蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

就活

2011-12-02 | 社会
昨日12月1日から大学3年生の就活スタート。これでも例年より2か月遅いんだとさ。オレのころなんか、4年の夏休みぐらいまでは就職など気にせず遊びほうけて、もとい、勉学にいそしんでいたもんだ。企業が夏休み前にリクルートを始めると、“青田刈り”といって世間から叩かれた。それが、いまじゃ3学年で学生の方から就活だよ。気の毒に。

不況に放射能汚染に高失業率。4年生の就職内定率は約6割……これじゃ若い人たちが可哀想すぎる、と思ったら、なーんだ、募集は結構あるんだと。応募が大企業に集中するために内定率が低いんだそうだ。中小企業じゃ、逆に人材確保に四苦八苦だとか。これって世間知らずのゼイタク、ワガママじゃん。

しかも学生本人以上に、その親が有名企業、大企業志向だってんだから話にならない。昨夜のニュースウォッチ9で、フチなしメガネのオバハンが娘の女子大生の就職先選びで、せっかく大学まで行ったんですからオホホ、とか言ってた。

大学はおろか、高校さえ行けなかった施設の子供たちのことを、あんたらどう思ってんだ。彼らは中小企業にさえ、入れてもらえずにいるんだよ。

大体、プロ野球の12球団中すでに3球団までが、社歴わずか数年のIT企業の傘下に入った時代に何寝ぼけたこと言ってんだろうね。

プロ野球と言えば、中日の浅尾が今年のMVP。本当に良かった。中継ぎなんていう目立たない役回りで最高の栄誉を受賞したんだから、浅尾個人というよりプロ野球全体の快挙だ。79試合もコキ使われながら0.41という信じられない防御率だよ。人間ワザか。

ただこの子、ダーク・スーツにネクタイ締めてると、ホストクラブのホストも真っ青だね。野球選手もオレの時代から、まるで変わったわ。
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