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蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

権力中毒

2025-04-12 | 国際
一言、相互関税を課すと言えば株式指数が何千ドルも一気に下がり、一時保留すると言えば何千ドルも上がる。自分の発する一言一言で世界が右往左往する。トランプはいま、世界最強の権力を握った快楽に酔い痴れていることだろう。

こういう快楽はサディズムと同じく中毒性だから、この世界中でもっとも下品で愚かでデタラメで無責任な権力者は、今後も非常識な場当たり政策を次々、発表するのではないか。ただひたすら、みずからの快楽のために。

株価の乱高下は、その陰で全財産を失う者も生めば、一夜で巨万の富をつかむ者も生む。トランプに近い連中は当然、後者だろう。トランプが大統領の座にあれほど執念を燃やし、ヴァンス以下の取り巻きたちがゴマを擦りまくる動機の一つかもしれない。大半の男にとって、カネと権力以上に欲望を刺激するものはない。

さすがに民主党議員が株価操作の疑いで捜査を要求し、民間では反トランプ・デモが起きたりもしているが、国全体を揺り動かすほどの大きなうねりにはなっていない。中間選挙で共和党が大敗でもしない限り、4年後には本当に史上最強・最悪の独裁者が出現するかもしれない。

大谷以下ドジャースの面々がホワイトハウスを表敬訪問したことが、トランプによる政治利用だと一部で批判されている。リベラル色の強いカリフォルニアでトランプが支持拡大に大谷の人気を利用しようとしたのは間違いないだろう。しかし、それに対する大谷の答えが秀逸だ。「僕は日本から来てここでプレーさせてもらっているので、1日1日この国に感謝してますし、その国のトップの方に会えた事は光栄だと思っています」

なんと聡明な躱し方か。一流のアスリートは一流の体力だけではなく一流の知力を備えている。そのことが、改めて証明されたよな。

反トランプ・デモ

2025-04-08 | 国際
トランプの返り咲きを許すなんてアメリカ人はバカかと思っていたが、やっぱり見どころのある人々も多いんだね。リンク先の記事を読んで、改めて彼らに好感を抱いた。ロシア人や中国人じゃ、こうは行かないんじゃないか。

第1次政権の時にも、ニューヨークのグッゲンハイム美術館(だったかな)のキュレーターがゴッホの絵を貸せとのトランプの要求に、ゴッホはダメだが代わりに「アメリカ」と題する黄金の便器(マウリツィオ・カテランなる美術家の作品)なら貸せると返事したり、犬の散歩中にドロッピングの始末をする紙袋(雑貨店で売っている)にトランプの似顔絵を載せたり、アメリカ人の風刺は常にジョークが効いているところがいい。

今度のデモのプラカードでは、いちばん下にある自由の女神像がオレは気に入った。女神がイヤリングを外そうとしていて、「(トランプと戦うから)持ってて」という意味の言葉が添えてある。こういう風刺を思いつけるセンス、これが生きてるあいだはアメリカも大丈夫なんじゃないか。

しかしそのトランプ、早くも第3期を狙っているらしいね。執念とカネで世界最強の権力を取り戻した権力亡者が、1期だけでやすやすと獲物を手放すわけがないと思っていたら、案の定だ。

事実上、政権交代のないプーチンや習近平がうらやましくてならないのだろう。自身も終身大統領になるべく、あらゆる悪知恵を働かすだろうね。そのとき、自由の国アメリカは本当に終わる。ヒトラーより悪質な独裁者の出現である。