さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

JVJA緊急報告 「沖縄~真の抑止力とは」

2010-06-21 | 催し物
 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会と山本宗補さんからあらためてのメールをいただき、あわててアップします。もう、こんなに日が迫っていました。すみません。




=========【以下、転載歓迎】============



      JVJA緊急報告「沖縄~真の抑止力とは」

  

武力が本当の抑止力になるのか?
戦中、武力衝突や集団自決を免れた島には何があったのか――。
沖縄戦、米占領時代から今日までの沖縄を見詰め、「真の抑止力」について提言する。


期日 2010年6月27日(日曜日)
場所 明治大学リバティタワー1階 1012教室(定員280人)
時間 開場 13:00 開演 13:30~17:00
資料代 1,000円(学生500円)
共催 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)/
現代史研究会
お問い合せ JVJA事務局 090-6101-6113 office@jvja.net

※先着順に受付(予約は必要ありません。定員 280 名)
定員を超えた場合は会場収容人員の都合により、ご入場を制限
いたします。あらかじめご了承ください。

会場までのアクセス
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
プログラム内容:(内容、順番、出演者については諸事情により変更される可能性がありますこと予めご了解ください)

1、主催者挨拶に代えて(生方卓明治大准教授)
2、嬉野京子氏報告
3、滝本匠氏報告
4、豊田直巳氏写真スライド

 *司会 JVJA國森康弘


出演者略歴と報告内容

・嬉野京子氏(うれしの・きょうこ:ジャーナリスト、写真ディレクター。日本リアリズム写真集団の創立に参加。元日本写真家協会理事。米軍占領下の沖縄で米軍車両が少女をひき殺した現場を撮影、大きな反響を呼んだ)
[報告内容]・・・米軍占領下時代から今日まで、40数年間取材を積み重ねてきた「沖縄」について語る。1967年の伊江島での農民不当逮捕を撮影したために米軍憲兵に指名手配され住民の協力で「脱出」した自身の経験や、沖縄で訓練を受けベトナム従軍経験がある元兵士の米平和活動家アレン・ネルソン氏の生き様についても触れる)

・滝本匠氏(1998年琉球新報社入社。編集局社会部に配属、県警担当。99年には普天間飛行場移設問題で岸本建男市長(当時)の条件付き名護市辺野古沖建設受け入れの局面で特別取材班に参加した。01年から八重山支局長として、最西端の与那国島や尖閣諸島の取材を通して国境問題などの取材にあたる。05年3月から本社政経部に異動、同年6月から1年間、在日米軍再編問題の取材でワシントン特派員に。政治部で基地問題を担当した後、鳩山政権発足を受け2009年11月から東京報道部。
[報告内容]・・・海兵隊が沖縄になければならないという誤った「常識」と海兵隊の抑止力という虚構にとらわれたまま、普天間問題は振り出しに戻った。だが、県民にとってはゼロの振り出しではない。「できないこと」の約束を反故にされたのではなく、「できること」の約束を履行しなかったという裏切りの念が強い。それは「沖縄への差別」という感情を揺り起こしてしまった。
 民主党による政権交代劇は、沖縄の米軍駐留をとりまく「呪縛」を禊(みそ)ぎする通過儀礼となってしまった。抑止力というフィクションを実在化させてしまい、誰もが存在を知っていながら政府は認めてこなかった「密約」も公にした上で、お墨付きを与えてしまった。
 この8カ月余で東京と沖縄の溝は開く一方だった。政府側はもとより、マスコミ側にも温度差は存在した。政局ばかりをにらんだ在京記者の取材には、安心で平穏な生活を取り戻したいという住民の視点がなかった。日米危機をあおるマスコミによってつぶされたとの側面も否めない。
 鳩山政権が白紙にしたものは、普天間の移設先の論議だけではない。ある意味で戦後、虐げられ積み重ねられてきた沖縄の基地負担の歴史までもリセットさせ、沖縄の負担というものを全国一律の水準に擬態化させ、沖縄の本土化といえる状況が残された。

・生方卓氏(明治大学政治経済学部准教授。現代史研究会顧問。社会思想史、哲学、倫理学から現代史まで幅広い分野で研究を重ねる)
[報告内容]・・・武力が本当の抑止力になるのか? 沖縄戦で、武力衝突や集団自決を免れた島には何があったのか――、の話も交え、「本当の抑止力」について考察を深める。

・豊田直巳(フォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会正会員。2003年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞)
[報告内容]・・・95年抗議集会(在沖縄米兵による12歳少女暴行事件が発端)から今日の基地問題までを、写真スライドで振り返る。詳細は追って追加します。

・國森康弘(フォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会正会員。ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト2009日本版優秀賞。主著に『証言沖縄戦の日本兵』(岩波書店)、『家族を看取る』(平凡社)など)

お問い合せ 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
JVJA事務局 
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21 静和ビル2F
tel 090-6101-6113 fax 03-3252-7651
http://www.jvja.net/ office@jvja.net


 
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