参院選が終わりました。
政権党の過半数割れ、が話題です。
確か3年前は、民主党の一人勝ち、だったと思います。
公約を破ったことへの批判はもとより、党首の言うことのあやふやさに、有権者の気持が引いたのでしょうか。
きょうの「しんぶん赤旗」の記事からご紹介します。
8月15日放送のNHKスペシャル終戦特集ドラマ「15歳の志願兵」です。
「江藤千秋著『積乱雲の彼方に──愛知一中予科練総決起事件の記録』に書かれた実話をもとに、戦争で引き裂かれた少年達の夢や友情を描」いたもの。
このドラマの出演者の記者会見でのお話に引き込まれました。
以下、記事からの転載です。
主人公・正美役の池松壮亮さん
やっていてすごく苦しさを感じます。僕らの世代は戦争ってどこか人ごとだったので、そういう世代に訴えかけるものができたらと思います。
正美の親友・光男役の太賀さん
この時代に生きた人は、友達と夢を語ることさえ簡単にできなかった。光男という役を自分なりに理解して一生懸命やっていきたい。
愛知一中の配属将校役の福士誠治さん
僕自身が思うことと反対のことを言わなければならない。心を鬼にして演じたい。
愛知一中英語教師・正美の父役の高橋克典さん
(ご自身のお父さんも予科練だったとのこと。「戦争には絶対反対すること」と教えられたそうです。)
父はあと数番のところで戦争に行くところでした。その話をするときに必ず涙していました。その涙はすごく重要なものだと思っています。
戦争がいかに異常なことかを世界中に提唱していけるのは、戦争はやらないと言い切った日本だけだと思います。私自身、息子がいますので、昔の人間よりは命の価値を重んじてきたということが、人間が少しだけ賢くなってきたところかなと思います。
校長役の竜雷太さん
防空壕の中からB29を見た記憶のある数少ない世代。
世界中で起こっている戦争に日本が巻き込まれない保証はないと思います。そのためにもこの作品を見て、国が賢くなるように。みんなでしっかりと支えていかなければならないんじゃないかと思います。
このような発言をすることは、勇気のいることだと思います。
感謝します。
きょう、目にとまった言葉。
ひたすら誰かの為に
その誰かが
それによって何かを始められるように
(ベルトルド ブレヒト)