平穏
季節の変わり目のほんの隙間な時に見せてくれる寂しい時
それが昨日だったような気がする
人生にも時々、訪れるせつない一瞬
いつものように融けかかった氷上を歩きながら
ここも今日が最後かと思いながら歩く
そう思いながらなんにち歩いているのだろう
凸凹だった氷上も昼間の暖かさで
アイロンをかけたように綺麗に皺や凹凸が無くなり
素晴らしい景色である
でも切ない一日の始まりである
何となく
朝は時間との闘いであるが家を出れば
何時もの道を歩いて目的地へと進む
普段は人生の一コマとして書き止める回顧録集
思いも有るが昨日は記事にするほどの変化もない
変化のないことが普通なのであるのに
そんなことにも気が付いていない私である
バス移動
いつも歩く地区から久し振りバスに乗り首都中心地へ
我が家の厨房に味噌が無くなったので市場へ
出掛けてみたら月曜日は定休日だった
なんのためにわざわざ出かけてきたのかわからない
首都をブラブラ歩いたが違和感を覚える
私が田舎モンであることに気づかされた
夜になる
首都を徘徊していたが私の居場所がない
仕方ない
ここから自宅まで5kmの道のりを歩いて帰るかと思うが
歩く勇気も湧きおこらない
止む無くバスに乗り込み出発点まで戻ることにした
戻ってみると自分の居場所がここに有る事に気が付く
気が付くとそこから自宅まで歩くのが楽しくなった
何時もの跨線橋を渡り人気のない線路内を歩き
鉄橋へ出てくる
自宅までもうすぐだ!
ひとけのない跨線橋やくらい氷上の上から
天空を眺めるとなんと綺麗なことか!
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