが、なぜイチョウの葉のデザインなのかは不明です。
こちらは、水野公民館付近の道路に設置されている雨水蓋です。

こちらは、狭山市駅東口が整備される以前にロータリー歩道に設置されていた蓋ですが、既に撤去され見る事が出来なくなっています。
ピンクの地色に、花弁が描かれているように見えますが、詳しい事は判りません。他の蓋と比べ、中央の市章が楕円形になっています。


以降では、規格模様(JIS規格模様、亀甲模様、毘沙門亀甲模様など)と呼ばれる蓋を整理します。
最初は、JIS規格模様の蓋です。
こちらは、用途記載がありません。
 (2023.08.25追加)
(2021.10.01追加) 
こちらの蓋には、中央の市章が「○」で囲まれています。
(2021.10.01追加)
(2023.08.25追加)
こちらの蓋は、上部に「MD3」の記号があります。

こちらは、雨水蓋です。
   
こちらの蓋の上部には「M」、「M8」、「M8」、「H」、「HSB」、「AV-2」の記号があります。
     
こちらの蓋の上部には「H」、下部には「PAT」の記号があります。

こちらは、Φ1200の親子蓋です。
(2021.10.01追加)

こちらは、汚水蓋です。
     (2021.10.01追加)
こちらの蓋の上部には「M」、「M8」、「M8」、「H」、「HSB」の記号があります。
    
こちらは、Φ900の親子蓋です。

こちらは、浸透井の蓋です。
(2021.10.01追加)

こちらは、コンクリート枠の付いた蓋です。
用途記載がありません。
 
こちらの蓋の中央は、市章の上に「水」の文字が書かれています。
かなり古い上水道関係の蓋にも、こちらのように市章の上に「水」と書かれた蓋があります。

こちらの蓋には「汚水」と書かれています。

最後はこんな蓋です。
他の規格模様の蓋でも見られますが、「水」の前にある文字が削られたり、文字全てが消されている蓋です。想像ですが、こちらは汚水蓋を雨水蓋に流用したのかも知れません。
   

次は、亀甲模様の蓋です。
こちらは、用途記載がありません。
 (2021.10.01追加)

こちらは、雨水蓋です。
  
こちらは、上部に亀甲模様(右が拡大)が入っています。
 (2021.10.01追加)
こちらは、上部の形態が違っています。

こちらは、左蓋はΦ900、右蓋は親子蓋です。
 

こちらは、汚水蓋です。
  
こちらは、上部に亀甲模様(右が拡大)が入っています。
(2021.10.01追加)
こちらは、上部の形態が違っています。
左蓋はこじ穴の左上に「N」、右蓋は市章の上に「1」の文字があります。
 (2021.10.01追加)
こちらは、左蓋はΦ900の蓋です。
 

こちらは、浸透井蓋です。
 

次は、毘沙門亀甲模様の蓋です。
こちらは、用途記載がありません。
 
 
こちらの蓋の上部には「14」と書かれています。

こちらは、雨水蓋です。
 
こちらは、左がΦ900の蓋、右が親子蓋です。
 (2021.10.01追加)
こちらは、汚水蓋です。
   

こちらは、「促進事業」と書かれた汚水蓋です。
昭和50~60年頃に公共下水道普及の為、市が補助を出し私道に公共下水道用のマンホール蓋を設置してもらったようです。このような蓋は、公共下水道のマンホール蓋と区別するため「促進事業」の文字が入れたのではないかと思われます。
なお、中央の市章が本来の市章とデザインが違っています。このような市章となったいきさつはハッキリしませんでした。
(2021.10.01追加)

次は、スリップ防止模様の汚水蓋です。
上部には製造年2桁、耐荷重量を表す「T-25」、製造会社のマーク(日之出水道機器㈱)が書かれています。今のところ、緑化公園付近を通る県道216号線と公園に向かう道路でしか見る事が出来ませんでした。

次は、グレーチングタイプの蓋です。
    

こちらの模様は何と呼ぶのでしょうか?
とりあえず、幾何学模様として整理します。
こちらは、用途記載がありません。

こちらは、いずれもΦ900の雨水蓋です。
 
こちらは、汚水蓋です。
 

最後は、コンクリート製の蓋です。
こちらは用途記載がありません。
 (2021.10.01追加)
(2021.10.01追加)

こちらは、汚水蓋です。
(2021.10.01追加)
(2023.01.19追加)

次は、小型マンホール蓋です。
最初は、マンホールカードに描かれているデザイン蓋です。
左蓋は用途記載なし、右蓋は右下に「おすい」と書かれています。
 
こちらは、左蓋の下部に「うすい」、右蓋の下部には「おすい」と書かれています。
 

以降は、規格模様と呼ばれる蓋を整理します。
こちらは、JIS規格模様の蓋です。
(2021.10.01追加)

こちらは、亀甲模様の蓋です。
こちらは用途記載がありません。
(2021.10.01追加)
こちらは雨水蓋です。
表記が「うすい」と書かれています。

こちらは、表記が「雨水」です。
 
こちらは汚水蓋です。
表記が「おすい」と書かれています。
  
こちらは、表記が「汚水」です。

こちらの蓋には、三か所に出っ張りがあり、しっかり固定されています。
  

次は、毘沙門亀甲模様の蓋です。
右蓋は、蓋の四カ所に出っ張りがあり、しっかり固定されています。
 
こちらは汚水蓋です。
(2021.10.01追加)

こちらは、スリップ防止タイプの雨水蓋です。
中央に市章、右下に「うすい」と表記されています。
(2023.11.14追加)

他にも色々な模様があります。
こちらは、〇が連なっているようです。
左蓋は用途記載なし、右蓋は「おすい」とあります。
 
こちらも良く見る模様です。
左蓋は「すい」(おそらく「お」が削られた)、右蓋は「おすい」とあります。
 
こちらの蓋も上記と似ていますが、一つおきに〇輪となっています。

こちらは、あみだクジのような線形模様の汚水蓋です。
  
こちらは、同じ線形でも菱型模様です。
上部に「I.G.S」と書かれていますので、伊藤鉄工㈱製の蓋のようです。

こちらは、碁盤の目のような模様です。

最後は、道路の雨水側溝枡の蓋です。
 

以上で、その1.公共下水道関係の蓋の整理を終了します。
狭山市は、私が居住する所なのでかなり細かな違いの蓋まで網羅しましたが、まだまだ見付るかも知れませんので、その際は更新して行きたいと思います。

その2.では上水道関係他の蓋を整理します。

 

コメント
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