今年の6~7月にかけて主人とグループホームの見学をし、いくつか申し込みをしました。
義母のグループホームの入居を考え始めたのは去年のこと。
義母は身体は元気なので、このままいつまで自宅介護が続くのかと不安になってきたからです。
義母の場合、要介護2なので原則として特養は申し込みできません。
申し込めたとしても、息子夫婦が同居していて介護者がいるとなると
すぐに順番がまわってくるなんてことは考えられず・・・
都会と違って有料の老人ホームもサービス付高齢者向け住宅もない地方では、
他の選択肢といえばグループホームくらいです。
(とりあえず老健に入るという方法もありますが、こちらは家庭への復帰を目的としているため
入居期間は原則3か月のようです)
それでもグループホームは少人数だし待機者も多いだろうと思ってケアマネさんに聞いてみたところ
「それほど待たなくても入れるのではないか」と言われ、それ以来「いずれ施設へ入居」ということが
頭の隅にありました。
しかし、やはりいざとなるとなかなか申し込みをする決心がつかず・・・
ようやく重い腰をあげたのは、今年に入って義母の認知症の症状が進んだのか、
夜寝ない日がふえ、夜中に部屋や台所をうろうろ、ごそごそするようになったからです。
そういうときは何を言っても無駄で、結局は説得をあきらめて私たちは横になるのですが、
寝室の下がリビングなので戸の開け閉めの音が気になって眠れません。
翌日、電話やルーターのコンセントが抜けていたり、棚にしまってあったものが出してあったり。
夜中に一体何をしているのか・・・
気になりだすと、おとなしく寝てくれている夜でもささいな物音に敏感になって、
義母が起きだしたのではないかと気になって眠れなくなり、寝ても夜中に何度も
目が覚めるようになります。
それに、そういう日に限って朝も早くから起きていて、睡眠不足で機嫌がわるい→
私たちの言うことを聞いてくれなくなる、の悪循環。
そんなこんなで私がまいってしまい、ささいなことでもイライラするようになりました。
ケアマネさんにも相談し、デイサービスやショートステイをふやしてもらうなどの対処も
しましたが、自分の体調にも不安を感じグループホームの申し込みを決めたわけです。
が、そう簡単に入れるというわけではありませんでした。
グループホームというのは軽度の認知症高齢者が介護スタッフのサポートを受けながら
共同生活を送り、進行を緩やかにすることを目的とした施設です。
1ユニットはだいたい9人なので、10~30人待ちでも入居まで1~2年かかるのです。
(入居は申し込み順と言われることが多い)
しかも順番が回ってきたときに寝たきりになってしまっていたのでは入居できません。
だから、もっと早いうちに申し込んでおくべきだったのですね・・・
ここ数ヶ月の間に、義母は自分の家がわからなくなることが多くなりました。
デイサービスに加えて、ショートステイ2か所を利用しているせいで頭が混乱するのでしょうか。
時々「ここは私の家か」と聞くようになり、ひどいときは夜中でも「家に帰る」とたんすや押入れから
物を引っ張り出して荷造りを始めます。
仏壇も義父の写真もあると説明しても、自分の家だとわからない・・・
そうなったらもうどこで暮らしても一緒ではないのか。
それに、料理や野菜づくりが好きだった義母にしても、家ではぼんやりテレビを
見ているだけという生活より、スタッフの人と買い物に行ったり、料理の手伝いをしたり
して動いているほうが楽しいのではないか。
最近そんなふうに思うことも多くなりましたが、それは自分への言い訳かもしれません。
でも、このままずっと在宅介護を続けると、いずれ私たちのほうが倒れてしまう・・・
そんな危機感もあります。
親への愛情、あるいは親を看るという責任感と、この先の自分たちの人生と。
誰もがそれを天秤にかけながら、介護施設への入居を迷うのでしょうね。
今は去年のうちに申し込んでおけばよかったと後悔していますが、
もし早くに入居できたとしても「まだ早かったかも・・・」と後悔したり、
本人がある程度しっかりしていたら入居自体を嫌がって大変だったかもしれない。
そう思うと、ベストタイミングというのは難しいなあ。
義母のグループホームの入居を考え始めたのは去年のこと。
義母は身体は元気なので、このままいつまで自宅介護が続くのかと不安になってきたからです。
義母の場合、要介護2なので原則として特養は申し込みできません。
申し込めたとしても、息子夫婦が同居していて介護者がいるとなると
すぐに順番がまわってくるなんてことは考えられず・・・
都会と違って有料の老人ホームもサービス付高齢者向け住宅もない地方では、
他の選択肢といえばグループホームくらいです。
(とりあえず老健に入るという方法もありますが、こちらは家庭への復帰を目的としているため
入居期間は原則3か月のようです)
それでもグループホームは少人数だし待機者も多いだろうと思ってケアマネさんに聞いてみたところ
「それほど待たなくても入れるのではないか」と言われ、それ以来「いずれ施設へ入居」ということが
頭の隅にありました。
しかし、やはりいざとなるとなかなか申し込みをする決心がつかず・・・
ようやく重い腰をあげたのは、今年に入って義母の認知症の症状が進んだのか、
夜寝ない日がふえ、夜中に部屋や台所をうろうろ、ごそごそするようになったからです。
そういうときは何を言っても無駄で、結局は説得をあきらめて私たちは横になるのですが、
寝室の下がリビングなので戸の開け閉めの音が気になって眠れません。
翌日、電話やルーターのコンセントが抜けていたり、棚にしまってあったものが出してあったり。
夜中に一体何をしているのか・・・
気になりだすと、おとなしく寝てくれている夜でもささいな物音に敏感になって、
義母が起きだしたのではないかと気になって眠れなくなり、寝ても夜中に何度も
目が覚めるようになります。
それに、そういう日に限って朝も早くから起きていて、睡眠不足で機嫌がわるい→
私たちの言うことを聞いてくれなくなる、の悪循環。
そんなこんなで私がまいってしまい、ささいなことでもイライラするようになりました。
ケアマネさんにも相談し、デイサービスやショートステイをふやしてもらうなどの対処も
しましたが、自分の体調にも不安を感じグループホームの申し込みを決めたわけです。
が、そう簡単に入れるというわけではありませんでした。
グループホームというのは軽度の認知症高齢者が介護スタッフのサポートを受けながら
共同生活を送り、進行を緩やかにすることを目的とした施設です。
1ユニットはだいたい9人なので、10~30人待ちでも入居まで1~2年かかるのです。
(入居は申し込み順と言われることが多い)
しかも順番が回ってきたときに寝たきりになってしまっていたのでは入居できません。
だから、もっと早いうちに申し込んでおくべきだったのですね・・・
ここ数ヶ月の間に、義母は自分の家がわからなくなることが多くなりました。
デイサービスに加えて、ショートステイ2か所を利用しているせいで頭が混乱するのでしょうか。
時々「ここは私の家か」と聞くようになり、ひどいときは夜中でも「家に帰る」とたんすや押入れから
物を引っ張り出して荷造りを始めます。
仏壇も義父の写真もあると説明しても、自分の家だとわからない・・・
そうなったらもうどこで暮らしても一緒ではないのか。
それに、料理や野菜づくりが好きだった義母にしても、家ではぼんやりテレビを
見ているだけという生活より、スタッフの人と買い物に行ったり、料理の手伝いをしたり
して動いているほうが楽しいのではないか。
最近そんなふうに思うことも多くなりましたが、それは自分への言い訳かもしれません。
でも、このままずっと在宅介護を続けると、いずれ私たちのほうが倒れてしまう・・・
そんな危機感もあります。
親への愛情、あるいは親を看るという責任感と、この先の自分たちの人生と。
誰もがそれを天秤にかけながら、介護施設への入居を迷うのでしょうね。
今は去年のうちに申し込んでおけばよかったと後悔していますが、
もし早くに入居できたとしても「まだ早かったかも・・・」と後悔したり、
本人がある程度しっかりしていたら入居自体を嫌がって大変だったかもしれない。
そう思うと、ベストタイミングというのは難しいなあ。