髪を切りに行ったら…って

昨年、友人が新築の家を購入して、引っ越しをしました。
もともと　そんなに遠くに住んでいたワケではなかったけれど、我が家との距離は以前より更に近くなりました。
で先日その友人と話していたら、

友人、今度髪を切りに行く。とのこと。
なんでも、新しい家のすぐ目の前に、個人でやってる美容院があって、一度そこに行ってみるとー
友　「もしいい感じだったら、kokiyvも行ってみる？」
コロナによる自粛期間が続いていたので、美容院に行くのも控えていた私。
結果、私の髪はかなりボーボーに伸びていました。(^_^;)
私　「ぜひ！」

さて、数日してその友人から連絡をもらった私。
友　「なかなかイイ感じだったよ～。でも驚かないでね！そこの美容師さん、ナント、オシメちゃんの同級生だった！」
私　「え！！」
いや、驚かないでって言う方が無理でしょ～。

私の友人が引っ越した目の前で美容院やってたのが、オシメの小学校時代の同級生。
それも当時かなり仲良かった子で、ウチにも何回か遊びに来た事もあり、私もよ～く知っている女の子でした。
なので、そのまま私も紹介してもらって、その日の午後には、その美容院に行ってきました。

顔を合わせると同時に、思わず二人とも泣きそうになってました。
抱き合いたいところだったケド、「今はムリだねえ～」とお互い笑い合いました。

いやあ～、オシメが小学校を卒業して以来だから、かれこれ15年ぶりくらい？
女の子は成長すると本当に分からない。
おしゃまさんで、可愛らしい女の子だったオシメの同級生は、
今では一児の母となって、素敵な女性になっていました。

ここでオシメの小学校当時の説明を少しー
随分昔にこのブログでも書いたけれど、
オシメは小学校を普通クラスで、中学校を支援学級で、高校を支援学校で過ごしました。
そして小学校当時、1.2年の2年間は私は毎日オシメと一緒に教室に登校していました。
それから小学校を卒業するまで、何かと学校に関わっていました。
時には担任の代わりに、子供達の面倒を見ていたりする事もあり、
当時の保護者の方からは、「クラスの副担任みたいだね～。」なんて言われていました。
(その頃の事を書いた記事→　『障害児教育の実情・・・(1)』　『障害児教育の実情・・・(２)』 )
なので、当時のオシメの同級生は、ほぼ全員よく知っています。

オシメの同級生（Ｍちゃんとします）と昔の話を沢山しました。

Ｍ　「あの頃は分からなかったけど、いま自分が子供を持って、オシメママは凄かったなあ～って思います。」
私　「そうかな？ 私は今でも、あれで本当に正しかったのかどうなのか、分からないでいるよ？」
Ｍ　「え？何でですか？ あれだけ真剣にオシメちゃんと向き合っていたオシメママは凄いと思います！
　　 自分の子が出来て、私はオシメママほど子供にしてやれるだろうか？って考えると、
　　 本当に尊敬しますよ！ なかなか出来る事じゃありません！」
私　「でもね、随分周りに迷惑掛けてたと思うの。特にあなた達同級生には申し訳ない事をしたと思うよ。」
Ｍ　「え？どうしてですか？ 私、あの頃オシメちゃん大好きで、よく一緒に遊んでましたよね？」
私　「うんそうだね。でもね、保育園から入れて丸9年間だよ。
　　 オシメが普通クラスにいなければ、しなくても良い苦労もあなた達にはあったはずだよね？」
Ｍ　「う～ん？そうかなあ～？」
私　「普通の子達だけの中での学校生活を、私はあなた達から奪ったのかもしれないー　ってね。」
Ｍ　「う～ん、もしかしたらそういう事もあるのかもしれないけれど、
　　 少なくとも私達は、オシメちゃんが居るのが当たり前だったし、オシメちゃん優しいから大好きだったし、
　　 だから中学で離れちゃって寂しかったですよ？」
私　「ありがとう。そう言って貰えると、少しだけ救われる気がするわ。」

それから当時の大人の話しも沢山しました。
私の考え、先生たちの考え、保護者たちの考え、当時の楽しかった事、辛かった事など沢山ー

話題は尽きませんが、楽しい時間はアッという間に過ぎていきます。
私の髪は、さっぱりスッキリ綺麗になり、次はカラーリングの約束をして帰ってきました。

いやあ～、感動しました。
偶然会えた事もだけど、一番感動したのは、
” 当時可愛がっていた子供 ”　と　 " 当時親の立場だった私の話し " 　が出来た事！
Ｍちゃんは私の話を聞きながら、時々涙ぐんだりして、話を聞いてくれましたー
　”ああ、彼女も大人になったんだなあ～”　とシミジミ思いました。


☆　その日の夜、オシメと電話で話していて、Ｍちゃんの事を話したら、オシメも「その美容院に行きたい！」
　　と言うので、予約をして、来月の初め頃行くことになりました。