ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

断捨離、親家片、・・・そして、途方にくれる

2014-10-23 | 日々のこと。
暑い夏の間中断していた片付けを、ぼちぼち再開しています。

というのも、去年まで住んでいた事務所兼住宅の建物の、外壁塗装や修理など、
ちょっと大がかりな工事をすることになり、その際にまだそのままになっている
私たちの荷物を義母宅に運び、ついでにいらない物を処分してすっきりしよう!
という計画なのですが・・・

これがもう、思った以上に大変で(泣)
もともと義父母が40年以上前に建てた建物です。
ほこりをかぶった古い物が、まだあっちにもこっちにもそのまま残ってるんですよね
そこに、25年間住んだ私たち家族のものがほとんど置いてあるわけです。
・・・どんな状態か想像つくと思います

去年同居するにあたって、普段の生活に必要最低限のものは運びました。
しかし、服は季節ごとに取りに行き、洗濯してはまた片付けに行く。
あれがない、これがいる、と両方の家を行ったり来たり。
このままではあまりに不便だし、もう少し居心地のいいようにしようと、
とりあえず私の嫁入り箪笥ごと持って来ることにしました。
しかし、箪笥に入りきらない服はどうする?
子どもたちのものは置いておくにしても、本は?家族のアルバムは?

今住んでいる義母の家も、同居するときかなり物を処分したとはいえ、
まだまだ物が溢れてます。
義母がいる間は、やはりそう簡単には捨てられない。
そこにまた私たちの物を持って来ようとしているわけだから、まるでパズルを
当てはめるようにあっちのものをこっちへ、ここのものをあっちへ・・・
とそう簡単にいくわけもなく。

もう、どないせえっちゅうねん

結局、物は捨てきれず、片付けられず、ただ途方にくれるばかり。トホホ・・・



最近あちこちで話題になっている親の家の片付け(略して親家片「おやかた」と
呼ぶんだそうです)。
数年前からこの問題に頭を抱えてきた私ですが、それほど多くの人がこの問題に直面し、
ひとつの社会現象として取り上げられるほどになっているとは驚きでした。

とにかく物を捨てたがらない親たち。
家の中はほとんど使うことのない物であふれ、どこに何があるかもわからず、
必要なものを探しても出てこない。
しかも、掃除も片付けもしてないからほこりだらけで不衛生。
こんな親の家を(つまりは親の生活の実態を)目の当たりにしてショックを受け、
親の老いを実感し、戸惑う子どもたち。
こういうときって、たいてい親のどちらかが亡くなって、相続とか形見分けとかで
これまで見て見ぬふりをしてきた親の家に深く関わらねばならない状況に陥ったときです。
そのとき残された方の親は、たいてい物を片付ける、処分するということが
できなくなってしまっている。
気力も体力も、そして何より片付けるという能力が衰えてしまってるんですね。
そのくせ、こちらが代わりにやろうとすると意固地になって物に執着し、
物をためこむことがいかに無駄かを説いても聞き入れようとしない。
せっかく片付けて処分しようとしたものが、また元に戻ってたときの苛立ち。
そんなことが延々続くのです。
こちらも時間のやりくりしてなんとか片付けようとしているのに、
結局時間の無駄のように思えてだんだん腹が立ってくる。
で、しまいには親と子の不毛なバトル勃発・・・
まあ、こんな感じではないでしょうか。


子どもたちには自分が経験したこんな苦労はさせたくない、元気な今のうちに
いらないもの、遺して困るものは処分しておこうと、悩みながら少しずつ仕分けしています。

先日は、出産のお祝いやおみやげでいただいたぬいぐるみ、娘たちが初めて履いた靴、
小さいときに使ってたリュックなどを写真に撮って処分しました。
その次に私の古い日記や独身時代の洋服(まだ置いてあります・汗)。
何も考えずにポイポイ捨てられたら気が楽なんだけど、独身時代に習ってた
油絵の道具などは、なかなか捨てきれるものではありません。
日記は捨てられても、描いた絵は下手でも未練が残る・・・
こんなものこそ、遺された家族は処分に困るだろうに。


そして、ふと考えてしまうのです。
働いて、欲しいものを手に入れて、でもいつかは捨てることになって。
結局、人生で必要なものって何なんだろうって。
最後に残るものは、自分の身ひとつ。
この世を去るときは、楽しい思い出がたくさんあったらそれで充分なのかも。



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ruca)
2014-10-26 18:44:28
こんばんは。

状況お察し致します。
うちにも、祖母の時からのもの、10年前に
亡くなった父のものなど、手つかずで残っている
ゾーンが存在していますから。

母はいまだ現役で、ばりばり自分の服などを買うし
私たちだって、捨てられないものたくさん持っているし。
まだ道は険しいのですが、なんとなく、自分の気持ちの中では、
「消耗品とそうでないもの」という考え方が出てきています。
消耗品には減価償却が終わったものも含まれるので、
もしかしたら見た目にはまだ使えるかもしれないけど、
その役割を十分担ってくれたものは、さっぱり捨てて
いこうと思うのです。いつか。
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rucaさん (くっちゃ寝)
2014-10-27 14:08:24
こんにちは。

こういうことってね、何かの「きっかけ」がないとなかなか手を付けられない、と思うのですよ。
これまでも小さな「きっかけ」はいくつかあって、そのつど小規模でやってきたわけですが、
今回はちょっと大規模になったのに、なかなか思うようにはかどらず
焦っているところなのです。
自分たちの暮らしの見直し、という意味でも、ちょうどいい時期なのですが。

年とともに、潔く後始末ができればいいなあとつくづく思います。
でも、やっぱりほしいものはたくさんあるし、他人にとってガラクタでも
自分の生きてきた証だよね~とも思うのですよね。

せめてこれから買い物するときは、自分にとって必要か吟味してから買うようにしよう、
と自分に言い聞かせていたのに・・・
週末久しぶりに東京へ行きまして、つい「これ、カワイイ!」と
無駄な買い物ばかりしてしまいました。反省。

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りっぱだな! (Buffalo)
2014-10-27 23:33:32
ご無沙汰しています。久しぶりにブログ拝見しました。
我が家も物置に得体の知れない物体が増殖中です。
でもすでに娘さんたちのために、自分のものを処分するなんて、くっちゃ寝さんは立派です。
自分のことに置き換えると、確かにぞっとします。日記なんて、一刻も早く捨ててしまわないといけませんね。
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Buffaloさん (くっちゃ寝)
2014-10-28 19:50:16
お久しぶりです!
めったに更新してない拙ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

こういうことって、実際に直面して大変な思いをしてみないとできないことですよ。
とりあえず、少しずつでも身辺整理をしていこうと思っています。

若いころは「日記は自分の生きた証し」だと思っていました。
が、少し読み返しただけで自分の拙さに赤面。
こんなもの残すなんてトンデモナイと、ほとんど処分してしまいました。
これで私の恥多き学生時代を知っているのは、Buffaloさんを含め数人だけですね?(笑)
何を言っても許してもらえたのは、若かったからでしょう。
OB会、今回は欠席しますが、みんなで楽しんできてください。
くれぐれも飲みすぎないようにね。
返信する
不用品の送り先 (せきぐち)
2014-11-01 14:33:19
初めまして。不用品をもったいなくて捨てられない気持ちにとても共感します(^_^)/
それで、いきなりですが、不用品をバザー品として送れる場所をお伝えします。大阪にある、『豊能障害者労働センター』で、5つのリサイクルショップを運営して、バザー品はそこで売られています。売り上げ金は、主に障害者福祉(被災地の障害者支援を含む)に使われています。
 私も「ずっと長く使う」と信じて買ったものが、意外と使わなくなった、ということが、よくありました。以前はもったいないと思いながら、不用品を泣きたい気持ちで仕方なく捨てていましたが、今はここの労働センターに送れるので、とても嬉しいです(^^) それで、私と同じように、「使わないものを捨てられない」と悩んでいる人を助けたくて、多くの人に、この労働センターを教えているのです。
バザー品の送り先のHPはhttp://www.tumiki.jp/bazar.html です。ここでは、一般のリサイクルショップで引き取らない物や、他のバザー会場で売れ残った物も受け入れていて、それらはきちんと商品として販売されています。
また、ここの送り先を気に行って下さったら、知り合いの方にも伝えて頂けると嬉しいです。私は一人でも多くの「もったいなくて捨てられなくて困っている」方々を助けたいので(^^)
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せきぐちさん (くっちゃ寝)
2014-11-02 13:04:34
はじめまして。
コメントありがとうございます。

使わないけど捨てるにはもったいない、と思うものはたくさんありますよね。
なかなか自分でフリーマーケットに出したり、ネットオークションにかけたりできないので、
こういうところに送って役立ててもらうの一番いいと思います。
まだまだ断捨離途上なので、不用品はたくさん出てきそう。
送れそうなものをまとめておくことにします。
貴重な情報、ありがとうございました。
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Unknown (jester)
2014-11-12 11:30:00
こんな下の方にコメつけてごめんなさい。

しかし今の気持ちにピッタリでしたので・・・

親の家がすごいというのもそうですが、娘が住んでいた会社の近くのマンションは、物を極力減らしたものだったのに、今回海外赴任前に引き払ってきたら、結構ものがあって、大変でした。

ソファや冷蔵庫などは2年しか使っていないけれど結局捨ててしまい、もったいないこと。

洋服も、まだ全然傷んでいないものもあり、なんとか自分が着れないかななんておもっても、ちょっと無理があり(爆

こちらの家にはミルクを泡立てる家電、コーヒーを作る家電(ネスプレッソとかいうやつ)などなどがどっさり持ち込まれ、使いかけの調味料とか食糧とか、半端なくダンボールがたっぷり。

私は「断捨離」という言葉が嫌いで、なんでも捨ててしまうというのにとても抵抗があるのですが、狭い部屋の中にものがあふれるのも嫌いで、結局買わないしかないのですよね・・・・

でも買い物は楽しいし。。。。。

実家のほうもすごいことになっていて、今住んでいる姉もものどんどん買う人なので、あれをいつか私が片づけるのかと思うとうんざりです・・・・
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jesterさん (くっちゃ寝)
2014-11-13 14:18:43
>こんな下の方にコメつけてごめんなさい

いえいえ、とんでもない。
コメントありがとうございます。

お嬢様イギリスに赴任されたのですね。
離れて暮らすことは心配だし淋しいでしょうが、jesterさんのことだから
これを口実にイギリスに通ったりして。

それにしても、せっかくマンションを借りてひとり暮らしを始められたのに、
家具や電化製品はもったいないことでした。
国内ならともかく、海外へは持っては行けませんものね。
私がひとり暮らしをやめて実家に戻ったとき、生活用品やなんかを全部持って帰ってきました。
でも、結婚するときいらないものは実家に置いてきたので、
今でもどこかにしまってあるかもしれません。
(実際に、最近本棚に大学のテキストが並んでるのを発見しました。反省)

思い出のあるものを捨てるのはしのびないですが、義父の遺した
たくさんのアルバムや戦死されたお兄さんの遺品など
いつか誰かが処分しなければならないことを思うと・・・自分のことで残された家族に負担をかけたくないと思ってしまうのですよね
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