小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

四月十日、十一日

2016-08-20 | 嘉永四年 辛亥日記

四月十日 
くもる。
朝、桃井隼人が来て茶菓をだすのみ。
昼過ぎに主人と桃井は和歌の橋の見物に行く。九右衞門どのも行くらしい。
一昨日、ようやく板を外したとのこと。まだ欄干は出来ていないそうだ。
が、祭礼までには出来るらしい。
昨日は餅投げが三カ所であったという。
小梅は画板に絹を貼る。くじら癪で二尺二寸の長さがある。


四月十一日 
降る。
唐詩撰の会でみんなくる。
夜は岩橋での会があって岩一郎が行く。
主人は伊藤泰蔵殿方へ行った。跡目の相談らしい。
おおきに良しとのこと。
深夜に帰る。
小梅は美人画を描く。
瓦屋が来て直させる。11匁1分渡す。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 四月九日  | トップ | 四月十二日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

嘉永四年 辛亥日記」カテゴリの最新記事