IVFで優秀な子牛を生産

IVFとは、通常の体内受精と異なり、体外受精させた受精卵をレシピエント牛に移植して子牛を生産するもので、生まれた子牛は体外受精卵牛という。
IVFによる場合は、両親が純粋の黒毛和腫であっても、交配した精液は特定出来るが、片方の卵子が特定出来ないため子牛登記が発行されない。
その代わりに子牛証明書が発行され和牛として取り扱つかわれる。
なぜ卵子が特定出来ないのに和牛扱いなのかは理解に苦しむところであるが、考えらることは、と殺した雌牛の卵巣から卵子を取り出すため、当該作業では、既に生殖器は個体判別可能な雌牛とは別々に切り離されているため、事務処理的には、個体識別番号を確認できないこととして母牛は明示できないのであろう。
それなら、和牛としての証明は、どの時点で確認されているかが疑問となる。
精肉の10桁表示が行われていることを考慮に入れれば、雌牛とその卵巣の関係を確認できる方策は無いものだろうか。
これが可能となれば、枝肉が優れている雌牛の卵子からIVF子牛を生産することで、優れた更新牛や去勢子牛が生産可能となる。