ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

ホビット 思いがけない冒険

2012-12-19 | 観ること。



毎年秋には京都へ出かけますが、今年はなかなか予定が立てられず・・・
ならば、と映画「ホビット 思いがけない冒険」の公開にあわせて行くことに。
ちょうど、美術館えきではレオ・レオニ展もやってるし。
師走の忙しい時期ではありますが、長女の休みにあわせ、仕事も家事も親も
ほっぽりだして観に行ってきました。



「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」からすでに10年近くたちました。
が、今年はBSで放映されたこともあって、原作を読み直したりしていたので、
私の中ではブームが再・再燃。
中つ国は私の身近な現実逃避の場所であり続けました。
それが、また新たに「ホビットの冒険」として映画で観ることができるなんて

ネットで予告編が流れ出してからは、もう期待値は上がりっぱなし
『指輪物語』から60年前のことといっても、ガンダルフはもちろんいるし、
ガラドリエルやエルロンドも出てくるし、おまけにドワーフたちが
思いのほかイケメン揃いときてる。
たとえアラゴルンがいなくても、これはもう見に行くしかありません(笑)

原作の『ホビットの冒険』は、『指輪物語』の前に一度読んだきりで
ストーリーもあまり覚えてなくて、ビルボとゴラムのなぞなぞの場面や、
トロールが石になった場面くらい。
なので、今回は映画として楽しむことにしました。





* 以下、ネタバレがあります! *





映画が始まり、タイトルを見たとたん、
あ~、ロード・オブ・ザ・リングと同じだ~と、そんな印象を受け
それだけで感動して胸が熱くなってしまいました。

緑豊かなホビット庄、まだ元気なフロド、お茶目なガンダルフ。
そして、ビルボが60年前の冒険を語り始めます・・・

今回、すごいなあ~と圧倒されたのは、やはり3Dの画面でしょうか。
のっけから竜スマウグが街を破壊するシーンでは、自分がそこにいて
炎が迫ってくるような感覚。
また、ガンダルフとドワーフたちがゴブリンの住む地底から逃げ出す場面では、
まるで自分がジェットコースターに乗っているよう。
私は普段メガネなので、3Dメガネを重ねてかけると重いし頭痛がするのですが、
そんなことは言ってられません。
トロールに食べられそうになったり、オークに追っかけられたり、
グワイヒアたちに助けられて空を飛んだり。
臨場感、いっぱいでした!


実はホビットの映画化と聞いてちょっと心配だったのは、登場するのが
ドワーフが中心、ということだったんですね。
ギムリみたいなのが、いっぱい出てくるのかなあ・・・って
ところが、予告編を見てもわかるとおり、えっこれがドワーフ!?
トーリンはアラゴルンのように強くてりりしいし、しかも王としてみんなを
率いる貫禄もある。
キーリはレゴラスのように弓が得意で、エルフも顔負けのイケメン。
13人のドワーフたちは、それぞれに個性的で愛らしかったです(笑)

マーティン・フリーマン演じる若かりしビルボは、違和感なく
この物語にとけこんでいて、ホビット持ち前の明るさと、彼ならではの
冒険心や勇敢さを持ち合わせて魅力的に描かれています。
ロード・オブ・ザ・リングと違うのは、指輪という重荷がまだない、
ということなんですね。
闇の力が復活する兆しが現れてはいますが、まだ「竜をやっつける」
「故郷を取り戻す」という前向きな動機で冒険にのぞむわけですから。

それにしても、初めてホビットの映画を観ていながら、そこかしこで
ロード・オブ・ザ・リングの場面が頭をかすめるんですよ。
もちろん、裂け谷などお馴染みの場所が出てくるせいもあるのですが。
切り立った山を行くシーンでは、ああ、吹雪の山を越そうとして
あきらめたことがあったっけ、とか。
この「思いがけない冒険」と「旅の仲間」がだぶって、二重に楽しめる、
そんなウレシイおまけつきでした。


そういえば、今回女性が登場したのはガラドリエルだけ。
ロード・オブ・ザ・リングではアラゴルンとアルウェン、エオウィンの
ラヴロマンスもありましたが、ホビットではそれらしい話はなかったような?
今回は女性抜きの、男臭~い物語展開になるのでしょうか。

それと、気になるのが今回ちらりとしか姿を見せなかった竜のスマウグ。
どんな姿をしているのか、ドラゴン好きの私としてはすご~く楽しみです
第二部は2013年、第三部は2014年公開とのこと。
今から待ち遠しい!







コメント (4)
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しょうがシロップ 2012

2012-12-12 | 食べること。
先週、天気予報でマークが続いていたわりに降らず、やれやれ・・・
と安心していたら、日曜の夕方から断続的に雪が舞い始め、
月曜の朝は一面の雪景色。
まだ12月の上旬だというのに、20cm近くの積雪になりました。

子どものころは、雪が降るとそれだけでわくわくしたもの。
若いころは京都に住んでいたせいもあって、積もらない雪を物足りなく感じ、
雪が降れば雪景色を見に大原まで出かけたものです。
それが今や・・・雪が降る→積もったら雪かき、という現実的な問題に直面。
これがまた、この年になるとしんどいのですよ~
そのせいで、雪が降り出すとため息が出るようになってしまいました。
雪が楽しみでも、ロマンティックでもなくなるなんて、ちょっと淋しい・・・


気温もぐーんと下がり、日中でも0~2度台。
まるで冷蔵庫の中です。
今日はときおり日も差して5度近くありますが、それでも例年よりかなり低い。
この調子だとこの冬はかなり寒くなりそう。
それでなくても、今年は手首の冷えに悩まされているのに


ということで、つくろう、つくろうと思いながら1日伸ばしにしていた
しょうがシロップをつくりました。
600gほどのショウガの皮をせっせとむき、スパイスや砂糖を混ぜて
数時間おいてから40分ほどことこと煮てやっと出来上がり。
手間のかかるわりに、これだけの量しかつくれませんでした。





奥に見えるのはシロップに使ったショウガ。
少し干してグラニュー糖をふりかけて食べます。
けっこう辛いけど2、3個食べると身体がぽかぽかしてきます。

この冬型の気圧配置も明日からゆるむようだけど、また次の寒波が
やってくるとか・・・
今年の冬は長くなりそうなので、しっかり冬支度しないといけませんね 

コメント (6)
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カニ三昧

2012-12-01 | 食べること。
神戸にいる姉夫婦が来て、久しぶりに三姉妹夫婦が実家に集まりました。
今回のお目当てはカニ!
義兄がネットで調べて、由良川沿いにある竹林茶屋さんに予約を入れてくれたのです。
ここは生きたままのカニを目の前で調理してくれるという、めずらしいお店。
しかも、お店の建物はご主人の手づくりというから興味津々。






お店の名前のとおり、竹をふんだんに使った趣のある雰囲気です。
驚いたのはビールグラスも器も竹を使っていたこと!

もちろん、驚いたのは器だけではありません。


どど~ん




まず、ご主人から蟹のスプーンの持ち方を伝授されます。
蟹スプーンって、二股に分かれた部分でカニの殻を割り、スプーンで
身をこそげとるって知っていました?
私はこれまで、二股になったほうで一生懸命身をほじくり出しておりました~

新しいので身がぎっしりでぷりっぷり。
みんな必死でむしゃぶりついています(笑)

で、次は・・・
出ました!生きたカニ!
・・・デカい





みんな大興奮。
カニをさばくご主人のまわりに集まります。
生きたカニなので、甲羅を取るとまだ心臓が動いてるんですよ~






ここのご主人は話し好きのおもしろい方で、目からウロコのカニの話を
たくさんしていただきました。
これまで食べてたカニは一体何だったの!?という感じです。

ボイル、刺身、陶板焼き、しゃぶしゃぶ、雑炊、カニ味噌、甲羅酒・・・
とにかくカニづくし、カニ三昧。
新しいので、ポン酢も醤油も何もいりません。
カニの甘みで充分。
そんな中、私が一番気に入ったのは、生のカニの甲羅にお酒を入れて温めた甲羅酒。
最近あまり日本酒を飲まない私も、カニの甘みが出て美味しくて、
思わず飲み干してしまいそうに。

カニのインパクトが強すぎて、お刺身やさざえのつぼ焼きが
かすんでしまうほど?
いえいえ、お刺身も新鮮を保つためにぶ厚く切ってあって、
刺身好きの姉は美味しい、美味しいと、パクパク食べていました。
義兄や主人はお酒もすすみ、かなりご機嫌。
食べたことをすぐに忘れ、「お腹すいた」を連発する母もさすがに満腹。
みんなそれぞれに、充分カニを堪能させていただきました。


聞くところによるとテレビでも紹介され、全国各地からこのカニを
食べに来られるお客様が後を絶たないようです。
わかるわ~
このカニを食べたら、ちょっと他所では食べられないかも・・・
しかもこの時期だけでなく、1年中生きたカニを調理してくれるそうです。

私たちは送迎もしていただいたので、思う存分(?)お酒も飲めました。
ご主人手づくりの露天風呂もあり、宿泊もできるとのこと。
美味しいカニを食べたーい!と思っておられる方、いかがですか?


コメント (2)
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