牛肉消費が低迷の最中、国内でも新型インフルエンザの感染が確認されたことによるニュースが、これでもかこれでもかの様相で報じられ、その挙げ句都市部や観光地への旅行や旅館ホテルの宿泊キャンセルが続発しているという。
これらの影響は、牛肉消費の低迷に拍車をかけ、それらを反映して食肉市場では、牛枝肉の5等級で2,000円/kgを割り込むものや、4等級で1,600円という相場がみられている。
得てして、引き潮の時には、災難が続くというが、まさに今時の牛肉生産および流通産業の低迷は、物材費の高騰による損益に加えて、世界的な経済不況が引き金となり、我が国の輸出産業の現地消費激減による同不況がらみにおける牛肉消費減、新型インフルエンザによる消費低迷の加速と枚挙に暇がない状況である。
この状況は、牛枝肉の75%を占める4等級以下の肥育牛は、確実にかなりの損益に至っているはずである。
大方の肥育関係者は、これまで出荷すること事態に夢を抱いていたはずが、現在では、恐る恐るの出荷であろう。
ここに至っては、出荷時の月齢や体重対策など、考慮の他となり、この状況からの脱却対策の目処が立たず、苦慮の生産現場である。
今後は、この教訓を生かし、導入子牛選定や利用飼料等、不況に強い肥育経営策の構築のみである。
現状での願いはただ一つ、出荷時期に至った肥育牛の上質肉期待のみである。
毎日枝肉の相場もチェックしています。
まだまだ業界全体が厳しい状況ですね。(畜産だけではないですが…。)
今月は八重山も安かったですが宮古の結果に驚いています。
牝が20万を割り込んでしまったとの事。
(その系統や増体など詳細は不明なのですが。)
両方の市場から牛を購入して下さってる購買者さんのデータでは、
八重山よりも宮古の方が結果が出ているらしく、
つまり来月のセリでは…。
まぁ、
あくまで一購買者さんのデータではありますけども、
より一層厳しい心構えでセリに臨まないといけない様ですね。
思えば今上場している牛達は、
まだ牛が高値で売れていた2007年の時の種付け。
その交配は決して考え抜いたものではなかったと反省しつつ、
褌を締め直したいと思います。
f^_^;
本格的に厳しくなるのは今からですよ!