ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

夏野菜

2009-05-02 20:53:07 | Weblog
久しぶりに(結構多い)セニョール・ダンと一緒に、菜園へ向かいました。
その前に苗を買いに。次々と車が入ってくる量販店。
夏野菜の植え時リミットですから、色々な種類の苗を買いに多くの人達が来ます。
有機肥料と、腐葉土、鹿沼土、プランターで育てるつもりのミニトマト、畑の
どこかに植えたいオクラ(2種)と、ズッキーニの苗。買い物(に限りませんが)
は早い私です。吟味に時間がかかるセニョールとは対極にいます。
畑に着いてビックリ。先頃中国語教室の帰り、歩いて帰宅途中寄り道した時の
畑は、雑草がかなり大きな顔をして、はびこってました。それが・・・・・
玉葱の苗はすくすくと育ち、レタスとナスの苗には防虫シートが被せられ、
すぐに植えられるように整地、支柱も立てられ、雑草は見られません。
「ウソみたい!この前見たときはひどい有様だったのに。2人でやったの?」
「いいや、俺」
「あなた一人で?彼は?」
「忙しいんだろう、今はもう来ないよ」
サラリーマン時代の後輩、近くに住むH氏も定年退職。その後、介護の仕事に
携わっていらっしゃる事は知ってたけれど、余程お忙しいのでしょう、楽しそうに
土いじり、野菜作りをやってらしたのに、畑に来られる事もなくなったようで、
今ではセニョール1人の農作業のようです。
「この辺にいい?ズッキーニを植えて。あそこにオクラも」
毎年美味しいスイカもセニョールの手になります。今年も植えられています。
その端にズッキーニの苗を植えました。直系1m近くにも広がる場所取り野菜です。
見た目はキューリのようで、歯ざわりは水分が多く甘味の少ないカボチャに近い、
味は個性のない、主張しない扱いやすい夏野菜ですが、旬の短いのが珠に傷。

木曜日の午前、背丈ほどもあろうかというダンボールが九州福岡から届きました。
中身は、素晴らしいツルバラの仕立て鉢でした。蕾の数は数十個という豪華さ!
私の従兄の大学の後輩(大昔よ)。私が高校生の頃、従兄に連れられてよく家に
遊びに来ていました。彼に限らず、貧乏な我が家に延べにしたら100人ではきか
ない学生達が来ていました。事業家の母でしたが、その収入はアップダウンが激しく、
総じて裕福とはいえない家計でしたが、母は
「うちに来る人達にはお腹一杯食べさせてあげなさい」
「エー--ッ!」
もちろん声には出しません。
近くの某大学の運動部の施設(水泳・陸上・馬術・サッカー・ラグビー等)にいる
いつも空腹な彼等も、足しげく我が家に来ていました。
身内他人関係なくです。そんな中の1人が
「玲ちゃん元気か?」
手術の事を知っている彼ですから、術後10年近い時間が経過していますが、安否を
尋ねてくれました(メールで)。
「何か欲しいものは?」
「何もない」
「花の一つも贈ってあげるから、何がいい?」
「う~ん、バラがいいけど、小さなお庭だから植えられないし、お気持ちだけで充分
ありがとう」
そこへ、ドドーンって大きな鉢植えバラが届いたのです。
自称「お兄ちゃん」って言う彼。もう、私にはお兄ちゃん(従兄達も)が偉そうに
いくつになっても上から目線でモノを言いたがります。でも、従兄達はだんだん鬼籍
獲得者になって、九州のその彼ぐらいかな、いつまでもお兄ちゃん風を吹かすのは。
大きな会社の社長です。でも、私にとったら単なる昔馴染みでしかありません。
なんだか知らないけれど、何でも言う事を聞いてくれるって。欲しいものは何でもって。
でも、彼は私がどんな考えの女かは知っています。モノは要らない!、欲しいもの?
世界の全て!っていう私のことをね。だから、欲しいものはな~い?
「ウン、ない!」って返事が返ってくるのを。

今、又新しい事に挑戦(勉強)の私です。
知らない事だらけですから、出来る限り新しい事に挑戦していこうと思っています。
あのターシャ・チュ-ダ(絵本作家)ですら、90才過ぎて尚何かの資格を取ろうと
思ってたのです。惜しくも去年亡くなりましたが。
広大な敷地に1人で住み、季節の野菜・花を育て、手ずから作る日々の糧(ロウソ
クですら)。自分を頼りに生きる人は自分に正直で強い人です。他者へ人生を委ね
ません。私もそうありたいと思い生きています。群れない女です。

試験勉強をしながら、植物たちと深く関わる季節を楽しんでいます。明日は、ミニ
トマトの苗を、プランターへ植えます。お庭からヒョイヒョイってお野菜を摘んで
来られるって嬉しいものです。バジルもイタリアンパセリも、いつも食しています。
育てる楽しみを味わえるって、とても幸せなことです。