牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

今なお再開が厳しい子牛市場

2010-06-01 00:37:07 | 家畜市場



子牛市の再会が待たれる九州地方である。
出荷頭数の多い曽於中央など、平常時でも月に4日間開催されている。
4~5ヶ月ぶりの子牛競りが開催されれば、単純に計算しても同時に15~17日間は必要となる。
このような市場開催では、競り残しや安価で取引されることになりかねない。
当分の間は、出荷が制限された月齢の高い子牛から順次出荷することにならざるを得ない。
市場開催日が増加せざるを得ないが、そうなると購買者の獲得などから、九州や出荷延期している各県では、市場毎の開催日割表の変更を余儀なくされることにもなる。
市場開催が7月なのか8月なのか、或いは9月にずれこむのかを想定してJA市場関係者は、既に日割表の腹案を設定しているであろう。
これらの市場運営にも開催延期が長期化するほど厳しい難局を強いられることにもなる。
一刻も早い収束宣言が待たれるところであるが、伝播の状況は今なお拡大の情報が流されており予断を許さない現状下にある。