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小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

四月十二日

2019-01-20 | 嘉永六年 癸丑日記

四月十二日 

少々雲はあるが天気は良い。
4時前に三浦へ行くべきだったが、安藤に呼ばれてお稚児ばかりに教えた。
ご機嫌伺いに湊御殿へ行く。
ここは今日限りでこれからはお城で行うので方々しかと拝見せよとのこと。
(逝去した治宝公がこの湊御殿で院政を行っていた)
帰りに出口田中へ寄る支度をする。
留守中に内田が米を三斗送ってきた。
喜助に酒一盃だす。本二冊、覗き本などを返す。
2時過ぎに野呂清吉が京都の医者の山崎幾多郎を伴ってきた。
もらいものの肴があったので酒を出す。
夕方、雄輔。安兵衞もちょっとくる。