ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

それじゃあ、『仰げば尊し』は・・・

2010年04月21日 14時34分10秒 | 思う事・・・
『蛍の光』で、ちょっと暗い気分になりましたが、
それじゃあ、『仰げば尊し』はどうなのか?
私、この曲とっても好きなんだけどなあ~。

作詞/作曲 (ハッキリしません・・・)
  ・作詞/作曲者不詳のスコットランド民謡とされている説
  ・作詞・作曲ともに当時の教育者伊沢修二ではないかとの説
  ・作詞が大槻文彦・里見義・加部厳夫合議であるという説。

歴史 ・1884年(明治17年)に小学唱歌を編集する際に、伊唱歌として加えられた。
   ・第二次世界大戦後には、その歌詞の内容が教師を崇めるもので、
    民主主義にそぐわないとして大都市を中心に批判の対象となる。
   ・1960年代末に学生運動が高揚すると、旧体制への反発の一環として
    この歌を卒業式で歌うことを憚る空気が大都市を中心に醸成された。
   ・歌詞が、最初に発表された当時の明治時代でさえ一般にはほとんど用いられなかったような
    古い文語であるため、児童・生徒の関心も低かった。


『仰げば尊し』についての詳しい情報は少なかったです。
ただ、私はやはり良い歌だと思うのです。
だからこそ、ドラマや映画、アニメにまで沢山使われているのだと思います。

そして、ここにも日教組が絡んでくるのですがー
日教組はこの曲を歌うことを禁じているとか・・・
むしろ、先生方にお世話になりました。と感謝の意を表す歌じゃないか?と思っていましたが、
今度は、学生運動が絡んでるのか・・・ 
そして恐らくその前提には、やっぱり戦争が絡んでくるんですよね・・・
これは私の個人的な考えだけど、
第2次世界大戦後の「教師を崇めるもの・・・」ウンウンは、
戦時中、子供達に軍国主義を教え、戦争に行くよう教育した先生達への恨みも入ってるんじゃないか?とー
戦争とは比べ物にならないけど、
以前、ヒョロナガが高校に入り、最初進学希望だったのに、
先生の言葉で、進学から就職に進路を変更した時、
そう促した先生にちょっと腹がたった。(2007年8月22日~25日の記事)(最後には進学したんだけどネ・・)
ましてやこれが、子供の命に関わるようなコトだったら、親としてはたまんないヨネ。
例えそれが、国から強制された物。あるいはそういう時代だと分かっていても、
親としてはやっぱり許せないし、他にあたるトコロがない・・ 
ま、これは私の勝手な想像だけどネ。

で、コレをふまえて、『仰げば尊し』を歌うことに反対の人の意見として、
こんなのが代表的かな? ⇒ 学校等において、「仰げば尊し」を強制される事について、どう思われますか?
いろんな意見が出されてるけど、私としては、そんなに気にするコトなの?って言うカンジです。
日本の礼儀の1つとして、
全くお世話になどなってない人に、「おかげさまで・・・」なんて言う国。
ひさ~しぶりに会った人に、「お世話になってます」と挨拶する国。
その国で、たとえ1年間でも共に学校で過ごした先生に、
「ありがとうございました」と感謝の言葉を言うのがナゼいけない?

実はこの曲には、私もちょっとした思い出があります。
小学校の卒業式を控えた時期に、卒業式で『仰げば尊し』を歌わないコトを知った私。
当時の私は音楽大好きだったし、素直だったから、率直に先生に聞きました。
私 「とっても良い歌だし、二重合唱すると凄くステキな曲なのに、なぜ卒業式で歌えないんですか?」
先 「・・・。 あれは先生に恩を受けたという歌だから・・・ウンヌン、ゴニョゴニョ・・・」
先生は最後の方は言葉を濁して、ハッキリ言わなかったー
いまから思うと、当時はまだ日教組も強かった時代だから、先生も立場上イロイロあったのよねえ~
素直に子供に聞かれて、さぞ答えに困ったでしょうね。
それに当時は、校内暴力真っ只中の時期だったしね・・・

いろいろ調べていて、ちょっと古い2003年の記事だけど、共感出来る文章があったので、
載せておきます。 ⇒ 『教師像』
ちょうど学校が週5日制になって、ゆとり教育が始まった頃の記事。
結果として、やっぱりゆとり教育は失敗に終わり、今年度からはゆとり教育を変更するんだっけ・・・
オイ、その間に教育を受けたウチの子供達はどうしてくれる!!!
と、正直かなり頭にきてます。
と、ちょっと話しが反れてしまった。
私としては、この曲を素直に受け入れられるかどうかは、
その人の学校生活がどうであったか?による物が大きい気がします・・・

ま、何はどうあれ、『仰げば尊し』はやっぱり良い曲だと思います!
歌詞だけですが、ではどうぞ↓

       ー 『仰げば尊し』 ー  

 1・ 仰げば 尊し 我が師の恩  (先生との出来事、楽しかったコト、叱られたコトなどを思い出す) 
   教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ) (学校内のアチコチの様子を思い出す)
   思えば いと疾(と)し この年月(としつき) (入学してからの出来事を思い出す)
   今こそ 別れめ いざさらば (ちょっと目がウルウルし始める)

2・ 互(たがい)に睦し 日ごろの恩 (友達との出来事を思い出す)
   別るる後(のち)にも やよ 忘るな (みんなと別れるんだなあ~ と実感しだす)
   身を立て 名をあげ やよ 励めよ (新しい環境を思うと少しの不安と切なさー)
   今こそ 別れめ いざさらば (この辺りから、涙ポロポロ・・・)

3・ 朝夕 馴(なれ)にし 学びの窓 (朝晩のHRや朝礼など教室の風景を思い出す)
   蛍の灯火 積む白雪 (ナゼか?理科室や、雪の積もった校庭を思い出す)
   忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月 (この辺から感極まってきて、気持ちは大盛り上がり!)
   今こそ 別れめ いざさらば  (涙でグシャグシャになった顔で、大きな声で歌いあげる!)

いかがでしょう?
私が卒業式でこの歌を歌ったら、”こんな気持ちだろう”というのも、追加してみました。


☆”蛍の灯火”がなぜ理科室なんだろう?と思いましたが、しばらく考えてて思い出しました!
 理科準備室はなんだかいつも薄暗くて、
 小さな窓から漏れてくる明かりが記憶に残ってたみたいです。

                           参考サイト・Wikipedia