馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

何故、煤煙が首都に?

2017-02-19 14:20:30 | 自然科学・現象・地球

山頂・山腹に

今日の記事は海外やモンゴルに興味ない方はスルーしてください
まして頓珍漢なコメントは控えていただきた 

      

共産主義国家と自由主義国家の違いは写真の通りである
現在のロシアも中国も北朝鮮も一般国民に自由はない

近頃、事実が色々な文献等で公表されているが身分も
住む場所も明確に隔離されている 

日本にノコノコ堂々と出てきて留学したり住んでいる方は
全てエリートの子弟と考えれば理解できる

モンゴルも民主主義国家になって40年以上になるがいまだ
共産主義社会の傷跡が市民生活の中に残っている

日本の約5倍もある土地に総人口300万人がいる
住む場所に制限され動けなかった

でも民主化になり住む場所も国内移動も自由になれば
誰しもいけなかった首都に行こう!住みたいというのが人の気持ち

期待と不安でやってきた首都には地方の人が住む家も場所もない
住みたければ裏山(北と南にある連峰)でも河川敷でもどうぞ

しかし、南側の連峰は首都東西20kmは霊山と指定され住むことが許されない 

 仕方ない地方から来た人たちの多くは北側の緩急斜面ゲルを建てて生活しだした
それが写真の現状である

電気だけは完備しているが新たな場所に建てたゲルには電気も完備されていない場所もある
飲料水はタンクローリーが登ってこれるゲル集団の中心地に給水設備がる

そこから各住民はポリバケツやタンクを持って購入する方法しかない
下水道設備など有る筈もない 

首都以外の住民が

    

厳しく移動を制限された人ほど解放されればエリートたちが住む
首都中心地へ集まるのは理の成すところ

しかし、一般市民とエリートたちとの違いは全てにおいて
乗り越えられるものではない

海洋を持たないモンゴルには二重の不利というか自由すら
ロシアと中国から奪われている 

地方の国民たち

    

昨日の記事で首都は東西80kmに連なる連峰があると
今日の写真は表紙の写真が北側連峰の西の果て

自然要塞を成したモンゴル首都である 

暖房も水道施設もなし

      

以前は国の政と経済を牛耳っているエリートたちの首都だからこじんまりした
首都でよかったが、現在は総人口三分の一の国民が住む首都である

空いてる場所も土地もなければ山の斜面に住むしかない

広い草原は40kmから60km離れている
サラリーマン・家族子供たちには通勤・通学・買い物が大変で住めない

選択は山の斜面しかない

南側の連峰

    

上記写真の左側煙突の奥にある裾野が南側の連峰の始まり

此処はナライハ町まで連峰が霊山と大統領府が存在するので
一般市民はもとより権力者と言え住めない場所になている

一部地区(農業大学がある)だけは住居が許されている 

彼らに恩恵はない

     

上記二枚の火力発電の恩恵は山の斜面に住む住人には
何の恩恵ももたらしていない

日本で平和に生活し平和な場所から離れて生活してみたい
などという考えのない方には関係のない物語である

体験・学びたいという方以外には宇宙人やUFO的な
 地球外の話であるから真剣に考えないほうがいい

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