ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

ひとり暮らし

2008-04-28 | 日々のこと。
長女がひとり暮らしを始めてもうすぐ一ヶ月。

朝寝坊はしていないだろうか(家では毎朝私が起こしていた)、
友達はできただろうか(人見知りするタイプ)、
ご飯ちゃんと食べてるかな~(料理に興味がない?)、
と、不安だらけでした。

ところが。

朝起きて洗濯する時間もあるよ~(へ~)
さっそく「お仲間」見つけた!ふふふ(お仲間っていったい・・・
自炊って楽しい!(え~っ、意外!?)

少人数でアットホームな大学なので、新入生歓迎のイベントも多く、
もうすっかりみんなとなじんでいるようです。

料理に関しては親のわたしもびっくり。
ありあわせで創作料理(?)をつくったり、
残り物でお弁当こさえたり、
甘いものに飢えてプリンまでつくったとか!?

わからないものですねえ。
料理好きの次女と違って、すすんで料理をするというタイプではなかったのに。
ひとりになって必要にせまられ、
いままで隠れていた才能が目覚めたのでしょうか(笑)


さてさて。
ひとり暮らしといえば、実はこの週末私も「ひとり暮らし」を経験しました。
主人はウルトラマラソンのレースで土曜日から和歌山県へ、
次女も試合のため金曜日から愛知県へ。

結婚して20年。
家族がいない夜を過ごすのは、なんと初めてのことです。

何がうれしいって、食事の心配をしなくていいんですよ~
いつものように、休日に掃除や片づけをしていても、
あ~もうお昼のしたくをしなきゃ、と途中でやめたり、
買い物に出かけたり、のんびり本を読んでいても、
あわてて夕飯の準備にとりかかったりする必要がないのです!

土曜の夕方は、ソファに座りビールを飲みながら
暗くなるまで思う存分本が読めました
もう、至福の時・・・。




飲んだのは発泡酒1本だけですよ~
おつまみはお気に入りのわさび味の柿の種


あたりが薄暗くなってやっと、あっ夕飯食べなきゃ、って。
おかげで、すっかり気ままで自堕落な週末を送ってしまいました(笑)

夜、長女からメールがきてポテトサラダ2種
(ヨーグルト味とケチャップ味)つくったとのこと。
パンとおつまみとビール(と残り物)で週末を過ごした母は、
こんな調子でひとり暮らししたら、
食生活めちゃめちゃやなーと反省したのでありました

コメント (10)
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ライラの冒険 黄金の羅針盤

2008-04-25 | 観ること。
今日、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」をようやく観てきました。

邦画ばかり上映していた地元の映画館で、
めずらしく洋画をやってると思ったら、なんと「黄金の羅針盤」!

今日が最終日だったので、「観てきたら」という主人の言葉に甘えて、
午後早々に仕事を早仕舞いして行ってきました。


原作はフィリップ・プルマンの『黄金の羅針盤』です。
当時「ハリポタよりもおもしろい!」と書評に紹介されていました。





ハリポタが驚異的な売れ行きを見せて以来、
さまざまなファンタジーが本屋に山積みされていましたが、
ほとんどが小手先を変えただけの、どこかで読んだようなストーリー。
ちょっと食傷気味のころにこの物語に出会いました。

はじめの1ページから、「えっ、何!?この世界・・・
慣れるのに(とういかイメージするのに)時間がかかりました。
そう、「この世界」と似ていながら、まったく「異なる世界」なのです。
とにかく、この作者の想像力に、創り出された世界に圧倒されるばかり。

第2巻『神秘の短剣』、第3巻『琥珀の望遠鏡』と続くのですが、
『琥珀の望遠鏡』ではもう私の想像力では補えなくて、
どんなに視覚化されたものを観たかったことか。
待ちに待った映画化だったわけです。

しかし。
映画化されて読者が満足したファンタジーは、
残念ながらそうたくさんはありません。
期待半分、不安半分。

で、観た感想はというと、
・・・やはり、満足感と不満が半々というところでしょうか。


まず、始まって「あら、吹き替えだったんだ~
この世界固有に存在するダイモン(守護精霊)が日本語しゃべるなんて、
すっごい違和感
ファンタジー=子供向けだと思われてるんでしょうね。
ここでは吹き替え版しかやってないみたい・・・。

映像はすごくよかったんです。
だからその映像に圧倒されてるうちに、
もうここまで話がすすんだの~という感じでした。

原作はけっこう長く、いろんなエピソードが盛り込まれています。
けれど、そのあたりがかなりはしょってあって、
原作で感じた深みとか重みがほとんど感じられませんでした。

作品にはかなり個性的な登場人物(動物?)が出てきますが、
こちらのほうはイメージを損なうことなくよかったです。

主人公ライラ役のダコタ・ブルー・リチャーズは
気が強くて、生意気そうで、賢そうで、ライラにぴったり!





ニコール・キッドマンのコールター夫人も、
美しさと豪華さと怖さを兼ね揃えていて原作のイメージどおり。

サム・エリオットのリー・スコーズビー、
エバ・グリーンの魔女セラフィナ・ペカーラなど、
登場人物のキャラクターはすごくよかったのに、
説明があまりされてなくて残念でした。

原作を読んでない人は、突然魔女なんかが出てきて
びっくりするんじゃないでしょうか(笑)
しかも、その魔女がセクシーで謎めいてて・・・。

びっくりといえばクマでしょうね~
原作でこのイオレク・バーニソンは勇気があって、強くて気高いクマです。
でも、映画でそれが表現できるんだろうか、
それこそいかにも「子供向けファンタジー」風に
なってしまうのではないだろうか、と不安でした。

ここでも吹き替え版だとクマが日本語しゃべるわけですから、
「う、う・・・む」と思わないわけにはいきません。
(たとえ緒方拳の吹き替えでも)
でも、映像的には及第点かな。
表情も感じられたし、迫力もありました。

内容が物足りなく感じられるのは、
これがまだ物語の序章という設定になっているからかもしれません。
映画のラストシーンで、「あれ、こんなところで終わったっけ?」
と思ったのですが、家へ帰って確かめてみたら、
やはり原作では重要な結末が描かれていました。

原作のラストを二作目に持ってきて、
このふたつのパラレルワールドを対比させるつもりなのでしょうか。
複雑な世界を描いているわけだから、
第一作目が説明的になってもしかたないのかな。
映像は見応えたっぷりなので、二作目に期待しましょう。

・・・その前に、原作をもう一度読み直しておかないとね~
もう、すっかり人物名も内容も忘れてましたから・・・

コメント (4)
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春の憂鬱

2008-04-18 | 日々のこと。
ここ数日、雨降りの肌寒い日々が続いています。
先週盛りだった桜も、今やすっかり葉桜。
雨模様の下、なんだか侘しげです。



(これは先週撮ったもの。
 桜のじゅうたんがとてもきれいだったので)


3月から、長女の引っ越し、次女のレースと
忙しい日々が続いた疲れが今ごろでてきたのか、
こんな天候のせいなのか、あるいは次女の朝練が始まって
単に寝不足なだけなのか、なんだかぼんやりしています。


実は、先日、誕生日を迎えました。
できれば2年に1回で充分、という年齢になってしまったわけですけれども(苦笑)

その日、ふと思ったのは

あと何年生きられるんやろ。
あとどのくらい自分の頭で考え、判断できる自分でいられるんやろ。
そして、自分は一体何をしたいんやろ・・・。

ということでした。

誕生日にそんな思いが浮かんだのは初めてのこと。
そろそろ自分の来し方行く末を見つめる時期なのでしょうね。

でも、実際は日々の雑事に追われ、じっくり考える暇も余裕もありません。

長女からは、中国語の辞典探すのに古本屋が見つからへんとか
宅配便の不在票が入ってたけど、どうすればいい?とか
しょっちゅうメールがあるし(←ないと淋しい
次女は次のレースに向けて朝練が始まり、
食欲はなくなるし、宿題せずにこたつで寝てしまうし
義母は義父の一周忌の法要のことで頭がいっぱいで、
何度も同じことを尋ねに来るし・・・

あ~、こんなことしてる間に年をとってしまうんだなー、と
ただ漠然とした不安を感じて焦るばかり。

まあ、誕生日を迎えて憂鬱になるのは今回が初めてではありませんが。
同級生の中で一番早く年をとってしまう、4月生まれの宿命でしょうね(苦笑)

こんなときは、どっぷりとおもしろい本の世界に浸りたいもの。
最近は村上春樹の古い本を読み直していました。
今ごろになって(この年になって)彼の文章がすぅーっと沁み込んでくるのです。
(若いころは、何読んでたんでしょうね)
おかげで、人生に対する喪失感や空虚さに深入りしすぎたみたい。
そろそろ、わくわく・どきどきする物語を読んでみたいなあ。

明日、久しぶりに図書館へ行きます。
ずっと読みたかった本が、やっと手に入りそう。
この、春の憂鬱を吹き飛ばしてくれますように!

コメント (8)
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京都にて <2>

2008-04-11 | 日々のこと。
長女の引っ越しについてはあれこれ迷ったのですが、
電化製品やベッドなどは買ったところから直接届けてもらい、
家にあるものだけ主人のパジェロで運ぶことにしました。

長女と私も乗るので一度に全部は無理。
おかげで、週末は残りの荷物を積んで再び京都行きでした。

主人はどちらも日帰りで、ビールも飲めずかわいそうでしたけれど

春休みということで、次女が前日から長女のところに泊まっていました。
それに、私の姉と従妹が入学祝にかけつけてくれ、
お昼はみんなでイタリアンのお店愛染倉へ。





古い民家のような建物です。
結婚式場もあり、白無垢の花嫁さんの姿も見かけました。

軽めのランチのコースでしたが、私には充分。
綺麗に飾りつけしたデザートに、次女は満面の笑みでした。
(TV「SMAP×SMAP」に出てくるデザートを食い入るように見てる次女です・笑)

食事の後は広い庭を散策。





竹林があって、ところどころ石仏(?)が置かれています。
古い茶室や民家が移築されてて見学できるようでした。


この日は日曜日でお天気もよく、北山通りも車でいっぱい。
植物園の入口は長蛇の列!
姉も従妹も、電車や地下鉄はぎゅうぎゅう詰めだったと言っていました。
春の京都、恐るべし!

いつもなら桜の頃の京都は敬遠するのですが、
今年はちょうど引っ越しの時期と重なり、
おかげで桜満開の京都を満喫できました。
それも、ほとんど人込みにあわずに

今度はもう少し足を伸ばして、ゆっくりと見て歩きたいな。
美味しいケーキ屋さんも見つけたいし、それから・・・。

えっ、長女と、家に残った家族からブーイングが・・・
コメント (2)
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京都にて <1>

2008-04-10 | 日々のこと。
長女の引っ越しの準備に追われていた3月末、
こちらでは、まだ桜はちらほら咲き始めたばかりでした。

だから、京都の町中に入ったとき、桜が満開でびっくり!
賀茂川沿いの桜も見事でした。





引っ越しの当日は、ときどきさあーっと時雨れるあいにくのお天気でしたが、
翌日はよく晴れて汗ばむほどの陽気。

長女はこの日用事があって出かけたので、
私ひとり、地図を片手に上賀茂神社へ行くことにしました。
長女のアパートからは歩いて15分くらいで行けるはず。

途中匂い袋のお店に寄ったり、社家町で写真を撮ったり。





4月はじめの平日だからでしょうか。
このあたりは、まだそれほど観光客の姿もありません。

上賀茂神社の前の広い芝生では、
子連れのお母さんたちが子どもを遊ばせていたり、
時おり観光客が桜の写真を撮ったり、のんびりした雰囲気です。





神社も人影まばら。
少し奥の木立に入ればとても静かです。

帰りは名物のやきもちを買って帰りました。


この日は出かけた長女と夕方待ち合わせ、
たりないものを買い物する予定でした。

ところが、まだ京都の地理に慣れていない長女と、
私も初めて行ったショッピングセンターでの待ち合わせ。

メールと電話で場所を指示しながら、
このまま会えないんじゃないかと冷や汗ものでした

そこで買い物をすませたあと、お互い重い荷物を抱え、
痛い足を引きずり(私、靴ずれができたんです~)、
くたくたに疲れて帰宅。

ほっこりして食べたやきもちの、甘くて美味しかったこと!
上賀茂神社で買っておいてよかった~
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