ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

ショック・・・(2)

2007年05月23日 08時23分00秒 | 思う事・・・
今から約10年前、神戸での事件が起こりました。
その残忍さと猟奇的さに、世間の人々は背筋を凍らせましたー。
そして、犯人が中学生だったという事は、少年法を変えるほどの影響を与えました。

それから数ヵ月後の事です。
当時ヒョロナガは幼稚園に通園していました。
ある時私は、幼稚園の担任の先生から呼び出しを受けました。
ヒョロナガが何かやらかしたのか?と、不安に思いながら幼稚園の門をくぐった私。
でも、そこで先生が話された事は、まったく予想外な事だったんです・・・。

ー先生の話しー 
実は先日、幼稚園から遠足に行ったときの事なんですけど、
子供達と一緒にけっこうな距離を歩いたのですが、お天気も良く暑いくらいでした。
みんなかなり疲れていて、私もちょっと疲れたなあーと思っていたら、ヒョロナガ君が私の所に来て、
「先生、大丈夫?」と言ってきたんです。
私が「大丈夫よ。」と、答えた後も、ずっと心配そうな顔をして傍についていました。

私は???
「それが何か問題なのでしょうか?」

先生 「いい子過ぎるんです
    「大人の顔色ばかり伺っているみたいでー。
     そのうち、神戸の子みたいに何か事件を起こすのではないかと、心配なんです!」

ガーーーン!なんてレベルじゃありません!!!
私、ホントーに、心臓が止まりそうになりました・・・

先生 「お母さん、思い当たる事はないですか? 
    これからのヒョロナガ君をおうちでもしっかり見ていてあげてください。」

なんだか、同情するような目で見ながら私を園から送り出す先生を後に、
自宅に戻った私・・・。

確かに、事件を起こした子は、”いい子”と言われていた・・・。
でも、わずか6歳足らずでそんな事が分かるのか?
悪い事して注意されるならわかるけど、「いい子過ぎる。」と言われた私は、
いったいどうしたらいいの? どうしろと言うの?
私はこれからヒョロナガをどう育てていったらいいの?

今から思うと、当時のヒョロナガは、
友達とも遊ぶしケンカもするし、まだ小さい妹弟達とも仲良い時もあればケンカもし、
泣いたり笑ったりワガママ言ったり、普通の幼稚園児だったと思います。

でも、この時の私は、
もしかしたら私が普通と思っている事は、普通じゃないんじゃないか?
よその家はもっと違う子育てをしているのだろうか?
ウチはオシメの事があって私が忙しいから、ヒョロナガは不満があるのではないか?
それとも、私はけっこう躾に対して厳しい方だから、それがストレスになっているのではないか?
そういえば、この前コデブと喧嘩した時、引っかいて傷をつけちゃったけど、
あれは人を傷つける事に対して抵抗がないのではないか?
箸の持ち方が悪いと注意した時、プイッと怒って暫く隣の部屋から出てこなかったけど、
心を閉ざしてるのではないか?
もし、ヒョロナガが大きくなって人殺しになったら私はどうしたらいいの?

もう、考え出したらキリがなくて・・・
私は、もうどうしたらいいか分からなくなって、ひとり家の中で蒼白としていました・・・・・・。


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