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苫小牧市にある株式会社小金澤組のブログ。

試験、試験、試験

2020-08-21 16:58:38 | シュルク沢川災害関連緊急砂防工事(繰越)

予定通り2工区へ配属され作業を開始しました。

所長は先輩。

いままで『現場で一番偉いのは俺』を

さんざん言ってきましたが、2工区工事ではただの係員。

昨年入社した若手にも『立場は同等』と

言われたので日々現場で頑張っております。

 

さて、今日はいろいろと試験が重なり忙しい日でした。

朝一から砂防ソイルセメントの試験施工。

午後一でボックスカルバートの基礎地盤試験。

15:00からは堰堤部の基礎地盤試験と

3つの試験が重なりました。

こんなことはあまりないのですが、

やってしまわないと工程にも影響するので

若干無理やりスケジュールを押し込みました。

 

まずは試験施工。

プラントで土、砂利、セメントを混ぜてねりねり。

練り上がった砂防ソイルセメントを運んで敷均し。

敷均した後転圧。

完了。

数字は転圧回数を表しています。

で、現場密度試験。

この試験でしっかり締固められているかが分かります。

規定もあるので外れると配合や施工方法の再検討も含め最初からやり直し。

ちなみに、セメントが混ざっているので当然「カチンコチン」。

穴を掘って試験するのですが、めっちゃ大変

とりあえずエールだけは送らせてもらいました。

全数の試験実施状況。

一度にこの数を試験することが珍しいので、

写真撮ってブログに載せろと試験屋さんに脅されました

(冗談です。実際今まで一度にこれほどの試験の

 瓶が並ぶのは初めて見ます。)

 

次は、カルバートの基礎地盤試験。

こちらは平板載荷試験と言って、

簡単に言うと油圧ジャッキで出来上がったときに

かかる荷重をかけて、地盤の支持力があるか

どうかを確認する試験。

設計通りに掘り下げたところ予定通り岩盤が

出てきて、そこで平板載荷試験を実施。

当然、岩盤なので試験結果も問題なし。

明日から次の工程へ。

 

 

最後は堰堤の基礎地盤試験。

こちらは先ほどと同じく岩盤ですが、

試験は弾性波試験。

(写真は先発工事の写真)

ハンマーで岩盤を叩いて受信機まで到達する

速度を調べる試験。

速度が早ければ早いほど、岩盤が硬いことを表します。

こちらも予定の硬さの岩盤であることが確認され問題なし。

 

本日実施した3つの試験は、自分たちではできないので、

試験を専門としている業者さんに協力を依頼。

(3つの試験すべて一つの業者さんで実施)

いつもお世話になっている試験屋さんで、

試験だけではなく、相談に乗ってもらったり、

提案をお願いしたりとその知識を拝借して

現場を進めていたりします。

 

現場は、ほかの物づくりと比べ規模は大きいですが、

ものを作って納品するのはほかの物づくりと一緒。

その品質や出来栄えをしっかりとした根拠で

発注者やユーザーに証明しなくてはなりません。

そこで、品質を証明するためのいろいろな試験を

この業者さんに依頼。いつも助けてもらってます。

 

なんだか今回は試験屋さんのコマーシャルみたい。

今後も現場が終わるまで試験はまだまだ盛沢山なので、

困ったふりしてわがまま聞いてもらうことにします。

 

土木部 1330

 

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