『七王国の玉座 上』
ジョージ・R・R・マーティン
『七王国の玉座 下』
長らく本のレビューをお休みしておりました。
前回が2010年10月の『孤鷹の天』ですから・・・1年半ぶり!?
昨年は本を読むこと自体ができず、なんとか読んだとしても、
それを文章にまとめることができず・・・
が、ようやくブログに書きたい!と思える作品に出会いました。
それが『氷と炎の歌』の第一部『七王国の玉座』です。
jesterさんのブログで知り、気になっていたところ
図書館で見つけてようやく読み始めました。
ところが、最初のうちはなかなかすんなり進まなくて。
とにかく壮大な物語で、登場人物がやたら多いのです。
それに、何人かの視点で描かれているので、それを把握するのに
多少手間取ったり。
(私はノートに関係図をメモしました)
こう書くと、なんか読みにくそうと思われるかもしれませんが、
とんでもない。
登場人物はとても魅力的だし、ストーリーは壮大で読み応えたっぷり。
はらはら、どきどきしながら、この世界に引き込まれていきます。
舞台は夏と冬が不規則に訪れる世界。
七王国の玉座をめぐる覇権争いの中で、登場人物たちが
-大人も子どもも-否応なく陰謀の渦に巻き込まれていきます。
物語が登場人物の中の何人かの視点で描かれていて、
同時進行で進んでいきます。
その視点となるのは、
“王の手”となったスターク家のエダード公、その妻ケイトリン。
その子どもたちのブラン、サンサ、アリア、そして私生児ジョン。
スターク家に対する立場にあるラニスター家のティリオン。
そして、滅ぼされた古代ターガリエン家の最後のひとりであるデナーリス。
これでわかるように、大人だけでなく小さな子どもたちや、
あるいは敵対する勢力の視点からも描かれ、それがこの物語を
一層奥行きの深いものにしています。
また、これほどたくさんの登場人物でありながら、それぞれが
見事に描けているのですよね。
なので、多少名前を覚えられなくても、あ~この人ね、って
ちゃんとわかります(笑)
それくらい、それぞれ個性的なのですよ。
たぶん、読者にはお気に入りの人物も出てくるはず。
異世界の話ではありますが、ファンタジーというよりも
まるで歴史小説を読んでいるよう。
なので、本物の歴史がそうであったように、スターク家の子どもたちにも
容赦なく過酷で残酷な運命が待ち受けています。
その玉座をめぐる戦いが起きている最中にも、南の海の向こうでは
デナーリスがドラゴンの卵を孵らせるし、北の壁の向こうでも
不気味な異形人が動き出しています。
戦いの行方は?
子どもたちの運命は?
あ~、この先どうなるの~!?
というところでこの巻が終わります。
本当は全巻一気読みしたいところ、読み出すと他のことに
手が回らなくなるので、時間をおいて借りることにしました。
あれこれ、しなきゃいけないことはいっぱいあるし~
アメリカではドラマ化され、すごい人気だとか。
日本でも放映されないかな~
楽しんでくださったのですね~
確かに、登場人物多すぎで、最初は何が何だかわからなくなりますよね~
ノートをおつくりになったのは賢いです。
いちいちもどって、この人だれだっけ・・・
と考えるのが大変なんですよ~
次がきになるでしょ?
うふふふ・・・・
もう、Winterfellが大変ですよ~~!
Bran!! Rickon!
それにAryaもSansaも、みんな、頑張れ!
って手に汗握っちゃいます。
日本でもドラマそのうちやると思いますが、You Tubeでちょっと覗くと、わくわくしちゃいます!
こんなおもしろい本を紹介してくださったjesterさんに感謝してます
ただ、日本語訳は上下2段でページ数もかなりあります。
一気に読みたいのに目はしょぼしょぼしてくる、肩は凝る、
おまけに家事はおろそかになる。
ほんまに罪作りな本ですわ~
これを原作で読まれるjesterさんってすごい!
>もう、Winterfellが大変ですよ~~!
>Bran!! Rickon!
>それにAryaもSansaも、みんな、頑張れ!
>って手に汗握っちゃいます
え~、小さなリコンまで巻き込まれるのですか~!?
アリアは無事みんなに会えるの?
私のお気に入りのジョン・スノウは?
昨日がまんできず、図書館に予約を入れちゃいました。
日本語版は途中から訳者が変わるので評判が悪いようですが、
かといって途中でやめられませんよね~