昨今の経済不況は、牛肉生産に深刻な影響を与えている。
とくに、上物にランクされた牛肉の消費が前年比二桁台に落ち込んでいて、一層深刻な状態のようである。
枝肉の卸や店舗などでは、呑気に手を拱いていてはらちがあかないとして、進物用や通販などの新たなセットものを開発するなど、あの手この手の戦術をこらしていると聞く。
政府が支給する定額給付金などが、牛肉の消費に廻ることを深刻に期待しているとも聞く。
一方、この様な状況が枝肉相場の低迷をもたらしているが、肥育センターなどでは、これまで子牛市場の上位を占める子牛を購買していたにも拘わらず、最近は1頭20万円以下のみを購買する購買者も現れた。
経営の赤字を最小限に抑えるための苦肉の策であろうことが伺える。
子牛生産とは異なり、肥育では、この様な柔軟な思考で、経営の安定を目指すための一つの取り組みであろうと考えられる。
関係者として、消費の動向が上向きになってくれることを願わずにはおられない昨今である。
(・ω・)/
一頭20万以下の素牛を狙うというのは、
それはそれで難しそうですね。
昨年の今頃でしょうか、
「これから先の見えない長いトンネルに突入する」と、
表現した人がいます。
光はまだまだ見えない様ですが、
頑張って良い素牛の生産に励みたいと思います。
やまない雨も朝の来ない夜もないハズ筈なのですから。
(´∀`)/