ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

贅沢な時間

2006-09-13 | 日々のこと。

↓でも書いたように、恵文社一乗寺店へ行ってきました。
この日京都は真夏に戻ったような33度の蒸し暑さ。
かなりくじけそうになり、京都駅の近くの本屋さんにしようかなあ、なんて思っていたのですが、せっかく場所を調べ地図に印までつけてたのに、今日行かなかったら行くときないし、と気合を入れなおして満員のバスに乗りました。

そのバスというのは、懐かしい206のバス
土曜日ということで観光客も多く、久しぶりに乗る満員のバスにうんざりもしましたが、このバスに乗ると以前私が行ってた大学や、バイトに通った清水坂を通り、K大のある百万遍へ行きます。
今日は初めてその先、高野まで行き、そこでバスを降りました。
ここからは地図を頼りに歩きます。
曇り空で思ってたほど暑くなく、場所もすぐにわかりました。

どきどきしながらドアを開けると・・・。
そこには、本にかこまれた豊かな時間がゆったりと流れているようでした。

本屋さんとか図書館といった空間はどこでも好きなほうなのですが、ここはそれともどこか違う・・・。
本屋さんなの少しに薄暗く、お客さんの出入りもあるのに静かで、とても贅沢な時間と空間の中に自分がいるようでした。

絵本の専門店かと思っていたのですが、絵本はごく一部にすぎず、デザイン、民藝、衣食住、京都、などなど、とても多彩な品揃えでした!
気になったのはリトルプレスといわれる小冊子
表紙が素敵で、センスがよくて、思わず手にとってしまいます。

それに加えて、個性的な雑貨の数々。
カード、ブックカバー、文房具、バッグに、アクセサリーに、画材に・・・、もう頭がくらくらしそうでした。
本にしろ、雑貨にしろ、ひとつひとつがこだわりの品という感じで、よく山積みにされてるベストセラーの本すらなかったような・・・(たぶん)。
こっちで絵本を見、あっちで雑貨を見、また違うコーナーに寄り道し、ふと気がつけばもう予定の時間!
ああ、何を買って帰ろう、と悩んでたら結局30分ほどオーバーしてしまいました

で、買ったのが上の写真の品々です。
絶対もう一度来るぞ!と心に決めたのと、この後のことを考えて、小さめ(?)のものにしました。
絵本は荒井良二さんのを買うつもりで、いろいろ迷ったあげくやっぱりコレだなあと、rucaさんと同じ『にせニセことわざずかん』にしました。
あとは、須賀敦子さんのエッセイが手ごろな大きさになっていたので、その中から『ヴェネチアの宿』と、帰りの電車で読むつもりで、堀井和子さんの『ヴァカンスのあとで』。
それと月光荘のスケッチブック、カード数枚。

あわてて選んだので、あとになって「あ~あれも欲しかったのに」と気がつきがっかり・・・。
できれば近くに住んで、「ときどきぶらりと立ち寄って、気に入ったものを買う」というシチュエーションが一番いいんだけどなあ。

今のところ、長女に「素敵な本屋さんだったよ~」と吹き込んで、京都の大学に進学するようしむけている、自分勝手な母です
コメント (2)
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