牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

繁殖雌牛の育成(25)

2009-05-07 20:09:58 | 雌牛



⑬登録検査を受ける。
種付けを開始する頃になる生後14ヵ月令から30ヵ月令までの間に、全国和牛登録協会が実施している登録事業に添った基本登録や本原登録を受ける必要がある。
個体識別番号制度が実施されるようになり、登録を受けることが、直接経済効果に繋がるようになった。
登録検査を受けることにより、生時に登記された子牛登記に記録されている諸々のデータと登録検査対象牛の体型やその特徴及び審査標準に照らし合わせた全体的または体格部位の良否が点数で評価され記録保存され、これらの登録記載事項が、その産子や後代にまで連結される。
そのため、登録を受けることにより、代々の産子が血統的に保証されるもので、重要な役割を担っている。
登録検査は、誰が審査しても同様の得点となるような方式に改正されることが、審査の普遍性や効率的な改良を推進することに重要な意味を持つと筆者は考えている。