小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

四月十二日

2016-08-23 | 嘉永四年 辛亥日記
 
はるゝ。
昨日はみなで梶取へ行く筈だったが雨だったので今日になった。
芸子らは襦袢緋縮緬で、黒五日市のバッチを履き、白縮緬の三尺帯、髪も男髷にして行ったということだ。
母君ととよ、岩一郎と了吉が小島まで見に行った。
主人は学校の当番なので小梅一人が留守番だ。
絹へ菊を描く。
九右衞門どのがお礼に来たらしいが知らなかった。
来合わせた千太郎が受け取った。
早朝には肥後の熊本の者が会いに来た。
また夕方には友人を連れて三人でくる。
北野杢右衛門も来る。
浅之助がふと来て酒を出す。浅之助は溜飲して帰った。
岩一郎、市川へ行く。
了吉の親類の岡本が来て庭から帰った。
昨日、瓦屋新蔵へ弐朱と札三枚を渡した。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 四月十日、十一日 | トップ | 四月十三日、十四日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

嘉永四年 辛亥日記」カテゴリの最新記事