最近の哺乳子牛の育て方は、
①母牛の発情再起を正常化させる目的で、分娩後数日間初乳を飲ませたら離乳させる。
②早期離乳すると、哺乳に手間が掛かるため、哺乳ロボットを導入する。
③生後3ヶ月間は粗飼料を与えないで、代用乳とミルクのみとする。
④粗飼料と子牛配合は、生後4ヵ月目から給与する。
の様である。
筆者らは、常時55頭の和牛繁殖において、サイレージとふすまのみで、年1産を果たし10産した母牛は当たり前であった。
しかも、約6.5ヶ月間母乳に付けた結果である。
その経験から、何故早期離乳させるのかが理解に苦慮している。
早期離乳することで、繁殖成績は抜群なのであろうと想像は出来るが、現実はどうなのだろうか。
様々な資源不足が叫ばれている現状下で、哺乳ミルクや代用乳などを潤沢に与え、尾枕を作るなどは、何かヘンではないだろうか。
母乳という安価で安全で最高の栄養源を無理矢理放棄すること自態、本来の本能的授乳を無視し、高コストかを邁進しているに過ぎない。
コメントを寄せてくれるコメンテーター氏の放牧による繁殖経営などは、氏がコメントしているように、牛本来の生息環境下で飼われるため、牛はストレス無しで、子牛の発育を含めた繁殖成績は抜群であろうことが予測できる。
ある大学の教授は、和牛の繁殖牛を日本中の河川敷で放牧すべきで、実現すれば10~20万頭は増加するという。
まだまだ経験不足の私ですが、
最近よく見かける早期離乳と云うやり方を取り入れる予定はありません。
ある程度の規模の場合ひょっとしたら有効なのかもしれませんが…。
抜群の成績とまでは言えませんが、
ほぼ年一産でやれていますが、
今年に限っていえば生産率100%を越える予定。
1月に分娩した牛が2頭共年内に分娩するので。(もちろん鑑定済みです)
ちょっと自慢話っぽくなり、
失礼致しました。
以前、
南西諸島の文字を見て、
沖縄に来てくれていると早とちりしてしまいましたが、
そちらの導入担当の方は八重山まで来て頂いたいるのか非常に興味深いところです。
明日はセリに2頭上場予定。
遠足の前日の子供の気分です。
ぴっかぴかに洗ってやります。
(^^ゞ
コメント内容からも、牛を育てることに、かなり意欲的で熱中人なのだと感じていましたが、案の定、素晴らしい生産率をものにされておられることが判りました。
明日は、いよいよ子牛市とのこと、うまく行くといいですね。
新聞では、5月市がかなり下がったこともあり、九州各県では、7月は若干持ち直しているようです。
さて、誠に残念ながら、八重山諸島へはまだ伺っておりません。