蒲田耕二の発言

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「与党とその候補者を支持しない」

2016-06-12 | 社会
びっくりしたなあ、もう。成長の家って、時代錯誤の極右組織だとばかり思っていた。認識不足でしたよ。

同教団のホームページに掲載されている9日付けニュースリリース、朝日の型どおりの社説なんかよりずっとリベラルなアピールじゃないですか。少なくとも、公明党の支持母体なんかには見られない知性と理性が、この文章からうかがえる。

オレがとりわけ感心したのは次のくだりだ。
「私たちは……時間をかけて教団の運動のあり方や歴史認識を見直し、間違いは正すとともに、時代の変化や要請に応えながら運動の形態と方法を変えてきました」

成長の家の創始者はかつて、大日本帝国憲法の復活を主張していた。だが教団はその後、政治運動から手を引き、環境運動その他、地道な活動に方針転換したのだそうだ。教団始祖の方針を変えるなんて、なかなかできることじゃありませんよ。

そして、「民主政治の根幹をなす立憲主義を軽視し、福島第一原発事故の惨禍を省みずに原発再稼働を強行し、海外に向かっては緊張を高め」る安倍政権にレッドカードを突きつけたってわけ。

安倍政権の事実上の支持母体である日本会議を、「古い政治論を金科玉条とした狭隘なイデオロギー原理主義」と断定しているのも立派な見識だ。

これって、朝日の論説よりも「国民怒りの声」の党是よりも九条の会のアピールよりも、はるかに強い社会的影響力を持ちうる主張じゃないだろうか。

ひょっとすると、立場上公言できない天皇の胸の内を代弁しているのかも。

大手メディアは例によって舛添バッシングに精を出すばかりで、安倍にとって都合の悪いニュースはまるきり無視、もしくはお義理程度に報じただけだったけどね。

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