ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

いつも原点に

2011-08-04 07:02:57 | Weblog

20日の卒業式(心理学)をキャンセルです。
なぜ?
ああ、これが世の中なのねって、この年になって、気付くことよ。
1回も休まず受講した、都度レポートも提出した、頭を抱えた3つの課題もこなし、提出した。これが全て!じゃなかったのよ。

卒業式を、本部のある大阪で行うのは、まあ仕方がないという事で出席の申し込みをしたわ。でも、どこかでずっと小骨がささったような違和感があったの。卒業式とその後のパーティが一緒で、その費用を負担しなさい。ン?
それにでなければ、証書はあげません。ン? 全てを修了しましたって証明の証書なんじゃないの? これがひっかっかってたのよ。それが嬉しい人はいいのよ。でも、パーティは講座とは直接関係の無いことなのですもの(と、思うの)、参加か不参加は自由にしたらいいって。

とってもいい講座内容だったし、それを学べたのはとても幸せだったって心から思うの。そこに出てきた多くの人・種類・方法は、
「さあ、これがどんなものかジックリ自分で検証してご覧!」ってね。
フロイトと袂を別ったユングを初めとする様々な心理学の専門家と、期せずしてそこで出会った他の分野(宇宙物理学や宗教)の偉人達の足跡。
ああ、あたくしは幸運だったって。

最後に来て、とても残念です。
もちろん、内容に関して、いかような料金設定しても問題はありません。それこそ自由です。いやなら行かなければいいだけの、シンプルな話ですから。納得です。けれども、最後に、ああ、ビジネスだったんだって。

・・・・・でも、あたくしは考えたのです。
・・・初心は?
ああ、そうだったわ。
15才のあたくしに出会うことで、心の奥深くに巣食う、自分でも分からない、なんだか得体の知れない膠(にかわ)でガッチガッチに固まった自分を解放することだったのじゃない?
素晴らしい講座に出会ったんじゃないの?
肩書きが欲しかったの?
本末転倒じゃない?
物心ついた時から、集団が嫌いだったんじゃない?
あの、ねえ、ねえっておぞましさを嫌って、スックと独りで立つ事を旨として生きていたんじゃなかったっけ?
誰にも、何にも属さないはずだったでしょ?

そんな事が、ざああぁぁぁって頭の中を駆け巡ったのよ。
なので、クラスで、何かといえば「一緒に~~しましょう」ってのも拒否してきたあたくし。
「ねえ、一緒にトイレ行こう」って小学生のような彼等に見える。
そんないやらしさに、はっきり距離を置いてきたあたくし。
そして、
大勢で、酔い痴れる空間にいる自分を想像して、
「違う!イヤ」
って。目的を明確にし直して、あたくしは卒業式をキャンセルしたのです。
その卒業式に出ない人には、証明書は出しません。
あらそう、なら要らないわって。ぶれない生き方をしなくちゃね。