flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

近江屋跡

2010-06-09 00:00:48 | いにしえの人びと
(坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地 京都市中京区河原町通四条上ル西側)
 近江屋は土佐藩御用達の醤油商である。慶応二年(1866)伏見の旅館寺田屋で幕府方伏見奉行らに襲撃された坂本龍馬は、翌年六月、三条の材木商酢屋に宿舎を移した。そして、慶応三年(1867)十月十三日、龍馬はこの近江屋に移った。十一月十三日には、新選組参謀伊東甲子太郎が来訪し、新選組襲撃の恐れがある旨を龍馬に伝え、近隣の土佐藩邸に移ることを勧めたが、龍馬は受け入れず留まった。然し、翌々日の夕刻、京都見廻組とみられる者(諸説あり)が襲撃し、坂本龍馬と来訪していた中岡慎太郎は命を落とした。
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