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どちらかと言えば、冬場に仕上がる肥育牛は胸部や腹部に鱗状の汚れが付着しやすい。
敷き料が湿りやすいからである。
出荷が予定されれば、それらを洗い落として出荷に備えなければならない。
BSE発生以降、牛体に糞などの汚れは付けないで出荷するように指導されたからである。
しつこい鱗は、なかなか落ちにくく、水をかけ柔らかくしてから落とすことになるが、低温時には、冷水をかけるのはかなりのストレスになっているはずである。
最早、BSEの発生を聞くことはなくなったからには、多少の汚れは我慢して貰っても良いのではと思いたくなる。
出荷時を前にしてのストレスを与えることへ、関係者としてかなりのストレスを感じざるを得ない。
低温時に冷水で洗い、即座に搬送しなければならないケースがあり、牛らは寒さに堪らないであろうとも思う。
ブログを開いて頂いた厚生省や農水省の関係者がおられたら、牛体の汚れの影響云々を再検討して頂きたいと切望する次第である。
実は、水洗い直後に搬送した場合は、ストレスのために、筋肉等にはダークカッティングビーフなどになる恐れを否定できない一面もあろうと判断している。
2年間をかけて丹念に肥育してきたものを、出荷時の一瞬にストレスをかけるなどは、忍びない話でもある。
出荷前の鎧落としなのですがホームセンターなどで売っているパイプソー(ノコギリではない)と従来の金くしを併用すれば比較的楽に落とせます。
パイプソーのコツは皮と鎧の間の毛を切っていくかんじで使うことです。あまり立て過ぎたり激しく使うと身を切る(皮を傷つける)ことになります
慣れるとこれなしでは汚れ落としはしたくなくなります(笑)
水を使うこともなくなりました
ただ繁殖農家さんは真似されないほうが、よいとおもいます。毛を切っていくことになるので出荷子牛の見栄えが悪くなりますので