きょうは、涼しさを通りこして寒かったですね。
こんな日は体調を崩しやすいそうですので、
みなさん、気をつけましょう。
もう、2週間も前に、
フォトジャーナリスト・山本宗輔さんから
「大震災写真集二冊のお知らせ」のメールをいただいたのに、
当ブログでご案内するのがすっかり遅れてしまいました。
私は、近所の書店に取り寄せてもらって、
翌日手にしました。
貴重な写真集です。
山本さんに
「表紙の写真をこのブログで使うことは、許されるでしょうか」
とお聞きしましたら、
「使っていただいて構いませんよ」
というお返事いただきましたので、
堂々とご紹介します。
一人の人間として、
ジャーナリストとして、
この天災、人災にどう向き合うのか。
深い苦悩、
その場に立ち会わずにいられないジャーナリストとしての使命感。
迷いもし、
憤りもし、
逡巡し、
涙でレンズを曇らせもし。
多くの戦場を取材した経験をもつジャーナリストでさえ、
それでも息をのむ光景。
写真集の終わりに、
メンバーによる緊急座談会があります。
3・11東日本大震災でメルトダウンしたのは福島第一原発だけではなかった。政府もマスコミもメルトダウンしたのである。
(山本宗輔・まえがきより)
メディアが流す情報は住民にとって生きるか死ぬかの決断を迫る情報であった。市民は受け取った情報を選択する。欺瞞的な情報を必死に見抜こうとしていた。そして、「ジャーナリズムは死んだ」と長い間思いつづけていた私は、もしかしたら生き返るかもしれない、と思うようになってきた。それは今後のジャーナリスト一人ひとりの闘いにかかっているのだが──。 (森住卓・あとがきより)
JVJA写真集「3・11 メルトダウン 大津波と核汚染の現場から」(凱風社、1890円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/477363507X/
JVJA写真集
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会編