Civ5 BNWマルチプレイ(9) ~ ルビコン川を渡れ! ~

2014-01-08 20:50:00 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ(8) ~ アメリカ・エチオピア戦争 ~
全記事一覧 → Civレポート総目次



アメリカとエチオピアの和平と同時にアメリカからチャットが来る。

アメリカ 「アジア3国から支援してもらったので、和平内容に意見を取り入れようと思います。何かあれば言ってください。」
シャム 「じゃあ、こちらの要求は賠償金かな。エチオピアから600Gぐらい搾り取ってこちらに200Gずつ分配してくれればありがたい。」

こういう話がくることは想定してなかったが、アメリカの俺たちへの思いやりかな。
それとも独走状態に入ったことから自国への包囲網を形成されないように仲良くしときたいという目的か。
何も考えてなかったけど、とっさにお金をもらえるように言っておく。
アメリカに150Gずつ供出してるしね!

アメリカ 「400Gほどもらえたけど、これは自分のモノにしても良いかな?ちょっと軍多すぎて支出に困ってる。」

と思ったらこんなチャットが。
アメリカも色々大変なんだろうけど、しかしここは折れる理由がない。
アメリカとは離反することを前回記事 でローマと決定してるのでね。
だから取れるものは取っていく方向で強引に話を進める。

シャム 「軍を多少減らせば良いのでは?うちも余裕なくて。戦時の借款金は返還してもらないと困ります。」

アジア3国で150Gずつ供出した件を、さり気なく"借款金"と言い換えてみる。
エチオピアと戦ってくれたからって、あれはタダで出したわけじゃないよ?
戦時だから貸しただけだよ、だから戦争が終わったなら利子つけて返さないとね。
ってことである。
済んだことに対して後から言いたい放題やってるが、Civの外交とはこういうものであるw
使えるネタは使っていかないとね。


アメリカ 「それでは山分けにして1人100Gで。」
シャムあ、そういえば、次の世界議会、エチオピアがアメリカとの通商禁止を提案していましたよ。」
シャム 「軍事費で経済きついのに成立したら破滅ですね。もう少し努力していただければ阻止方向に動いても良いです。」
アメリカ 「・・・そしたら1人200Gで!こっちもきついですが。」




言い値でもらえることに成功。
エチオピアから400Gぶんどっても尚軍事費に圧迫されてるアメリカに600Gを支払わせる。
後進国なのに世界トップ国に対してわがままを通す。
これは我々の外交的勝利じゃないかい、ワトソンくん。
しかしこれだけしらじらしい「あ、そういえば」はなかなか無いな!

通商禁止を阻止する?そんなわけない。
口約束なんてどうにでもなるだろう。
次の世界議会までにアメリカとの間になんらかのてきとーな因縁を作って、
揉め事からの関係悪化を演じれば、こんな口約束は自然に反故にできるはずさ!

アメリカからアジア3国に200Gずつ分配されたことで、このお金を使って相互に研究協定を結ぶ。
トップのアメリカは既に現代入りしてるし、俺たちも技術後進国から脱却しなければならないのだ。


お次はイギリスと会談、マルチプレイの外交は忙しい。
どうやらアメリカ・エチオピア戦争でエチオピア側で参戦しなかった件で、
エチオピアから睨まれているらしく、攻め込まれるかもという懸念を抱いているようだ。
まあ同盟を反故にしたようなものなので不安を抱くのも仕方ないが、エチオピアも消耗している上に、
もしエチオピアがイギリスを併合する動きを見せればアメリカが動くだろう。
エチオピアの国力回復・増強を黙ってみているわけはないし。
なので必然的にイギリスの安全はアメリカに保障されてるだろうことを話すと、
「安心だと思っておきます。昨日までの仮想敵国の傘に入るというのはなかなか愉快な経験になりそうです。」
とのこと。

今後もイギリスとは、アメリカとエチオピア両国を争わせてその間に
我々がツートップに追いつくという方向で協力していくこととした。

今回の戦争でイギリスと中国が静観したことでエチオピア連合は実質解体されたものと思うが、
しかしエチオピアが敗北したことでアメリカの独走は決定的となっているので、
また西欧諸国の間で対米連合的なものが形成されるのは必然だろう。


お次はエチオピアと会談し、対米姿勢で協力していくことに合意。
そして格安ではあるがターンごとに8Gで石炭輸出を開始する。
まあエチオピアにはまた国力を回復してアメリカに対抗していただかないとね。
この石炭で産業革命でも起こしてまたアメリカとドロドロの泥仕合を演じてくださいな。




アメリカの国土を見に行くと、さすが軍事力1位。
ものすごい数のユニットがいて、その上に質も先進的。
特にイギリスやエチオピアとの国境地帯は足の踏み場もないほどだった。

まあ独走状態に入るということは孤立することと同義なので、
これぐらいの兵力がないとやってられないのだろう。
軍事費の圧迫も納得である。
ただしそれも・・・


とうとう、世界議会で「アメリカの通商禁止」「カニ資源の禁止」が両方とも可決された。
よし、いいぞ、またもや最高の結果となった。
各国に働きかけて票数を操作した甲斐あったってもんだ。

通商禁止でアメリカの交易収入は激減するので、軍事力の維持は難しくなっていくだろう。
元々経済力も1位の国なのでそれでも高水準を保つだろうが、影響は甚大なはずである。

そしてアメリカは経済封鎖を食らうと同時に、モンロー主義を宣言した。
他国の外交に対して口出ししない、関わらない、孤立中立的外交政策である。
まあ現実のアメリカがモンロー主義を唱えてたのは、
戦火が激しいヨーロッパから離れてた地政学的優位からなので、
他国と地続きのこの場合はあまり効力があるとは思えないが、
いずれにせよ元々独走による孤立状態なので実態に変化はないだろう。




しかし、ここでシャムにも問題が訪れる。
ローマ・アラビアとのアジア共同チャンネルでの会話が目に見えて減り、
そして両国ともに軍拡の兆候が見えた。

ローマとの国境地帯は偵察に行くと上の画像のような感じだし、
アラビアに潜入させてるスパイからの情報でも、首都メッカで
急激に軍事ユニットの生産が開始されていることが判明している。
不穏な動きだな・・・。


そして長らく世界議会の主催国は我がシャムだったが、
ここで再度主催国の投票が始まり、
アラビア・ローマ・中国の投票によりローマが主催国となった。
当然、うちにはなんの相談も説明もない。
くそ、明らかに3国でシャムと敵対、包囲する構えだ。


既に手遅れな気がするが、エチオピアにチャットを打つ。

シャム 「ローマの軍拡がやばい。」
エチオピア 「あっちはシャムの軍拡がやばいって言ったきたんだけどwww」
エチオピア 「なにこの冷戦構造・・・。」

先回りされてた。
根回し早いな、ローマのやつ。
ありもしないシャムの急軍拡を理由に3国で包囲し、攻め込み、
列強国に対しては大義名分があることで不干渉を要請する感じかな。

実際に国境を見てもらってローマのプロパガンダであることは理解してくれたが、
エチオピアもあまり積極的にシャムを援護したくないらしく、
どうにも煮え切らない態度をとられる。


そして・・・




ローマの戦闘艦が首都スコータイ沿岸に出現する。
きやがったか。
レポート6話 から続いた、たのしいたのしいアジア連合の時間は終わりってことだな。

今回は海から攻めてきた。
でっかいルビコン川だなあカエサルよ。
賽は投げられたか。

俺は生産力も経済力もなくて陸軍の整備だけでアップアップなので海は無防備だ。
この戦争、やばいかもしれない。
しかし一体こいつらと何度戦争するんだろう・・・。


前のレポートへCivレポート総目次へ次のレポートへ


最新の画像もっと見る

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tarou)
2014-01-08 21:15:09
楽しみに待っていました。
アメリカには外交で勝利できましたけど、
3国から攻められそうでやばいですね。
次回も楽しみにしています。
返信する
Unknown (hunamusi)
2014-01-08 21:20:54
回を追うごとにドラマ性が!
やっぱCIVはマルチプレイしてこそ・・・ですかね
早くマルチできるくらい強くなりてえ

ちなみにこの試合って、何時間くらいかけてやったんですかね
返信する
Unknown (Unknown)
2014-01-08 21:31:05
yukkyさんやり過ぎw
孤立無援だね!どうなるか楽しみ
返信する
Unknown (toppo)
2014-01-08 23:24:24
真ん中の土地じゃあ、両側の国が食い合おうぜ!って攻めてくるのは必然だよなあ
返信する
Unknown (omosiros)
2014-01-09 02:04:37
エチアメ戦争の対立によりアジア大陸に介入する余力がなくなったことはローマにとっては好機でした!
列強三国へは領土の拡大を目当てにした戦争ではないことを伝え傍観体制を確約
アジア同盟の最中、列強三国の直接的支援を断られたので方向転換
西欧唯一の発展途上国である中国を黙々と口説いていましたw
シャム戦後、空いた海軍で西欧沿岸を切り崩し中国へ譲渡することを条件に豊富な鉄10程を横流ししてもらい着々と軍拡!
アラビアと裏で通じ一旦担ぎ上げた議長
その再投票が新たな紛争への狼煙だったのだー!

PCがなかなか修理から戻らないのが残念
スペック的に難あるかもだけどノートに導入してみようかなぁ
返信する
Unknown (Unknown)
2014-01-09 05:07:52
外交がえげつねーレポだなw
面白いけど
返信する
Unknown (Unknown)
2014-01-09 10:33:19
はじめまして 更新楽しみにしてます
返信する
Unknown (moja)
2014-01-09 10:48:23
悪は滅びる
返信する
Unknown (momonga)
2014-01-09 14:07:03
長期プレイと短期プレイの違いは外交な感じです。
短期は一人一人の腕が鍵ですが、
長期はトップを皆で引きずり落としつつ、見かけだけ国力平等にしつつ、歴史が進むと思いましたw

このシド星が狭いせい(意図的ですよね?)か、隣国を攻め落とすと、すぐに警戒されます。
これが中国が中々落とされなかった原因です。

その分、暇で萎え落ちの原因になりますw
自分の失敗ですが、アメリカとの戦争の傷を回復する為にずっと内政。凄まじい外交合戦を蚊帳の外で見てました。緩衝国は辛いw

別大陸という立地のお陰とローマの我慢強い説得(懐柔)により、同盟となった中国は自分の大陸(レポだと西洋)になるべく混乱を起こそうとしてましたw

情勢
エチオピア:都市国家バリアで、ぬくぬく引き籠り
アメリカ:ジャングルと丘の良立地
イギリス:油断なく2大国を注視
中国:死に体

如何せん2大国が強いのと、自国の軍が前時代のものなので、イギリスには「もう少し頼もしくなってから来て(意訳)」と言われ、
自国はこの大陸の情勢をローマに伝える日々を送っていましたねw
3カ国にスパイを送って、異変が起きたらスグ知らせてましたw 
些細な相談にも乗ってくれて、勝つためだろうけど頭が下がりますw

長期マルチは
yukkyさんみたいな名レポな歴史を書く人やomosiros
さんみたいに我慢強い策士がいないと面白くありません。自分は萎え落ち寸前でした~。ありがとうです!

というか、今回のマルチ各国個性的だったわw

返信する
Unknown (some)
2014-01-10 08:01:36
面白い^^続きが楽しみです。
返信する

コメントを投稿