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先日、陸自の新兵器機動戦闘車がとうとうお披露目されましたね。
いやー、何年も前から見守ってきただけに感慨深い。
2016年に部隊配備予定らしく、その通りに進行すれば正式名称は16式機動戦闘車となる。





機動戦闘車については3年前にも記事にしたけど、  10式戦車と機動戦闘車、戦車400輌までの削減について
改めてこれがどういう兵器かを説明したい。

105mmという旧式の74式戦車と同口径の砲を搭載することから、
装輪戦車とも言われるが、実はその任務は戦車とは全く異なる。
主任務としては、優れた機動性で迅速に展開し歩兵部隊に対して火力支援する兵器である。


もしも敵軍が日本に上陸した場合、橋頭堡を築かせてはならず、
これを速やかに撃破して海に追い落としてやらねばならない。
つまり水際での戦闘では反撃のスピードが鍵になるが、
戦車というのは数が限られている上に輸送には手間がかかり、
一番近くの駐屯地から向かってくるにしても多少の猶予を敵に与えるかもしれない。

しかしこの機動戦闘車なら、装輪で時速100kmで現場に駆けつけることができるので、
普通科部隊の歩兵たちと共に初手の阻止戦闘を行うことができるだろう。
また機動戦闘車は空輸能力もあるので、脅威度が高まった時には島嶼区への防衛にも迅速に向けることができる。

そしていざ戦闘となった時、機動戦闘車の火力は文字通り戦車並ということができ、
歩兵だけでは苦労する敵の装甲車や上陸用軽戦車などを易々と撃破する能力を持ち、
105mm砲は対歩兵戦であっても大きな威力を発揮するだろう。

これにより、敵軍上陸部隊は初動から機動戦闘車に対抗出来るだけの重装備を持ってこざるを得ず、
それは上陸作戦そのものに大きなリスクを伴わせることになる。


もちろん、装甲から言っても機動戦闘車は主力戦車の代わりになるものではなく、
戦車のように歩兵の強力な盾ともなれず、敵主力戦車と正面から対峙しても分が悪い。
しかしいわば機動戦闘車は味方の戦車が来るまでの"つなぎ"みたいな役割を担うということ。
初動での火力を提供するものである。

一部で戦車と比べて弱いという批判もあるが、そりゃどこにでも10式戦車がいればそれに越したことはない。
ただ現実はそういうわけにもいかないので、この機動性と火力重視の兵器が生まれたのだ。
歩兵と機動戦闘車がいち早く現場に駆けつけ、敵軍が態勢を安定させぬよう牽制している間に、
本格反撃の為の10式戦車や砲兵隊が到着すれば良い、ということだ。


また副次的だがこの種の兵器は海外派遣にも便利そうに思える。
昨今は自衛隊も海外での仕事が増えているが、そういった場所に戦車を送ると大げさだが、
装輪装甲車ならあまり物々しくならず、しかし現場の防護力を高めることができる。

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コメント ( 7 )  軍事ネタ / 2013-10-18 22:15:21