ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

母のこと <薬>

2011-12-16 | 介護<親たちのこと>
この1~2ヶ月、比較的穏やかな日々が続いた。

実家の母の精神状態が不安定だと、それに振り回される私がイライラし、
そのせいで義母のことが後回しになってしまう。
すると、今度は義母が不安定になって体調を崩す。
そうなると、もう悪循環。
私までまいって寝込むはめになる。

そんなことが続いたこの秋、母と一緒に心療内科へ行った。
認知症を遅らせる薬アリセプトは以前からもらっていたが、
今回は泥棒妄想がひどくなった母の相談をするため。
先生を相手に、母は延々「泥棒さん」が家にいるという話をする。
幻視とは違って、実際見えているわけではない。
記憶力の低下で、自分がしまいこんだことを忘れてしまい、
あったはずのものがない→「泥棒さん」がとった、と思い込んでいる。
それが、冷蔵庫のお菓子がない、押入れの布団が乱れている、
トイレットペーパーが折りたたんでない、ということまで
「泥棒さん」のせいになっている。
ひとりでいる不安から出てくる妄想。

グラマリールを処方され、それが劇的に効いたのか、
母の様子が落ち着いた。
日に何度もあった電話がなくなり、死にたいという言葉もなくなり、
毎日来てもらっているヘルパーさんも穏やかになったと言う。
以前は行くたびにけんかになっていた姉も、仕事帰りに
寄ってくれるようになった。

しかし、泥棒妄想がなくなったわけではなく、話はだんだん
エスカレートしていき、それをあちこちで話すようになった。
その次に受診したとき、先生もその様子を気にされたのか、
お薬を替えて心理検査を行われた。
しかし、その薬が合わなかったようで、母の様子がまた
以前にもどってしまった。

先週、姉が病院へ連れて行ってくれ、前の薬にもどしてもらい
数も1錠ふえたとのこと。
しかし、あまり様子が変わっていないのでお薬のことを尋ねると、
どうやら3錠飲むところを1錠しか飲んでないらしい。
翌朝、慌てて毎日きてもらっているヘルパーさんに薬の確認を頼んだ。
やれやれ。
これで、少しは穏やかになってくれるといいのだけれど・・・


    ・・・   ・・・   ・・・


今日、母の様子を見に行くつもりでいたら、
朝から義母の様子がおかしい。
昨日久しぶりに失くし物をし、どうやらそれをずっと
気に病んでいるようだ。
朝はずっと寝込み、昼食を食べて起き上がれるようになると、
雪が降る寒空をうちまでやってくる。
寒いから暖かくしてうちにいるように言うと、今度は
何度も同じことを電話してくる。
春に白内障の手術をしたときと同じだ。
入院の前日に、何十回と同じ電話をしてきた。
不安になると出てくる症状だけど、こっちもたまったものではない。
何度も言って安心させるのだけど、次の瞬間もう忘れて
同じことを聞いてくるのだから。


義母と母と。
それでなくても慌しい年末なのにな。
とりあえず、深呼吸。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする