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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

三菱一号館

2011-05-11 00:00:05 | STRUCTURE-構造物残影-

(東京都千代田区丸の内)
 旧三菱一号館は明治27年(1894)旧岩崎邸 六華苑等を手掛けた、英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計、築造された、煉瓦造、地上3階地下1階.延床面積5044㎡,英クイーンアン様式の会社建物である。後に隣接して同様の建物が築造されたことにより、大正7年(1918)「三菱東九号館」と改称された。戦後、三菱は立地の特性と老朽化を理由に、日本建築学会の保護要請と、文化財保護委員会の重要文化財指定要請が出ている最中に突如この旧三菱一号館を解体した。跡地は三菱ビルヂングとなった。平成16年、三菱地所は三菱ビルヂングを解体し、三菱一号館を再現、美術館とする計画を立てた。その際、隣接する昭和3年(1928)築造の丸の内八重洲ビルヂングも解体することを発表した。旧三菱一号館の解体時同様、反対が起きたがそのまま実行され、往時よりやや後ろに下がり、面積も非常階段等現在の建築基準法に則り追加した5230㎡で、免震処理が施された一号館と、丸の内パークビルディングが築造された。
  


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