ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

リスベート・ツヴェルガー絵本原画展

2012-05-31 | 日々のこと。



毎年この時期になると、京都~奈良へ日帰りで出かけています。
私としては、年に2回、春と秋に息抜きのお休みをもらっているつもり(笑)
今回は、JR京都伊勢丹にある美術館「えき」KYOTOで開催されている
リスベート・ツヴェルガー絵本原画展へ行ってきました。

名前は知らなくても、彼女の繊細で美しい絵で描かれた絵本を
手に取ったことのある方も多いのではないでしょうか。
実は私も、名前こそ知っていましたが、じっくりと絵本を読んだことは
ありませんでした。

というのも、彼女の絵本は文章が多い(笑)
彼女の代表的な作品『賢者の贈り物』、『不思議の国のアリス』、
グリム、アンデルセン・・・などなどでわかるように、お話の挿絵がほとんど。
あらためて絵本で読む、ということがなかったのです。

でも、あの繊細なペン使い、淡く美しい色彩など、
原画で見たら絵本以上に美しいに違いないと思って
今回の京都行きはこの原画展に決定。
人の少ない平日の朝いちをねらって見に行きました。

そして、はい、期待通りでした~
ため息の出るような美しさ。
柔らかいセピア色のインクで描かれた線に、淡い色彩。
おとぎ話の挿絵にぴったり!

原画で何がうれしいって、下書きの鉛筆のあとがそのまま残っていたり、
紙の滲んだ様子までよくわかることなんですよね。

今回新旧いろんな作品を見て、繊細な美しさだけでなく、
意外に色彩のコントラストがはっきりとしていたり、
デザイン的であったり、構図がおもしろかったりと、
新しい発見もたくさんありました。
『オズの魔法使い』や『鼻のこびと』は絵がとてもユニーク。

お話をよく知っている絵本でも、絵に彼女なりの解釈が表現されていて、
また違った魅力が付け加えられています。

そして、あれこれ迷って私が買った絵本はこれ↓



          『鼻のこびと』

この表紙の絵もインパクトがあるでしょ?


リスベート・ツヴェルガー絵本原画展は6/17(日)まで。
6/2(土)、3(日)にはサイン会もあるのですって。
機会があればぜひ!
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ごちそうさま 

2012-05-24 | 食べること。
主人はほとんど料理というものをしませんが、
たま~にひとつの料理に凝ることがあります。

ある時はビーフジャーキー。
また、ある時は鯛のうしお汁、というふうに。

で、最近凝っているのが燻製。
これがね、意外にいけるんですよ。
よくつくってくれるのが手羽先とチーズ。
↓今回は砂肝が加わりました。





燻製の鍋は、以前懸賞で当たったものを使っています。
当時は私も図書館で本を借り、ちくわやウィンナー、
ゆで卵などでお手軽な燻製をつくっていましたが、
主人のは1~2日漬け込んで、それを干してから
洋酒の樽に使用されたチップで燻製する、という本格的なもの。
ついつい、ビールやワインがすすみます(笑)

で、新たに挑戦したのがベーコンです。
これには私もびっくり!





先日、このベーコンと畑のスナップエンドウでパスタをつくったら
すご~く美味しかった

ただ、夏に向けてダイエットしようとしている身には、
このじゅわ~とした油がこわいけど・・・



↓こちらは主人がつくってるイチゴです。





大きいものは30g以上ありました。
が、今年は病気にやられてあまり収穫が見込めないそう。
去年はイチゴジャムをたくさんつくれたのになあ・・・残念。

見よう見まねで畑をしている主人。
あれこれ口出ししたいけれど、今はおとなしく見守ることにしています(笑)

とりあえず、美味しい燻製と新鮮なイチゴをごちそうさま~

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ハートの日食

2012-05-21 | 日々のこと。
今朝6時に目が覚めると、朝日が燦々と差し込んでいました。

私の住む地域では金環日食を見ることができない、と知ってから、
テンションが下がって日食グラスも購入していなかったのですが・・・
せっかくになったので、ピンホールで太陽を映す方法で観察してみました。

急遽、厚紙にたこ焼き用のピックで穴をあけ、太陽の光を映してみると・・・









わかりますか?
ハートをかたどる穴のひとつひとつが日食の形になっています。

日食が終わると、はい、もとの円に。






京都にいる長女からは、出勤途中に「空の明るさへん!これが金環日食?」

東京に住む次女からは、「金環日食みたよー!」

と、メールが届きました。
次女は、アパートのお隣さんが日食グラスを持っていて、
一緒にみましょって誘ってくださったそうです。いいなー


違う場所で、それぞれに見た日食。
それでも、家族一緒におしゃべりしながら見たような気になりました(笑)

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母の日に

2012-05-14 | 日々のこと。
最近、月に1度、母と姉夫婦を交えて食事会をするようになりました。
というか、はっきり言って飲み会です(笑)

先週末も姉が送迎付のお店を探してくれて、みんなで行ってきました。
お店の雰囲気もよく、料理も美味しくて、しかも飲み放題!
生ビール、焼酎、ワイン、梅酒・・・
みんな、どれだけ飲むんや、というくらい飲みました。

普段愚痴っぽい母も、こういうときはご機嫌。
おしゃべりで賑やかなのが好きな母にとって、母の日のプレゼントよりも
こうやってみんなが集まることの方が嬉しいのかも。

土曜日に母を心療内科の診察に連れて行ったとき、先生が
そのおしゃべり好きのおかげで物忘れがひどくならないのだろう、
と言われました。
認知症の症状が一気に悪化する方もおられることを思うと、
義母も母も、介護保険を使いながらなんとかひとり暮らしが
できているので、それはありがたいと思っています。

こんな平穏な日々が、1日でも長く続きますように。



     :::  :::  :::  :::   :::



で、昨日の母の日。
私にも嬉しいプレゼントが届きました。






初任給をもらった長女から「何か欲しいものない?」と聞かれたとき、
シャープペンか携帯ストラップと答えて、
もっと高いもの言ってよ~と言われてしまいました(笑)

でも、ずっと使ってたタンタンのシャープペンは足がとれたままだし、
携帯ストラップも、次女からもらった美味しそうなデニッシュのは壊してしまい、
今は修学旅行のお土産のミニーちゃんだけなのです。

で、長女から送ってきたのは、新たにタンタンのシャーペンと携帯ストラップ。
それに、素敵な外国の絵本でした。

チェコのおみやげの絵本は単語がちんぷんかんぷんで読めていないけれど、
これは簡単な英語だったのですぐに読み終えました。
ほのぼのとした水彩画のタッチと、空飛ぶ鯨がよかった~
ありがとね


普段、メールの返信すらしない次女からは、
めずらしく当日に「おかーさんいつもありがとー」のメールが(笑)


自分が学生やOLだったとき、母の日のプレゼントなんてしたかなあ・・・
母親にはけっこう反発していて、親不孝な娘だったなあ・・・
いまだに、会えばいつのまにか口げんかになってしまう母と私。

そんなことをあれこれ思い返すと、娘たちからプレゼントをもらうたび
ちくりと胸が痛みます。

母であり、娘である私にとって、母の日はちょっぴり複雑・・・

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センダックの思い出

2012-05-09 | 読むこと。
昨夜というか今日の0時半、メールの着信音で目が覚めました。
何ごとかと携帯を見ると・・・

センダックの訃報・・・ほんまなん・・・

長女からのメールでした。

センダックのふほう、ふ報・・・訃報・・・えっ?
そうか、亡くならはったんや。


かなり高齢だとは思っていましたが、今朝ネットでチェックすると
享年83歳とのこと。
センダックの絵本は古典の部類に入るような名作が多く、
いつだったか新作が並んでいるのを見て、まだ生きてはるんや~と
逆に驚いたこともありました
それほどたくさんの魅力的な絵本を描いた絵本作家です。


長女と私にとって、センダックは絵本の神様みたいな存在でした。
もう17年ほど前のこと。
図書館主催の絵本再発見講座を受講しました。
その内容は、ひとりの絵本作家を取り上げて各自調べて発表する、というもの。
まだ絵本のこともよく知らなかった私が、たまたま取り上げたのが
このモーリス・センダック。
図書館で彼の絵本や資料をごっそり借りてきて、
大学のゼミの発表のようにがんばって調べました。
そのおかげでセンダックの魅力を知り、そこから絵本の
奥の深さを教えられたのでした。

その頃まだ小さかった子どもたち、特に長女は、私が調べものをしている隣で
センダックの絵本に囲まれ、ひとりおとなしく読んでいたものです。
その影響か、長女もすっかりセンダックのファンに。

『かいじゅうたちのいるところ』、『まよなかのだいどころ』、
『まどのそとのそのまたむこう』、『くつがあったらなにをする?』、
『チキンスープ・ライスいり』・・・

好きな作品を挙げるときりがありません。
そういえば、長女に「チキンスープライス入りをつくって~」と言われ、
悩んで適当にお米入りのスープをつくったこっともありました(笑)

思い返すと、二人の子育てで大変な時期ではあったけれど、
絵本に囲まれた幸せな時間を過ごした日々でもありました。
いまだに未熟な母親で申し訳ないと思っていますが、子どもたちに
たくさんの絵本との出会いをつくったことだけは自慢できるかな。
そして、そのきっかけをつくってくれた絵本作家がセンダックだったのです。


たくさんの絵本と幸せな時間をありがとう。
心よりご冥福をお祈りします。





コメント (2)
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