さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

本のこと

2012-02-03 | 
 「本のこと」などと偉そうなタイトルですが、
 べつに本についてまとめた意見があるわけではありません。

 ので、まったくたいしたことはありません。

 目の前に置いてある本のことなど、
 ちょこっと・・・。

 そういえば、
 2年前に、読んでいない本を積み上げた高さが45センチほどになっている、
 と、このブログで書いているのですが、
 いまは半分ぐらいにまで減っています。

 一生懸命読書に励んだわけではなく、
 新しい本をあまり買わなくしている結果なのだと思います。

 読む速度は相変わらず遅くて、
 読み終わったときには、
 最後の部分しか頭に残っていないことが多いのです。

 それでも、読んだときにすぐブログにアップすればいいものを、
 ぐずぐずしているので、
 書きそびれてしまって、
 あぁあ、です。

 いま目の前にあるのは、
 「金子みすゞ童謡集」(ハルキ文庫)です。

 東日本大震災のとき、
 コマーシャルが自粛され、
 なんとか広告機構とかの映像が流れました。

 こだまでしょうか
 という、みすゞさんの詩の一節が、
 何回も何回も目と耳に飛び込んできました。

 せっかくの詩も、
 こうしつこくされると、
 さすがにうるさくなります。

 けど、
 みすゞさんの詩のやさしさが、
 多くの人のこころに響いたのも確かだと思います。

 この本の巻末に、
 宇宙物理学者・佐治晴夫さんのエッセイがあり、
 みすゞさんのやさしさについて書かれています。

 転載させていただきます。


 “やさしさ”とは、
 物理的に知覚できることがらの裏にかくされている真実を単なる幻想としてではなく、
 きちんとした論理に裏打ちされた想像力で正しく理解していくという感性だと思います。
 金子みすゞさんの“やさしさ”はまさにそこにあります。



 私はこんなふうに考えたことがありませんでしたので、
 ふ~ん、そうなのかぁ・・・、
 と感心するだけで、
 まだよくわかりませんが。

 みすゞさんは、
 1903年に生まれて、
 自ら命を絶ったのが1930年。

 その人の持つ“その人らしさ”を、
 大事に生かせる世でありたい、
 そんな世を創りたい。

 強くそう思った一冊でした。



 みすゞさんの本のことだけになってしまいましたね。

 佐渡裕さんの本のことも書きたかったのですが、
 時間不足、力不足でーす。




  新しい本のご紹介。


     消費税増税の大ウソ大月書店

       山家悠紀夫 著
       井上 伸  著

      
  出版年月日は 2012/02/10 となっています。
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2 コメント

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お言葉ですが^^ (nakayosi)
2012-02-03 22:34:08
真の優しさとは
きちんとした論理に裏打ちされた想像力で正しく理解し、経験と技術をもって理想に向かい実践する者を応援する感性だと思っています。
(笑)
返信する
う~ん・・ (さくらおばさん)
2012-02-04 20:46:24
これまたむずかしい。
~実践する者を応援する感性、ですか・・。
返信する

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