ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

気分転換に

2009-01-30 | 食べること。
最近、毎日数字とにらめっこしています。
んーなになに、減価償却の計算方法が変わったって?
そういえば、去年税理士さんの話聞きに行ったとき、何か言われていたなあ・・・

「平成19年3月31日以前に取得した減価償却資産についても
 償却可能限度額及び残存価額が廃止され・・・云々・・・」

・・・書いてある説明を読んでもわかりません。
何でこういう文章はわかりづらいのでしょうね


頭がへとへとになったとき、つい夕飯も手抜きにしたくなるのですが、
逆に手間のかかることをすると、意外に気分転換になったりします。

先週末、寒いし湯豆腐でもいいか~と思っていたら、
主人が白ワイン飲みたいなあ、って。
言うのはカンタンですけどねー。

湯豆腐が急遽変更。
サーモンのたたきがあったので、それとキャベツのスープ。
パンを買いに行くのが億劫だから、焼くことにしました↓





ベーコンフランスとチーズフランス。
久しぶりに焼いたので、形もいびつだし、焼き色もイマイチ。
まあ、焼きたてだったので美味しく食べることができました。

美味しいパンが焼けるようになる、というのは夢のひとつです。
でも、時間的精神的余裕がないと、なかなかパンを焼こう、
という気にはなれません。
お金を出したらいくらでも美味しいパンが買えるこの時代。
それでも、焼きたてのパンの香りっていうのは幸せの香りですよね~
ちょっとくらい粉っぽくても(笑)、美味しいと言ってくれる人がいれば
手間ひまかけた甲斐があるというものです。

それに料理って、手を動かしたり、ほかの事に集中したりするせいか、
気分転換になって頭の疲れがとれるような気もします。
もちろん、半強制的であったり、面倒やなあと思っているときはダメですが。
自分が食べたいものを、よ~し、作るぞ~、と前向きになれたら
美味しいものが食べれて、
家族にも喜んでもらえて、
しかも気分がリフレッシュされる、
と一石三鳥




パンで気をよくして、もうひとつ手づくりしたもの。
金柑の甘煮です。
↓こちらは砂糖で煮て、お弁当のデザート用に。





作り方が山本ふみこさんのエッセイに載ってたなあ、と
本を引っぱり出して探していたら、もう一度読み返したくなりました。
面倒な家仕事だけれど、彼女のエッセイを読むと、
こういうこまごました手づくりがしたくなるんですよね。

でも、この金柑は残念ながら不評でした。
主人はすっぱい柑橘類が苦手だし、
次女は美味しいけどお弁当にはちょっと・・・って(確かに甘い

手づくりは、時として自己満足に終わります。
いいんだ~、私ひとりで食べるから。

早いもので1月がもう終わろうとしています。
むむっ、心なしか最近ジーパンがきつい・・・

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とりあえず、いっただきまぁ~す

2009-01-22 | 食べること。
どんど焼きもすんで、お正月気分もなくなったなあと思ったら、
確定申告の用紙が送られてきました。
あ~、もう、そんな時期ですか~
例年のごとく、私が頭を抱える季節です。

それだけでも大変なのに、今年は何かと忙しくなりそう。
先の先のことまで考えて、その大変さに今から押しつぶされそうになるのは
私の悪い癖なのですが・・・。
目の前の出来事にひとつひとつ対処して、かたづけていくしかありませんね。


「大変なこと」のひとつが次女の受験。
いまだに自分の進路を悩んでいて、こればかりは本人が決めるほかなく、
私がどうこうできることではありません。

「いったん決めても、お母さんみたいに入学してから しまった~!と
 気づくこともあるしね」
と、元気づけるつもりで言ったら、
「そうなりたくないから悩んでいるんやんか
と、言い返されてしまいました。

・・・確かにね。

でも、誰だって自分の進むべき道なんて、そう簡単にみつかるわけないよ。
17歳で「これだ!」なんて言えるわけがない。
大学に入ってから気づくことのほうが多いと思うのだけれど。

若い人たちには失敗を恐れず進んでほしい。
でも、今は一度失敗すると、そこからやり直すことが
難しい時代であるのも事実。
若いからこそ失敗してもやり直しがきくはずなのに・・・。

この年になって、今だからわかることがたくさんあります。
でも、それを言ってもなかなか聞いてもらえないですよね。
私も若い頃はそうだったし。
自分で気づいていくしかないのでしょう。

あれこれ気に病んでも詮無いこと。
とりあえず、美味しいものでも食べて元気出しましょ。


ということで、先日黒糖さんから教えていただいた
牛のたたきをつくってみました~
ほんとに簡単で、しかも安くて量が多い!
家族にも大好評でした。

では、いっただきまぁ~す






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源氏物語 <若紫2 紫の上>

2009-01-20 | 源氏物語覚書
この巻は『源氏物語』の中でも、後の展開に関わる重要な部分です。

ひとつには、<若紫1>に書いたように、
義母である藤壺が光源氏の子を懐妊します。
それは、自分の子が帝の子として生まれることであり、
そのことが彼の人生に栄光と苦悩を与えることになります。

もうひとつは、紫の上の登場。
さまざまな女性と関わりを持つ光源氏ですが、
生涯を共にする紫の上は彼にとって特別な存在。
その紫の上がまだ少女のときに出会います。


光源氏は、北山で見かけた藤壺によく似た少女を忘れることができません。
少女の面倒を見ていた祖母の尼君が亡くなり、
父親である兵部卿の宮(藤壺の兄)が迎えに来る直前に
なんと少女を奪って連れて帰ってしまいます。
つまり、これって、今で言う少女誘拐!?拉致!?

光源氏にすれば、藤壺との辛い恋のうさばらしに身代わりの少女をそばに置き、
一流の教育をし、素晴らしい女性(自分の理想の女性?)に仕立て上げたい、
という願望があったのです。

母桐壺への思慕が、義母藤壺への憧れとなり、
藤壺に満たされぬ思いが、彼を少女の略奪という
とんでもない行動にかりたててしまったのですね。

この光源氏という人、すんなり手に入ったものにはすぐ冷めてしまうようです。
葵の上や六条御息所という高貴で美しい女性がいながら、
障害の多い恋にのめりこむ困ったタイプなんですね(笑)

この紫の上も、祖母である尼君に引き取りたいと願い出ても、
まだ幼いからとなかなか許してもらえなかったわけです。
そうこうしているうちに尼君が亡くなり、
正妻やその子がいる父親の家に引き取られることになり、
そうなったら面倒だ、とばかりに強引に連れ去るわけです。


以前は、この紫の上はシンデレラのような女性だなあ、と
ある意味羨ましく思っていました。
幼い頃母が亡くなり、頼りにしていた祖母も失って、
父のもとへ行けば継母にいじめられたかもしれない。
それが、源氏のような今をときめく素敵な男性に庇護されるのですよ~

でも、一方で彼女は光源氏しか知らず、また後ろ盾もないため、
彼に頼らざるを得ない不安定な身の上です。
心のうちでは常に不安を抱えていたのではないでしょうか。

また光源氏の浮気に嫉妬したくても、そういうことをするものではない、
と教え込まれているために、自分の心をずっと押し殺してきたと思うのです。
美しく、教育もあり、何でもできる素晴らしい女性ではありますが、
ひたすら光源氏を待つしかない、かわいそうな女性といえるかもしれません。

年末にテレビを観ていたら、瀬戸内寂聴さんが源氏の話をされていて、
光源氏の父桐壺帝は藤壺と光源氏の関係を気づいていたのではないか、
みたいなことをおっしゃっていました。

それでは、紫の上はどうだったのでしょう?
藤壺と光源氏のことを気づいていたのでしょうか。
自分が藤壺の身代わりだった、と知っていたのでしょうか。

生涯光源氏に大切にされてきた紫の上ですが、
彼女の人生は果たして幸せだったといえるのでしょうか・・・。

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源氏物語 <若紫 1>

2009-01-16 | 源氏物語覚書
気がつけば、4ヵ月ぶりの『源氏物語』。
ええーっ、いつの間に!!
この年になると、時はするするとこぼれ落ちていくのです。
「時間がない」と言ってては、何もできませんよね。

みなさまの暖かい励ましにお応えして、がんばります~


  +  +  +



『源氏物語』はご存知のように全部で54巻ありますが、
1巻から順に書かれたのかどうかはわかっていません。
というのも、「桐壺」からこの「若紫」を読むと、
ストーリーがすっきりしているのだそうです。

今まで読んできた2~4巻の「帚木」「「空蝉」「夕顔」は
登場人物をみても、ひとつのまとまった話になっています。
ひょっとしたら、これらはあとから挿入された話なのかもしれません。

大野氏と丸谷氏の対談集『光る源氏の物語』では
33巻までをa系b系と分ける説が紹介されていました。
本筋である光源氏のサクセスストーリーであるa系と、
彼の恋の失敗談を綴ったb系です。
筆の運びが生き生きとして、おもしろいのはもちろんb系(笑)
紫式部がこの長い物語を書き始め、宮中で人気が出たあとに
番外編のような感じで書き足したのでしょうか。
今の人気小説とかわりませんね。




    別冊「太陽」より 源氏物語絵巻 若紫



さて「若紫」です。
光源氏は18歳。
瘧病(わらわやみ)にかかり、加持祈祷のため北山へ出かけます
そこの僧都の庵で、彼は藤壺にうりふたつの少女を見かけるのです。
実はその少女、藤壺の姪で、母を失い祖母の尼君に育てられていたのでした。
それを知った光源氏は、なんとかこの少女を引き取りたいと思います。

この少女が、この後ずっと光源氏と暮らすことになる紫の上です。
まだ幼い少女であるにもかかわらず、見初めてしまうわけですね。
↑の写真は、光源氏が少女を覗き見しているところ(笑)

都へ戻った光源氏は、正妻である葵の上へ行きますが、
やはり打ち解けてはもらえません。
心は北山で見かけた少女のことを思っています。

その頃、愛しい藤壺の宮が病気のため里にさがっているというニュースが。
再会できるチャンスとばかり、光源氏は王命婦
(おうのみょうぶ=皇族出身の位のある女官)のつてで
藤壺の寝所へ忍び込みます。

思いは遂げたものの、夢のような短いはかない逢瀬に苦しむ光源氏。
もう二度とこんなことにはなるまい、と悔いていながら、
再びこんな恐ろしい過ちを犯してしまった嘆く藤壺。

実はこれ、光源氏と藤壺の二度目の逢瀬なんです。
第一巻から読み返しても、ふたりの最初の逢瀬のことは一言も出てきません。
この物語の重要な部分であるはずなのに、なぜ?

確かに読んでて「あれ?」と思います。
この巻で唐突に、以前にも関係があった、みたいな記述がでてくるのですから。

ここでいろんな説が出てきます。
紫式部が実際書かなかったのか、
書いたけれどもその巻が何らかの理由で表に出されなかったのか。
それに関しては「かがやく日の宮」という巻があり、
それがなくなってしまったのではないか、という説もあります。
事実はどうなのでしょう。
今でもどこかの蔵の中に、虫に喰われて眠っているのかもしれませんね。

このときの逢瀬で、ふたりは重い宿命を負うことになります。
そうです。藤壺が懐妊してしまったのです。
帝である父親の妻、自分の義理の母が、自分の子どもを宿す。
これは恐ろしいタブーですよね。
でも、このことによって<桐壺>に出てきた高麗の相人の謎めいた予言
-つまり、帝位につく相だが、そうなると世が乱れる。
かといって、臣下になる相でもない-
が実現していくきっかけとなるわけです。


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雪の休日

2009-01-11 | 日々のこと。
昨日はしんしんと雪が降り積もる寒~い一日でした。
今朝は20~30cmほど積もったでしょうか。
青空が眩しくて、雪かき日和です。

↓我が家から見える雪景色




この寒い中、次女はきのうから香川県へ合宿。
連休は主人とふたりです。
・・・ということで、お昼は主人とスパゲティを食べに行きました

先日、主人に「生パスタって、何?」と聞かれ、
「う~ん、おうどんでも生と乾麺があるから、
 パスタにも生があるんと違う?」と適当に答えたのですが、
なんでも地元に生パスタのお店ができて、
けっこう評判がいいらしいのです。

お店の名前はMolto Buono nina <モルト・ヴォーノ ニーナ>
同じ系列のお店だと思うのですが、HPがありました→(*)

主人はなすとベーコンのペペロンチーノ。
私はスモークチキンとたっぷりきのこのバジルソース↓





生パスタって初めて食べたのですが、
まず、口に入れたときパスタが熱いのにびっくり!
そして、パスタのもちもちとした食感にまたびっくり!!
その、もちもちしたパスタにバジルソースがからまって、
なんともいえない濃厚な美味しさでした。

セットで頼んだバケットも、いろいろ種類があって、
私が選んだのは香草チーズクリーム。
他にガーリック、明太子、蜂蜜など8種類。
ボリュームもあって、いつもなら「足りない」と文句を言う主人も
「お腹いっぱい」と満足そうでした。
お店には薪ストーブがあって、それも気に入ったようです。
今度は子どもたちも連れて来ようね~

昼食のあとは、雪景色を見に金剛院へ。





残念ながらお天気がよくて、屋根に積もった雪が
もう融けかけていました

帰ってからは食べた分を消化するつもりで、せっせと雪かき。
主人はというと・・・早速ビール飲みながら
テレビで女子駅伝を見ています。
お正月の箱根駅伝といい、ほんまに~

むむ、外食に連れ出したのは、こういう下心があったのか・・・

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