ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

タージ・マハル byオダギリ 

2005-10-17 | 観ること。
オダギリの「世界遺産」2回目は、インドのタージ・マハルでした。
今夜は私も少しはリラックスして見れた・・・かな?

番組の始まる前に「素敵な宇宙船地球号」をちらっと見ました。エジプトをやっていたので。
これ、緒方 拳がナレーターしてるんですねえ。
とても表情豊かなしゃべり方で、ちょっと意外でした。
ナレーターっていうと、淡々と語っているイメージがあったので。
もちろん番組によってイメージも趣旨も違うわけですから、いろんなナレーションがあるのでしょうが、こういうのもいいなあと思いました。

そう思って「世界遺産」の方を見る(聴く?)と、オダギリはとても自分を抑えてナレーションしているように感じます。
”オダギリ”を主張していない、というか。
おかげでけっこう番組に集中して見ることができるみたい。
(たまに、はらはらさせられますが

で、タージ・マハルですが・・・。
若い頃インドに興味を持った時期がありました。
「インドへ行ったら人生観変わるよ」なんて言われて。
目につくと、ついインドの旅行記を手に取ったりしていました。

インドへ行ったことのある人は2種類に分かれるそうです。
インドにすっかりのめりこんでしまう人と、
もう2度と行きたくない、と言う人と。
何冊か本を読んで気がつきました。
おそらく、私は後者になるのだろう、と。
道端に寝っころがっている人たちや、物乞いに来る人たちを見て、私はたぶん日本に帰りたいと思うだろう、と。

何もそこまで深刻に考えなくても、たとえばツアーで行くぶんにはちょっとだけインドをかじって、良かったよ~って言えるのでしょうけど。
まあどっちにしても、インドには飛行機の乗り換えで一度空港に降り立ったことがあるだけ。
結局ご縁はありませんでした。

そんなわけで、あの美しいタージ・マハルが見れるというのは楽しみだったのです。
でもねえ・・・なぜかあんまり感動できなかった。
今まで写真なんかを見て美しいなあと思ったのは、写真のアングルとか光と影のせいだったのかなあ、と思ってしまいました。
愛した妻のために建てたといっても、それって権力者のエゴでしょう?
最初にそう思ってしまったから、ひねた見方しかできなかったのかなあ。
アラベスク模様とか、象嵌は確かに美しかったけれど。
先週のイースター島が、あまりに心を打つ風景だったので、期待しすぎたのかもしれません。

よく考えてみると、権力者のエゴでもなければ歴史に名を残すような偉大な建造物なんて、建てられませんよねえ。
城でも教会でも墓でも、民衆を圧倒し跪かせるためにあれほど壮大な物を築いたのでしょうから。

若い頃はヨーロッパのお城なんかを見て、わ~すごい!なんて簡単に感動してたのに、今は砂漠の夕陽とかオーロラとか紺碧の海みたいに自然の素晴らしさに心打たれるようになりました。
う~ん、これって単に年のせいかな・・・





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする