Y保育園のひめりんご 09.7.31
7月17日付の「朝の風」に、『沈まぬ太陽』の映画化が進み仕上げに入った、とありました。
山崎豊子さんのこの小説は、いまは新潮文庫版があるようですが、私は分厚くて5巻まであったものを夢中で読みました。
日航機墜落事故を知った時もショックでしたが、労働組合委員長・「恩地元」さんの生きざま、そしてこれを小説に書き上げた山崎さんの強い想いにもまた、強い衝撃を受けたのでした。
主人公のモデルになった方の講演も聴きに行きました。
飄々とした、穏やかな印象の方で、ユーモアをまじえてのお話だったと記憶しています。
その時はすでにご病気だったのだと、あとで思いました。
それから1年も経たないうちに亡くなられたのではなかったでしょうか。
この「朝の風」を読んですぐ思い出したのが、国公一般ブログ「すくらむ」でした。
「『沈まぬ太陽』ついに映画化」(08.12.14付)とあり、その内容がとても心に訴えるものだったからです。
「すくらむ」の主な書き手であるノックオンさんが企画・編集した山崎豊子さんへのインタビュー記事ですが、山崎さんご自身が、国公労連という労働組合を、“労働者のためにたたかっている組合”と信頼してのお話のようで、このことにもまた胸をうたれます。
記事の最後に、山崎さんが座右の銘としているゲーテの言葉があります。
山崎さんの生き方がよくわかるように思います。
インタビュー記事中の小見出しをご紹介しましょう。
◆アフリカで巡り合った現代の「流刑の徒」
◆不条理を許さない人間としての誇り
◆泣きながら書いた場面
◆今でも夢でうなされる地をはうような取材
◆声なき声に支えられた『御巣鷹山篇』
◆なくしたい政官財癒着 不毛地帯の日本を警告したい
◆まともな労働組合に光あて、たたかう労働者を勇気づける
◆ただすべきことただし、国の行政をよくして
きょうのこのブログのタイトルを、山崎さんの言葉からお借りしました。
── 沈まぬ太陽を心に持って ──
国公一般ブログ 「すくらむ」
http://ameblo.jp/kokkoippan/day-20081214.html
ぜひ、お読みくださることをお勧めします。
わぁ、ほんとにすみません !!
たくさんの方から、感想が寄せられているのですね。
皆さん、励まされていて・・。
大変なことも多そうですが、ノックオンさんの記事はとても大事です。
健康に気をつけながら、つづけてくださいね。
http://www.kokko-net.org/kokkororen/chomei01.htm