毎年この時期になると、京都~奈良へ日帰りで出かけています。
私としては、年に2回、春と秋に息抜きのお休みをもらっているつもり(笑)
今回は、JR京都伊勢丹にある美術館「えき」KYOTOで開催されている
リスベート・ツヴェルガー絵本原画展へ行ってきました。
名前は知らなくても、彼女の繊細で美しい絵で描かれた絵本を
手に取ったことのある方も多いのではないでしょうか。
実は私も、名前こそ知っていましたが、じっくりと絵本を読んだことは
ありませんでした。
というのも、彼女の絵本は文章が多い(笑)
彼女の代表的な作品『賢者の贈り物』、『不思議の国のアリス』、
グリム、アンデルセン・・・などなどでわかるように、お話の挿絵がほとんど。
あらためて絵本で読む、ということがなかったのです。
でも、あの繊細なペン使い、淡く美しい色彩など、
原画で見たら絵本以上に美しいに違いないと思って
今回の京都行きはこの原画展に決定。
人の少ない平日の朝いちをねらって見に行きました。
そして、はい、期待通りでした~
ため息の出るような美しさ。
柔らかいセピア色のインクで描かれた線に、淡い色彩。
おとぎ話の挿絵にぴったり!
原画で何がうれしいって、下書きの鉛筆のあとがそのまま残っていたり、
紙の滲んだ様子までよくわかることなんですよね。
今回新旧いろんな作品を見て、繊細な美しさだけでなく、
意外に色彩のコントラストがはっきりとしていたり、
デザイン的であったり、構図がおもしろかったりと、
新しい発見もたくさんありました。
『オズの魔法使い』や『鼻のこびと』は絵がとてもユニーク。
お話をよく知っている絵本でも、絵に彼女なりの解釈が表現されていて、
また違った魅力が付け加えられています。
そして、あれこれ迷って私が買った絵本はこれ↓
『鼻のこびと』
この表紙の絵もインパクトがあるでしょ?
リスベート・ツヴェルガー絵本原画展は6/17(日)まで。
6/2(土)、3(日)にはサイン会もあるのですって。
機会があればぜひ!