先日の新聞に、源氏物語54帖を15年かけて写本された女性のことが載っていまいした。
それも、専門家に漉いてもらった和紙に植物で染色した料紙を使い、絵を挿入したり
自分流の工夫を施した「創作書写」という写本とのこと。
なんて素敵なんだろう!と感動しました。
大河「光る君へ」を見てると、道長やまひろがすらすらと歌や漢詩を書くシーンが
ありますよね。
(清少納言が春はあけぼの・・・と書き出したシーンは鳥肌がたちました!)
あれは俳優さんたちの書の練習の賜物のようですが、それを違和感なく
演じられるのはすごいなあと思います。
私も若いころかな文字に憧れて書道を習ったことがありますが、とてもとても・・・
ひとりの主婦が作ったオリジナルの写本が、この先ずっと残るかもしれないと思うと
それはわくわくすることですよね。
私なんてこの年になっても毎日家事・雑事に追われ、おまけに体力や集中力がおちて
何をやるのも億劫で・・・
やりたいことはたくさんあるのに時間がないと嘆く日々。
これではいかん!と思ってはいるのですが。
図書館で、プレバトでおなじみの三上詩絵さんの色鉛筆画の本を借りました。
本と同じように色を重ねてみても同じ色は出ないし、何より一日何時間も
描くことに集中できるわけもなく。
それでも身近にあるものを少しずつ描いていこう、
好きなことを1日10分でも続けていこう、と
元気をもらった記事でした。