さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

「沈まぬ太陽を心に持って」

2009-08-03 | 
         

          Y保育園のひめりんご  09.7.31   



 7月17日付の「朝の風」に、『沈まぬ太陽』の映画化が進み仕上げに入った、とありました。


 山崎豊子さんのこの小説は、いまは新潮文庫版があるようですが、私は分厚くて5巻まであったものを夢中で読みました。


 日航機墜落事故を知った時もショックでしたが、労働組合委員長・「恩地元」さんの生きざま、そしてこれを小説に書き上げた山崎さんの強い想いにもまた、強い衝撃を受けたのでした。


 主人公のモデルになった方の講演も聴きに行きました。

 飄々とした、穏やかな印象の方で、ユーモアをまじえてのお話だったと記憶しています。

 その時はすでにご病気だったのだと、あとで思いました。
 それから1年も経たないうちに亡くなられたのではなかったでしょうか。


 この「朝の風」を読んですぐ思い出したのが、国公一般ブログ「すくらむ」でした。

 「『沈まぬ太陽』ついに映画化」(08.12.14付)とあり、その内容がとても心に訴えるものだったからです。


 「すくらむ」の主な書き手であるノックオンさんが企画・編集した山崎豊子さんへのインタビュー記事ですが、山崎さんご自身が、国公労連という労働組合を、“労働者のためにたたかっている組合”と信頼してのお話のようで、このことにもまた胸をうたれます。

 記事の最後に、山崎さんが座右の銘としているゲーテの言葉があります。

 山崎さんの生き方がよくわかるように思います。


 インタビュー記事中の小見出しをご紹介しましょう。


 ◆アフリカで巡り合った現代の「流刑の徒」

 ◆不条理を許さない人間としての誇り

 ◆泣きながら書いた場面

 ◆今でも夢でうなされる地をはうような取材

 ◆声なき声に支えられた『御巣鷹山篇』

 ◆なくしたい政官財癒着 不毛地帯の日本を警告したい

 ◆まともな労働組合に光あて、たたかう労働者を勇気づける

 ◆ただすべきことただし、国の行政をよくして



 きょうのこのブログのタイトルを、山崎さんの言葉からお借りしました。

     ── 沈まぬ太陽を心に持って ──



    
          国公一般ブログ 「すくらむ」

             http://ameblo.jp/kokkoippan/day-20081214.html 


 ぜひ、お読みくださることをお勧めします。
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2 コメント

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ありがとうございます (ノックオン)
2009-08-05 23:43:11
山崎豊子さんのインタビュー記事をご紹介いただき、ありがとうございます。あわせて、インタビュー記事に寄せられた感想も時間があるときにでもながめてみてください。
http://www.kokko-net.org/kokkororen/chomei01.htm
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ノックオンさん、すみません !! (さくらおばさん)
2009-08-20 19:37:56
ノックオンさんのコメント、どうして気がつかなかったのでしょう?!
わぁ、ほんとにすみません !! 

たくさんの方から、感想が寄せられているのですね。
皆さん、励まされていて・・。
大変なことも多そうですが、ノックオンさんの記事はとても大事です。
健康に気をつけながら、つづけてくださいね。
 
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