こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

現実吟味

2008年09月26日 | 五感と体感
山に暮らしていると言うと、“では、自給自足ですか!”と訊かれる事が多いのです。その度に“…どうも野菜づくりのセンスがなくて、自給自足には、ほど遠いんです、、、”と、期待を裏切るような答えを返してきました。センスがないことは確かだけど、何よりも、熱意が足りない自覚もありました。

それがここのところ、わりあい熱心に作業を進めています。長ネギと、ブロッコリー、キャベツ、レタス等の苗を植えました。ネギの他は、葉っぱ類が全部で10本足らず。かなり内輪な数ですが、植えるまでには、草とりと堆肥を混ぜて、土をならしてと、けっこう時間がかかります。

家と菜園を何往復もして道具を運び、クワとスコップで土をすくい上げ、けっこうな全身運動にもなります。思えば「体をつかう山の生活」が私の理想だったはず。
山の生活の理想に向かって生きれば、心とからだのバランスのために一番よいことを、今更ながら確認して、それ以外に、ヨガや太極拳、整体、気功など、生涯継続できることを探してきたのは、いかにも現実吟味のないことだったと思います。

だいたい、人生のやりたいことの優先順位を考えれば、これから何かを習う時間の余裕など、あまりないことにも気付きます。

体力づくりは、“山の生活一本にしぼることに決めた”ことを、友人に電話すると、「スワイショウ(肩の力をぬいて手を振り回す運動)10分」を教えてくれました。太極拳を試みた時からスワイショウは身近になっていますから、当面は、山の暮らしの作業諸々、+スワイショウでいくことにしましょう。そして、もう一つ忘れてはならないのが、しっかり歩く日をつくること。エトルリアの遺構巡りで、連日でこぼこ道を歩くうちに、膝の痛みがとれてしまったのは、平素の歩行不足が、証明されたようなものです。自分の現実を吟味することは大事です。方針が決まって、とてもすっきりしました。
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