オシメからの電話は・・・って

先日の夜８時ごろ、オシメから電話が掛かってきました。
何事？と思いながら出た電話。すると・・・

オ　「・・・お母さん、部屋に帰ってきたら、テレビが見れないの・・・ＰＣもネットが繋がらないの・・・フェ～ン」

ハア～、何事かと思えば・・・

私　「どこかヘンなボタン押したりしてないの？」
オ　「押してない！仕事から帰って来てスグにＴＶのスイッチ入れたら見れないし、ＰＣの電源入れたらネットが繋がらなかった・・・」
私　「そっかあ～、実際見てみないと分からないなあ～？」
オ　「ウウッ・・・どうぢよぉ～う・・・」
私　「ハイハイ分かったから、もう泣かないの。丁度明日はお仕事私も休みだから、行って見てあげるわ。」
オ　「ウン・・・　でも今夜はＴＶもＰＣも見れないの？」
私　「一晩くらい我慢しなさい。丁度良いから、たまには徹底的に部屋の掃除でもしときなさい。」
オ　「エエ～」

という事で、翌日オシメの部屋に行った私ー

オシメの部屋のＴＶとＰＣを見てみると、確かにどちらも見れない。
電源は入る。でも、ＴＶはどのチャンネルも繋がらない。ＰＣもネットが繋がらない。

これは、大元の問題では？
だいいち、前日の夜までは確かについていて、その後何も触らなかったのに、夜には繋がらないってのはオカシイ。
でもここはアパート。
大元に問題があるとしたら、オシメの部屋だけでは無いハズ。
他の部屋だって同じ状態なはずー

私　「オシメ、隣のお部屋の人とか、何も言ってこなかった？」
オ　「ううん。何にも言ってこなかったよ。ただ昨夜は両隣の部屋がやたらと煩かった。
　　　いつもは隣の部屋の音なんて殆ど聞こえないのに、なんかドタバタしてたみたい。」
私　「それって、やっぱり両隣もＴＶがおかしかったから家具とか動かして調べてたんじゃない？」
オ　「わかんない・・・」
私　「きっとみんな働いてるからオシメと同じように帰ってきたらＴＶつかなくて、
　　　なんでだ？って配線とかいじるのに家具とか動かしてたんじゃない？
　　　管理人に言おうにも修理を呼ぼうにも、もう夜で時間が遅いし、翌日の今日も仕事があるから対応の仕様が無かったんじゃ？」
オ　「・・・・。」
私　「とにかく、一回ネットの方だけでも調べてもらおっか。」

オシメの部屋のネットはケーブルテレビで契約。でもＴＶはアパートのアンテナに繋いでいるだけです。
とりあえずケーブルテレビに連絡してみました。
電話でモデムなどの指導を受けながらイロイロいじってみたけど、やっぱり動かない。
そこで「実はテレビも繋がらないんだけど、ケーブルテレビさんは関係ないですよね？」とつぶやいてみたら、
ケーブルテレビのお姉さん調べてくれたらしく、
どうもケーブルテレビからオシメのアパート事態に繋がりがおかしくなってる事が判明。
スグに修理業者を派遣してくれました。

２時間ほどして修理業者さんがオシメのアパートに到着。
アパートの前の道路から電話があって、「車を止める所は無いか？」と聞かれる。
でもオシメのアパートの１階には店舗が入っている。
仕方なしにオシメにその店舗に行かせ、修理の車を駐車させてもらおうと思った。

オ　「あの・・・テレビが壊れちゃったので・・・」
と、オシメがここまで言っただけで、
店　「ああ～、この前に止めてくれたら良いよ～。」
と、外に出て修理業者の車を誘導してくれた。
この時店舗の人は何も言わなかったらしいけど、
後から思うと、きっとオシメの部屋と同じ事が起こっていたんじゃないか？と思う。

オシメの部屋に来た修理屋さんは、配線外したり、コンセントそのものを外したりしてたけど、やがてー

修　「ここ、他の部屋にも入居者さんいますか？」
オ　「はい。全室入ってます。でも今は平日の昼間なので、みんないないんじゃないかなあ？」
修　「そっかあ～・・・」
渋い顔をしている修理業者さんに、昨夜の隣部屋のガタガタの事も伝える。
それを聞いて、なんだか納得した修理業者さんは、
修　「ちょっと外に出てきます。」
そう言って外に出て行って、20分くらいしたら戻って来た。

修　「原因が分かりました。」
オ　「なんだったんですか？」
修　「ここの屋上にアンテナと変電気があるんですが、そこに水が入っておかしくなっていたみたいです。」
私　「じゃあ、もしかして一昨日の夜中の大雨で・・・」
修　「多分、そうじゃないですかねえ～。」

そう、一昨日の夜中、この辺りは一晩中大雨が降り続いていた。
かなり風も強くて豪風雨状態だったから、その時に変電気に何らかの理由で雨が入り込み、
その雨水がじわじわと変電気内に染みて行って、翌日には壊れていったらしいー
原因がハッキリしたので、修理業者さんが３０分くらいで直してくれました。

私もオシメも、ホッとしました。そして顔を見合わせて思わずニンマリ。

オ　「きっと他の部屋の人達、今日仕事から帰ってきたら、ＴＶとか直ってるから不思議に思うね♪」
私　「そうだねえ～。”アレ？なんで？直ってる？”って首を傾げる姿が目に浮かぶね。」
オ　「私のおかげ！エッヘン！」
私　「そうだね、たまたまオシメが今日お休みだからスグに修理出来たけど、もしお仕事だったら、もう少し時間がかかったかも。」

ご機嫌になったオシメにひとこと。
私　「さて、テレビも直った事だし、これから部屋の整理しようか！」
オ　「エエー！嫌だあ～～～～～～！！！」

その後、「メンドクサイ！」と嫌がるオシメのお尻を叩きながら、部屋の掃除をした私達なのでしたあ～。


☆　でもひとつだけ不思議なのは、なんで１階の店舗の人が修理の連絡をしなかったのか？
　　オシメの部屋と違って、向こうはお仕事で使うだろうから、ＰＣが繋がらないと、相当困ると思うんだけど？
　　私がその疑問を口にすると、オシメが言った。
　　「気がついたのが今朝だったんじゃないかなあ～？」
　　そっか、ＴＶなどが繋がらなくなったのは恐らく昨日の夜になってから。
　　店舗は既に閉店した後だったから、翌朝従業員が出勤してきて初めて気がついた。
　　でもその時には既にオシメが連絡していて修理業者さんがスグに来たんだ！
　　納得した私でした。