ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

恵文社一乗寺店

2007-08-31 | 読むこと。
今月号の『天然生活』に、恵文社一乗寺店のことが載っていました。



ちょっとわかりづらい写真ですが、
「ずっと通いつづけたい本屋さん」として紹介されています。

早いもので、私がこの本屋さんを知ってもう1年。
あれから何度か京都へは行きましたが、
中心街から離れているので、なかなか訪ねることができません。

ページを繰って、
ああ、そうそう、こんな感じだった
と思うと、また行きたくなりました。

ちょっと薄暗い照明が、なんとも居心地よくて。

他の本屋さんにはない、風変わりな本を見つけたり、
素敵な雑貨が並べてあったり、
本好きには、とても贅沢な空間でした。


長女が京都の大学へ通うようになったら(悲願ですね)、
ふたりで行くのが夢です

本好きの長女はきっと気に入ってくれると思うけど、
それまで受験生にとっては(家族にも)試練の秋ですね
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5時起き。

2007-08-30 | 日々のこと。
ずっとだった週間予報が、
に変わり、目覚めると毎朝雨降りです。

これって、もう秋?
(いや、そんなはずないと思うけど)

今年の炎暑にうんざりはしていたものの、
この変わり身の早さはなんなのでしょうねえ。


今週から高校は二学期が始まりました。
そして、懼れていた次女の部活の朝練がきのうから始まりました。

中学時代のバスケ部は練習が厳しくて、朝錬はあたりまえ。
試験前で午後の部活が中止のときでも、朝錬だけはありました。

高校に入ってやれやれ・・・と思っていたのに・・・。

体育クラブはもう入らない、と宣言していた次女が、
あれこれ迷って入部を決めたボート部

長女と違って泳ぐのが苦手で、水がこわいと言っていたのに、
よほど性に合ったのか楽しくてしかたないらしいのです。

中学時代にしごかれたおかげで基礎体力もあり、
背が高くて手足の長い次女はその点でも有利なようで、
今度2年生にまじって試合に出してもらえることになりました。

本人もやる気一杯

・・・そして、朝錬開始、なわけです。

普段より一時間早起きするからといって、
夜一時間早く布団に入る、なんてなかなかできません。

毎晩の楽しみである読書タイム。
そう、今ではすっかりハリポタタイムになっていて、
辞書を片手に7巻を少しずつ読んでやっと23章。
毎回ハラハラドキドキの連続で、話も佳境に入ってきたというのに、
その読書タイムを減らすなんて~


それでも、その横で必死で(?)英語の予習をしている次女を見てると、
母としては文句も言えません。
(すきあらば爆睡してますけど

はい、当分5時起きでがんばります~。
今のところ、あとで朝寝してますけどね

最近体力が落ちているので、朝の1時間を利用して、
以前のように早朝ウォーキングを再開しようかな、と思ったり。
(この暑さで、夏はほとんどウォーキングしてませんでした

中学のときのように、この朝錬がずっと続くわけではない(と思いたい)ので、
とりあえず試合が続く一ヶ月間、なんとか・・・。

子どもがいくつになっても、母親というのは大変なものなのですね。
自分が子どものときは、それがあたりまえみたいに思ってたけど。


なんだかこの秋も忙しくなりそうです。
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弔い月

2007-08-25 | 読むこと。
お盆休みに、久しぶりにじっくり新聞を読んでいたら、
こんなことが書いてありました。

炎天の日が続く8月は、容赦なく照りつける強い日差しの下で
死者とともに過ごす月

お盆と、広島・長崎の原爆投下と、終戦記念日が重なる8月。
確かに、今は亡き人々に思いを馳せる月なのかもしれません。


去年の夏、友達からぜひ読んで、と薦められた漫画があります。
それは『夕凪の街 桜の国』。



       
       『夕凪の街 桜の国』
          こうの史代



最近自分で漫画を買うことがない私は、
この漫画がなかなか見つけられなくて、
やっと手にしたのが、春も終わろうかという頃でした。

しかも、読んだあともなかなかレビューが書けなくて・・・。



いつからでしょう。
戦争物を避け、戦争映画ですら観なくなったのは。

私がまだ若かったころ、母は戦争や、
子どもが悲惨な状況に置かれているニュースとか、
ドキュメンタリーを見るのをいやがっていました。

私がどうして見ないのか問うと、
これが自分の家族やったらと思うと、見られへんわ
と答えたのです。

それを聞いて、悲惨な事実に目をそむけるような
母の態度がイヤでした。

私はまだ若かったのです。
失うものもなくて、
悲惨な過去の出来事を知ろうとはするものの、
その出来事を自分の身に置き換えようとはしませんでした。

戦争は私にとって、過去の歴史的事実のひとつでしかなかったのです。

けれど、自分にも家族ができ、
ささやかだけれど幸せな日々を送れるようになったとき、
この幸せが、平凡な毎日が、ずっと続きますように、
と祈らずにはいられなくなりました。

そして大きな事件や事故のニュースを聞くたび、

もしも理不尽な出来事によって家族を失うしまうことになったら・・。
平凡だけど幸せな日々が突然断ち切られてしまったら・・・。

と、想像するだけで恐ろしくなってしまうのです。

そして母と同じように、戦争の悲惨な映像を見られなくなりました。



今年、原爆投下に関して政治家の心ない発言が取りざたにされました。
しかし毎日新聞の英文サイトでは、
この発言を支持する海外の人たちの書き込みが多かったそうです。
(毎日新聞8/16 「記者の目」より)

戦争の犠牲者は日本人だけではない。
日本人は(戦時中に)殺害された多くのアジア人を忘れるべきでない。

また、米有力紙でも、

日本には自らを(唯一の被爆国として)第二次世界大戦の
特別な犠牲者とする見方が深く根付いている。

日本国内と海外との、この温度差はどうしてなのでしょう。

私たち日本人が戦時中アジアでどんなことをしてきたのか、
きちんと教えられていないように、
原爆の悲惨さが海外の人たちに知らされていないのでしょう。

同じ日本人である私たちでさえ、
果たしてどれほどその悲惨さを知っていることか・・・。


原爆投下から10年後の広島の人々の暮らしなんて、
この漫画を読むまでほとんど知りませんでした。

被爆しながら命は助かったものの、
その人たちがその後どんな思いで、
どんな苦悩を抱えて生活していたのかなんて、
考えたこともありませんでした。

まわりからは、被爆したということで差別され、
人としての普通の幸せさえあきらめなければならなくて、
それどころか、いつ自分もまた病魔に侵されるのか、
怯えながら過ごす日々。

そして消したくても消すことのできない、「その時」の記憶。
自分だけ助かったという罪悪感・・・。

読んでいて、正直つらくなりました。
でも、その後を生きる主人公たちの、
たくましさや明るさに救われもしました。

そして、確かに繋がっている命というものを感じました。

この漫画に描かれているのは、私たちと同じ、
普通に日常を過ごしていた人々です。

それなのに、被爆したというだけで、その後の人生を
否応なく狂わされてしまった人たちです。

そしてそれは、けっして過去の出来事なんかではなく、
今現在も苦しみ続けている人たちなのです。


この漫画を読んだあと、日本人として忘れてはいけない
重荷を背負わされたような気がしました。

自分がふとした幸せを感じるとき、
そんなささやかな幸せすら奪い取られて死んでいった人たちの、
哀しみを思わずにはいられないのです。


この漫画を、若い人にこそ、ぜひ読んでほしいと思います。
そして、お国のために死んでいった人々を美化するような作品ばかりでなく、
こういう自分と同じごく普通の人々を描いた作品こそ、
もっと読まれるべきだと思いました。

この漫画を薦めてくれた友達に感謝します

コメント (6)
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あれやこれやと

2007-08-21 | 日々のこと。
ほんとうに、一週間なんてあっという間です。

今年は初盆で、盆休みも慌ただしく過ぎて行きました。

亡くなった義父の預貯金の名義変更も、
相続代理人となった主人が盆休みを利用して、
やっとあちこちの金融機関に書類を提出し、
(それがまた、金融機関によって違うんですよね~
きのうは義父の確定申告を出してきました。
(期限は亡くなった日から4ヶ月以内)

それでもまだまだ相続関係の書類や登記など、
ややこしい手続きが残っています。

一応自分たちでやってみようとあれこれ調べているのですが、
きのう税務署からごっそり書類をもらって帰り、
それだけでうんざり・・・

税理士さんや司法書士さんが必要なわけですね。


それにしてもこの暑さ

天気予報では酷暑も先週まで、ということでしたが、
それで涼しくなるわけではなく、
いつもの暑さにもどった、というだけのこと。
朝晩が少しひんやりしてきたのが、せめてもの救いです


いっときは、ストでも起こそうかしら、と思ったほどの夕飯づくり。
室温36度で西日が当たれば、いくらビール片手とはいえ、
台所に立つのもイヤでした

それでも受験生と、部活に明け暮れてる子どもと、
休み返上で仕事をしているおとーさんがいれば、
なんとか栄養のあるものを食べさせなくてはいけません。

暑いとご飯が入らなくなる子どもたち。
サッパリとして、栄養のあるご飯、ということで、
きのうは鯖ご飯をつくりました。





炊きたてのご飯に、焼いて身をほぐした鯖と、
シソの千切り、ごまを混ぜ昆布茶で味付けするだけ。

お茶碗によそってシソとみょうがをトッピング。
きざみのりがあれば尚いいです。

シソがたっぷりはいってて、
昆布茶で味付けしてあるのでさっぱりとしています。
子どもたちも、これだとよく食べてくれるんですよね。



夏休みがうんざりするほど長かったのは昔のこと。

高校では、盆休みが終われば補講や部活が再開し、
文化祭の準備も始まって、お弁当(おにぎりだけど)持ちで学校へ行きます。

8月の最終週には新学期が始まるし、
夏休みはあっという間に終わるのです。

今年はとうとう家族でどこへも行けませんでした。
みんなそれぞれ、自分の予定でいっぱいいっぱい。

まあ、それがわかってたから、
去年上高地へ行ったわけですが。

それでも、家族揃っての最後の夏休み。
海へ一度も行かなかった夏は初めてだなあ、と
ちょっぴり淋しい思いをしている母です・・・

せめてハリー・ポッター7巻を読んで、
淋しさ紛らわそうとしています。

が。

予想をうわまわる展開に、あ~とか、う~とか、
声にならない声を出し、
言いたくても誰にも言えないこのつらさ。

私も穴掘って、思いっきり叫んでみたいです。

王様の耳はロバの耳~




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夕涼み

2007-08-13 | 日々のこと。
今日明け方、ペルセウス座流星群が見えるということで、
星好きの長女は、次女と夜中の3時に屋上へ。

私も一応目覚ましをかけていたのですが、
さすがに明け方まで見る元気はなく、
東の窓を開け、そこから夜空を見ていました。

それでも10分ほどの間に、流れ星をみっつ見ることができました


子どもが小さい頃は、しし座流星群を見るため、
毛布にくるまってひとり屋上で星を眺めたこともありますが、
今はさすがにそんな体力はありません。
年とともに寒さに弱くなったし。

でも、長女はそんな私の姿を覚えてて、
それも星を見るのが好きになったきっかけのひとつだと、
うれしいことを言ってくれました。

う~ん、親の背中を見て子どもって育っているのですね。
気をつけなくっちゃ・・・


ところで、私の住むところでは、
連日最高気温が37度前後の酷暑です。

きのうも、気温が37度あったら、体温計ってどうなるんだろうね、
と35.5度を示している体温計を振ったら、
なんと下がるどころか、逆に37度近くまで上ってしまいびっくり!
(長女の体温を計ると37.2度ありました。微熱?)


今夜も室温がまだ33度

夕飯を義母宅で食べて家に戻ってきたので、
部屋にエアコンをかけていません。

だから、みんなそれぞれ扇風機を1台ずつ占領しています。

私はお風呂上り、どこが一番涼しいか、
アイスクリームを持ってうろうろうろ。


・・・そうだ、屋上で夕涼みをしよう


屋上へ上ると空は満天の星。
ちょうどおとーさんが組み立ての椅子を持って上っていたので、
それに座り、アイスクリームを食べながら星を見上げていました。

そういえば、星空をきちんと眺めるのなんて何年ぶり?

よく長女に屋上で星を見よう、と誘われるのですが、
めんどうで(眠くて)つい断ってばかり。

久しぶりに屋上から見る夜空は、
遮るものがなくて、なんともいえない開放感があります。

風があって、ちょうどいい夕涼みにもなって、
ひんやり冷たいアイスクリームを食べていたら、

あっ、流れ星


天空を、大きな流れ星がひゅーっと長い尾をひいて、
横切って行きました。

願い事はできなかったけれど、それだけで大満足。


子どもたちは今夜も屋上で流星群を見るようです。








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